長門市駅

山口県長門市にある西日本旅客鉄道の駅

長門市駅(ながとしえき)は、山口県長門市東深川駅前にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。事務管コードは▲800701[3]

長門市駅*
駅舎(2021年11月)
ながとし
Nagatoshi
地図
所在地 山口県長門市東深川駅前903-5
北緯34度22分30.9秒 東経131度11分6.1秒 / 北緯34.375250度 東経131.185028度 / 34.375250; 131.185028 (長門市駅*)座標: 北緯34度22分30.9秒 東経131度11分6.1秒 / 北緯34.375250度 東経131.185028度 / 34.375250; 131.185028 (長門市駅*)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ナト
シヨ(正明市駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
333人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1924年大正13年)3月23日[1]
乗入路線 3 路線
所属路線 山陰本線
キロ程 599.6 km(京都起点)
長門三隅 (5.1 km)
(5.3 km) 黄波戸
所属路線 山陰本線(仙崎支線)**
キロ程 0.0 km(長門市起点)
(2.2 km) 仙崎
所属路線 美祢線**
キロ程 46.0 km(厚狭起点)
板持 (2.7 km)
備考 直営駅[2]
みどりの券売機プラス設置駅
* 1962年に正明市駅から改称。
** 一体運用されており相互直通運転実施
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概要

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長門市の代表駅である。

山陰本線を所属線としており[4]美祢線を加えた2線区が乗り入れる。また、山陰本線については仙崎駅方面への支線(通称:仙崎線)が分岐している。当駅が終点となる美祢線は山陰本線仙崎支線と直通運転を行い実質的に一体運用となっており、加えて山陰本線は大半の列車が当駅で運行系統が分割されるなど、都合4方向の路線が当駅を発着することもあって、北浦地区の山陰線では幡生駅に次いで大きな規模を持つ駅となっている。そのうえ、以下に示すようにバスの3社線乗り入れで市内外へ向け運行するため、駅の北南口も比較的大きい面積を持つ。

直営駅であり[2]みどりの券売機プラスが設置されている[5]。駅構内にはJR西日本広島支社長門鉄道部が設置[6]され、山陰本線(益田駅 - 小串駅間および仙崎支線、益田駅・小串駅構内除く)・美祢線(厚狭駅構内除く全線)を管轄している。

歴史

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駅構造

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改札口(2009年7月)

単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。単式の1番のりばから、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。

構内西側にはかつて長門機関区があり、蒸気機関車の運行終了により機関区が廃止された後も長年にわたりターンテーブルが残されていたが、東武鉄道が「SL大樹」を運行するのに伴ってJR西日本から東武鉄道へ譲渡され[20]、2016年6月に撤去・陸送、下今市駅へと移設された[21]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 山陰本線 下り 小串下関方面[22]
上り 東萩益田方面[22]
2 美祢線 美祢厚狭方面[22]
山陰本線 仙崎線 仙崎方面[22]
下り 小串・下関方面[22]
3 山陰本線 上り 東萩・益田方面[22]
下り 小串・下関方面[22]
仙崎線 仙崎方面[22]
美祢線 美祢・厚狭方面[22]
付記事項
  • 運転系統の境界点のため、発着番線は列車によって変動する。1番のりばは益田方面と下関方面のみ発車が可能(元々1番のりばは配線上美祢線方面からの入線ができない)。2番のりばは下関方面と仙崎方面、美祢線方面の3方向に発車が可能。3番のりばは全方向への発車に対応する。そのため、益田方面と下関方面は主に1・3番のりば、美祢線方面と仙崎方面は主に2・3番のりばで客扱いを行う。しかしあくまで目安であるため、駅掲示の時刻表や駅構内での案内放送による変更がある。
  • 仙崎支線専用となっていた0番のりばには2010年3月12日まで朝の1本のみ発着があった(このほか、仙崎祭り時に臨時列車が運行される場合にも使用されていた)が、翌13日以降は発着列車が一切なくなり、場内・出発信号機の使用も停止されている[23]。2020年には0番線のレールをまたぐように20基の鳥居が建てられた[24]
  • 夜間滞泊設定駅である。

利用状況

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1日の平均乗車人員は以下の通りである[25]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 1,200
2000 1,152
2001 1,060
2002 1,028
2003 916
2004 867
2005 778
2006 753
2007 707
2008 700
2009 685
2010 635
2011 631
2012 557
2013 566
2014 486
2015 456
2016 432
2017 403
2018 378
2019 373
2020 348
2021 338
2022 333

駅周辺

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駅前(2009年7月)

駅舎(改札口)と駅前広場は北側に位置しているが、駅の南北は自由通路(跨線橋)でつながっており、駅南側にも簡易な駅前広場がある。メインストリートの国道191号は駅南を通過し、区画整理も進んでいる。

駅前側(北側)
駅南側

バス路線

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いずれも駅前(北側)から発着。なお、防長交通の一部路線と2018年4月1日よりブルーライン交通は駅南口を経由する。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陰本線
長門三隅駅 - 長門市駅 - 黄波戸駅
美祢線・山陰本線(仙崎支線)
板持駅(美祢線) - 長門市駅 - 仙崎駅(山陰本線)
※「○○のはなし」は美祢線に入らず、山陰本線下関方面へ向かう。

脚注

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  1. ^ a b c d e f 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、20頁
  2. ^ a b JR西日本広島支社(6月1日) - 中国新聞
  3. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  4. ^ a b c d 石野 1998, p. 316.
  5. ^ 長門市駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2022年1月17日閲覧。
  6. ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
  7. ^ 石野 1998, p. 319.
  8. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、99頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  9. ^ 日本国有鉄道中国支社 編『中国支社30年史』日本国有鉄道中国支社、1966年10月31日、359頁。doi:10.11501/8798368全国書誌番号:66010199 
  10. ^ a b c d 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、21頁
  11. ^ 「あす「みどりの窓口」が店開き 山口、光、長門市各駅に」『交通新聞』交通協力会、1974年3月31日、3面。
  12. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  13. ^ JR山陰本線 鉄橋の橋脚傾き一部区間で運休”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会. 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
  14. ^ JR美祢線 美祢市の厚狭川で橋と線路が崩落 盛り土も流出”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
  15. ^ 美祢線、大雨で80カ所被災 全線不通 JR西、復旧時期は明言せず”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社. 2024年2月23日閲覧。
  16. ^ 長期運転見合わせについて”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2024年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
  17. ^ 山陰線 長門市駅~小串駅間運転取りやめに伴う代行バスの時刻等のお知らせについて”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2023年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
  18. ^ 美祢線 代行バスの時刻等のお知らせ”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2023年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
  19. ^ 長門市ホームページはこちら”. 長門市ホームページ. 2024年6月28日閲覧。
  20. ^ 蒸気機関車(SL)復活運転の車両・施設計画概要について(東武鉄道 2016年4月21日)
  21. ^ “東武鉄道、栃木・日光で転車台設置 SL復活へ着々 “遺産”継承し8月運行へ”. 産経新聞. (2017年2月4日). https://www.sankei.com/article/20170204-GXWA6MU72RJCLOCLSOOHEOV46I/ 2017年3月25日閲覧。 
  22. ^ a b c d e f g h i 長門市駅|時刻表:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月16日閲覧。
  23. ^ 鉄道ジャーナル」2011年1月号 メモワール紀行(19)「鉄道の町」の記憶
  24. ^ 線路上に20基の鳥居がずらり! 山口・長門市駅に現れた真っ赤な鳥居のトンネルが話題に、JR西日本に詳細を聞いた”. ねとらぼ (2020年4月4日). 2022年3月8日閲覧。
  25. ^ 山口県統計年鑑 - 山口県

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日。 
  • 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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