長田駅 (大阪府)
大阪府東大阪市の駅
長田駅(ながたえき)は、大阪府東大阪市長田中二丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。両社共通の駅番号はC23。
長田駅 | |
---|---|
1号出入口(2023年1月) | |
ながた Nagata | |
所在地 | 大阪府東大阪市長田中二丁目21-2 |
駅番号 | C23 |
所属事業者 | |
キロ程 | 17.9 km(コスモスクエア起点) |
電報略号 | ナタ(近鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(Osaka Metro) 8,826人/日(降車客含まず) (近鉄)2,861人/日(降車客含まず) -(Osaka Metro) 2020年- -(近鉄)2018年- |
乗降人員 -統計年度- |
(Osaka Metro) 17,558人/日 (近鉄)5,049人/日 -(Osaka Metro) 2020年- -(近鉄)2018年- |
開業年月日 | 1985年(昭和60年)4月5日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●Osaka Metro中央線* |
キロ程 | 17.9 km(コスモスクエア起点) |
◄C22 高井田 (1.8 km) | |
所属路線 | C 近鉄けいはんな線* |
キロ程 | 0.0 km(長田起点) |
(1.2 km) 荒本 C24► | |
備考 | 共同使用駅(Osaka Metroの管轄駅) |
* 両線で相互直通運転実施 |
概要
編集Osaka Metroの中央線と、近鉄のけいはんな線の2路線が乗り入れており、中央線は当駅が終点、けいはんな線は当駅が起点である。両路線は当駅を介して相互直通運転を実施している。中央線の早朝・深夜時間帯を除く列車がけいはんな線に、けいはんな線の全列車が中央線にそれぞれ直通運転しており、両線の統一愛称である「ゆめはんな」の中間駅としての性格が強い。
Osaka Metroと近鉄の共同使用駅であり、Osaka Metroの管轄駅である。
歴史
編集- 1985年(昭和60年)4月5日:大阪市営地下鉄中央線深江橋 - 当駅間の開通と同時に開業[1]。
- 1986年(昭和61年)10月1日:近鉄東大阪線(現:けいはんな線)が開業し、直通運転を開始する。
- 2004年(平成16年)7月1日:中央線に駅番号を導入する。
- 2006年(平成18年)3月27日:近鉄東大阪線がけいはんな線へ移行することに伴い、けいはんな線にも駅番号を導入する。なお、当駅の駅番号(C23)は近鉄と共通のものとなる。
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の管轄駅となる。
- 2024年(令和6年)9月13日:可動式ホーム柵の運用を開始する[2]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を持つ地下駅で、改札口は1ヵ所のみ。生駒寄りに逆Y字形の引き上げ線があり、夜間当駅止まりの車両が留め置きで使われる。また、コスモスクエア寄りにも片渡り線があり、コスモスクエア行き始発列車が使用する。
けいはんな線に入る列車は当駅からワンマン運転になるため、2023年まで1番線のみ他のけいはんな線の駅と同じホームセンサーが設置されていたが、可動式ホーム柵の設置に伴い撤去された。なお、可動式ホーム柵は2024年9月13日より運用を開始している[2]。
自動券売機はOsaka Metroと近鉄の2種類のものが設置されている。近鉄線についてもほぼ全線の乗車券を購入可能である。
当駅は阿波座管区駅に所属し、駅長が配置されている。また、当駅および高井田駅を管轄している。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | C 近鉄けいはんな線 | 生駒・学研奈良登美ヶ丘方面[3] |
2 | 中央線 | 本町・大阪港・コスモスクエア方面[3] |
- 当駅発のコスモスクエア行き始発列車は1番線から発車する。
-
券売機(Osaka Metro)
-
券売機(近鉄)
-
プラットホーム(2015年2月)
利用状況
編集- 大阪市高速電気軌道 - 2020年11月10日の1日の乗降人員は17,558人(乗車人員:8,826人、降車人員:8,732人)である[統計 1]。
- 近鉄線との2020年11月10日の1日直通人員は64,527人である[統計 1]。
- 近畿日本鉄道 - 2018年11月13日の1日の乗降人員は5,049人(乗車人員:2,861人、降車人員:2,188人)である。
近年の1日乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | Osaka Metro[注 1] | 近鉄線 中央線 直通人員 |
近畿日本鉄道 | 出典 | |||||
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特定日 | 特定日 | 1日平均 乗車人員[統計 2] | |||||||
調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | 調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||||
1985年 | 11月12日 | 10,560 | 5,346 | 未開業 | [統計 3] | ||||
1987年 | 11月10日 | 14,094 | 7,000 | 32,193 | - | 2,370 | [統計 4] | ||
1990年 | 11月 | 6日16,525 | 8,355 | 46,548 | 11月 | 6日4,504 | 2,899 | 3,493 | [統計 5] |
1995年 | [注 2]2月15日 | 18,757 | 9,638 | 79,802 | - | 4,813 | [統計 6] | ||
1996年 | [注 3]7,801 | - | 5,030 | ||||||
1997年 | [注 3]8,186 | - | 5,178 | ||||||
1998年 | 11月10日 | 19,975 | 9,500 | 57,034 | 11月10日 | 4,248 | 2,051 | 5,245 | [統計 7] |
1999年 | [注 3]7,409 | - | 5,238 | ||||||
2000年 | [注 3]7,741 | 11月 | 7日4,126 | 1,992 | 5,191 | [統計 8] | |||
2001年 | [注 3]8,245 | - | 4,849 | ||||||
2002年 | [注 3]8,245 | - | 4,699 | ||||||
2003年 | [注 3]8,351 | 11月11日 | 4,107 | 2,088 | 4,680 | [統計 9] | |||
2004年 | [注 3]8,708 | - | 4,602 | ||||||
2005年 | [注 3]9,351 | 11月 | 8日4,068 | 2,043 | 4,652 | [統計 10] | |||
2006年 | [注 3]9,339 | - | 5,075 | ||||||
2007年 | 11月13日 | 19,420 | 9,871 | 58,551 | - | 6,774 | [統計 11] | ||
2008年 | 11月11日 | 19,067 | 9,691 | 60,510 | 11月18日 | 4,620 | 2,561 | 7,927 | [統計 12] |
2009年 | 11月10日 | 18,582 | 9,472 | 57,842 | - | 8,945 | [統計 13] | ||
2010年 | 11月 | 9日18,444 | 9,353 | 57,331 | 11月 | 9日4,331 | 2,260 | 10,166 | [統計 14] |
2011年 | 11月 | 8日17,774 | 9,003 | 57,476 | - | 10,944 | [統計 15] | ||
2012年 | 11月13日 | 18,585 | 9,365 | 57,731 | 11月13日 | 4,102 | 2,120 | 11,726 | [統計 16] |
2013年 | 11月19日 | 19,330 | 9,804 | 58,843 | - | 12,830 | [統計 17] | ||
2014年 | 11月11日 | 19,244 | 9,727 | 60,085 | - | 13,398 | [統計 18] | ||
2015年 | 11月17日 | 19,590 | 9,881 | 60,748 | 11月10日 | 3,856 | 1,891 | 14,021 | [統計 19] |
2016年 | 11月 | 8日19,297 | 9,670 | 61,538 | - | 14,546 | [統計 20] | ||
2017年 | 11月14日 | 19,425 | 9,782 | 61,620 | - | 15,127 | [統計 21] | ||
2018年 | 11月13日 | 19,527 | 9,779 | 68,944 | 11月13日 | 5,049 | 2,861 | 15,467[統計 22] | [統計 23] |
2019年 | 11月12日 | 19,507 | 9,819 | 71,363 | - | [統計 24] | |||
2020年 | 11月10日 | 17,558 | 8,826 | 64,527 | - |
駅周辺
編集商業施設
編集フレスポ長田
編集長田駅前にある大和リースによる「フレスポ」ブランドのショッピングセンター。主要テナントは以下の通り。
- ノースエリア
- ゴルフ5東大阪長田店(ゴルフショップ)
- スポーツDEPO東大阪長田店(スポーツショップ)
- サウスエリア
- ライフ東大阪長田店(食品スーパー)
- スギ薬局東大阪長田店(ドラッグストア)
- ファッションセンターしまむらフレスポ長田店(カジュアルファッション・生活雑貨)
その他の商業施設
編集その他
編集- リッチモンドホテル東大阪
- ホテルウィングインターナショナルセレクト東大阪
- 大阪紙文具流通センター
- 医療法人清和会 ながはら病院
- 東大阪ジャンクション - 近畿自動車道
- 阪神高速13号東大阪線
- 国道308号(築港枚岡線)
バス路線
編集- 東大阪長田駅停留所
- フレスポ長田店前停留所[4]
- 1番のりば(長田駅2号出入口、フレスポ長田前、近鉄バス「長田駅前停留所」鴻池新田駅行のりばと併設)
- 東大阪西地区循環バス北回り 市立東大阪医療センター 行
- 2番のりば(フレスポ長田ノウスエリア北側)
- 東大阪西地区循環バス 高井田中央駅、布施駅南口、俊徳道駅 行
- 1番のりば(長田駅2号出入口、フレスポ長田前、近鉄バス「長田駅前停留所」鴻池新田駅行のりばと併設)
- 長田駅前停留所
- 長田駅2号出入口、フレスポ長田前(大阪バス「フレスポ長田店前停留所」1番のりばと併設)
- 長田駅3号出入口、ホテルウィングインターナショナルセレクト東大阪前
- かつては布施線(紙文具流通センター系統)と中央環状線(鶴見緑地系統)の停留所があったが、2000年代初頭までに廃止され、春宮線の停留所として2021年12月20日に新設される[5]まで近鉄バス(リムジンバスを除く)の路線がない空白期間があった[注 5]。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集本文
編集- ^ a b “延伸区間が開業 大阪市営地下鉄中央線”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1985年4月5日)
- ^ a b “中央線 長田駅の可動式ホーム柵の運用開始について”. Osaka Metro. 大阪市高速電気軌道 (2024年9月11日). 2024年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月12日閲覧。
- ^ a b “Osaka Metro|長田”. 大阪市高速電気軌道. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “東大阪西地区循環バス(北回り)時刻表 2021年12月20日改正” (PDF). 大阪バス (2021年). 2023年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月21日閲覧。
- ^ “【2021年12月20日〜】春宮線(小阪駅前~鴻池新田駅)の停留所の新設・廃止およびダイヤ変更のお知らせ”. 近鉄バス. 2021年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月21日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。
- ^ 東大阪市統計書より
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ “東大阪市統計書2019年(令和元年)版” (PDF). 東大阪市. p. 166. 2020年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月29日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
関連項目
編集- 日本の鉄道駅一覧
- 境界駅
- 長田駅(神戸市営地下鉄)- 当駅と同名の駅で、当線と同じく長田駅を経由し長大山岳トンネルに地下鉄車両が乗り入れる。