長崎トンネル
長崎トンネル
長崎トンネル (長崎自動車道)
編集長崎トンネル(ながさきトンネル)は、長崎県長崎市の長崎自動車道にあるトンネル。
概要
編集- 上り線(諫早・鳥栖・福岡・大分・熊本方面)長さ:2,566 m
- 下り線(長崎方面)長さ:2,641 m
※開通当初は暫定2車線による供用であった。
歴史
編集- 長崎IC〜長崎芒塚IC間4車線化。
追記事項
編集- 長崎IC方面へ向かう場合はトンネルの出口直後で料金所が設置されているため注意が必要である。なお、長崎IC~長崎芒塚IC間は最高速度が80km/h(4車線化前は70km/h)に規制されている。
長崎トンネル (JR長崎本線)
編集長崎トンネル(ながさきトンネル)は、JR九州長崎本線(市布経由)の現川駅 - 浦上駅の間にある全長6,173mのトンネル。長崎本線にあるトンネルの中では最も長く、九州にある在来線のトンネルの中でも最も長い(新幹線には新関門トンネルなど、このトンネルより長いものが存在する)。
全線単線であるが、建設当時運行されていた特急「かもめ」や、快速シーサイドライナーなど多くの列車が通るため、トンネル内(現川駅から約3.7kmの地点)に肥前三川信号場が設けられている。また、各坑口には、「長崎隧道」と書かれたプレートが張られているほか、長崎側の坑口付近ではこのトンネルは住宅地の地下を通っている。
現川駅を出るとすぐにこのトンネルに入る。右カーブののち長い直線区間に入る。しばらくすると、トンネル坑が広くなり、蛍光灯が多数見える区間があるが、そこが肥前三川信号場である。肥前三川信号場を過ぎて少しすると出口まで左カーブが続く。現川から浦上側出口までほとんど下り坂になっている。トンネルを出ると短い上り坂を上って長与経由の線路と合流し、浦上駅手前まで単線並列区間となる。
歴史
編集日本鉄道建設公団により主要幹線(C線)浦上線(うらかみせん)[1]として建設され、1972年10月2日に長崎本線市布経由ルートとともに開通。それまでの長崎本線は長与経由のルートのみの存在で時間がかなり掛かっていたが、当トンネルを含む市布経由のルートの開通により距離が6km程度短絡され、諫早 - 長崎間の所要時間が特急「かもめ」で約18分と大幅な時間短縮となった。当初は非電化だったが、1976年6月6日に交流20,000Vで電化されている。
2019年(令和元年)7月11日、西九州新幹線の建設に伴う渇水対策で、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発注したボーリング調査の掘削機が、浦上駅側から約2キロメートルの地点で長崎トンネルを貫通して、走行中のかもめ16号と接触する事故を起こした。負傷者はなかったが、事故車両の調査や復旧工事のために5時間半にわたって列車の運行を見合わせた[2]。