近鉄郡山駅
近鉄郡山駅(きんてつこおりやまえき)は、奈良県大和郡山市南郡山町にある、近畿日本鉄道橿原線の駅。駅番号はB30。
近鉄郡山駅 | |
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橿原神宮前方面の駅舎(2007年5月) | |
きんてつ こおりやま Kintetsu-Koriyama | |
◄B29 九条 (1.5 km) (2.9 km) 筒井 B31► | |
所在地 | 奈良県大和郡山市南郡山町232 |
駅番号 | B30 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | B 橿原線 |
キロ程 |
5.5km(大和西大寺起点) 京都から40.1 km |
電報略号 | コリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
9,675人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1921年(大正10年)4月1日 |
近鉄郡山駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
編集- 1921年(大正10年)4月1日:大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)西大寺(現在の大和西大寺) - 当駅間開通時に郡山駅として開業[1][2]。
- 1922年(大正11年)4月1日:畝傍線が平端駅まで延伸、途中駅となる[1]。
- 1928年(昭和3年)8月:大軌郡山駅に改称[3]。
- 1941年(昭和16年)3月15日:参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる[1]。関急郡山駅に改称[3][4]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[1]。近畿日本郡山駅に改称[3][4]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:現駅名たる近鉄郡山駅に改称[3][4]。
- 1971年(昭和46年)4月1日:定期券専用自動改札機を設置[5]。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始[6]。
- 2023年(令和5年)2月3日:奈良県と大和郡山市、近鉄の三者間で、近鉄郡山駅移設に関する基本協定を締結[7]。
駅構造
編集相対式2面2線のホームを持つ地上駅。ホーム有効長は6両分。駅舎は1番線側にあり、2番線側には無人の自動改札口があるが、上下ホームは構内踏切で連絡しているため、どちらの改札口からでも双方のホームに入ることができる。[8]
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | B 橿原線 | 下り | 天理・橿原神宮前方面[9] |
2 | 上り | 大和西大寺・京都方面[9] |
特徴
編集- ダイヤ面
- 特急以外の全定期旅客列車が停車する。
- 1974年頃には筒井側に渡り線も設置されていた関係上、大和西大寺駅発着でこの駅で折り返す普通も数本のみ設定されていた[10]。
- 駅設備・営業面
利用状況
編集近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[12]。大和郡山市では、最も多い乗降人員である。
- 2022年11月8日:16,258人
- 2021年11月9日:15,331人
- 2018年11月13日:17,558人
- 2015年11月10日:18,377人
- 2012年11月13日:18,765人
- 2010年11月9日:19,029人
- 2008年11月18日:19,537人
- 2005年11月8日:20,511人
駅周辺
編集近鉄郡山駅周辺整備事業
編集2019年(令和元年)7月、奈良県と大和郡山市がに策定した「近鉄郡山駅周辺地区まちづくり基本計画」を基に、駅と駅を中心にして半径約800m周辺の再開発が計画されている[13][14][15][16]。同計画では近鉄郡山駅舎の移設、駅前広場やバスターミナルの整備などが盛り込まれた[7]。
2023年(令和5年)2月3日には奈良県と大和郡山市、近鉄の三者間で、近鉄郡山駅移設に関する基本協定が締結された[7]。
近鉄郡山駅北東側には1980年(昭和55年)11月に開業した地下1階、地上5階(一部6階)建ての西友大和郡山店があったが、2015年(平成27年)4月で閉店した[17]。その後、大阪市に本社を置く「日本アシスト」に土地と建物が譲渡され、同年11月25日に「アスモ大和郡山」として開業した。しかし、アスモの建物は老朽化が進行しており2026年度に解体される見通しとなった[17]。
近鉄郡山駅移設によりアスモの跡地は駅前となり、2028年度には公共駐車場と複数の店舗からなる施設が新たに開業する予定になっている[17]。
主な施設
編集公共施設
編集- 大和郡山市役所
- 近鉄郡山駅前郵便局
- 中央公民館・市立体育館
- 郡山土木事務所
- ハローワーク大和郡山
- やまと郡山城ホール
- 大和郡山市立図書館
- 地域医療機能推進機構大和郡山病院
教育機関
編集神社・仏閣
編集金融機関
編集商業施設
編集鉄道
編集バス路線
編集バスターミナルは駅北東に50メートルほど離れたアスモ大和郡山店前にある。奈良交通およびエヌシーバス(一部の系統)により運行されている。
(※2022年4月1日現在)
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 11 イオンモール大和郡山
- 97 春日大社本殿 (薬師寺駐車場・JR奈良駅・近鉄奈良駅経由)
- 38 若草台
元気城下町号・元気治道号・元気平和号(コミュニティバス)
- 市役所・JR郡山駅方面。平日のみ運行している。
- イオンモール大和郡山へは元気平和号でもアクセスできる(下三橋町北停留所から東へ300m)。便数は少ないが、運賃は奈良交通より安い。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、11-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ 開業の時点ですでに大軌郡山駅を名乗っていたという説もあるが、詳細は不明。
- ^ a b c d 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、682頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、28頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 「きょう19駅で使用開始 近鉄定期券自動改札機」『交通新聞』交通協力会、1971年4月1日、2面。
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年2月26日閲覧。
- ^ a b c 近鉄郡山駅移設に関する基本協定締結について 大和郡山市(2023年2月3日)2023年9月21日閲覧。
- ^ 奈良県と大和郡山市により、北へ100メートル移設し橋上駅とする動きがある。[1]
- ^ a b “駅の情報|近鉄郡山”. 近畿日本鉄道. 2021年6月17日閲覧。
- ^ 近畿日本鉄道「近鉄時刻表」1974年版(1973年9月21日変更時刻)。なお、引き上げ線はなかったため、本線上に停車後に折り返して発着していた。
- ^ 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ 駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線 - 近畿日本鉄道
- ^ 近鉄郡山駅移設を協議 奈良県、大和郡山市、近鉄3者協定へ
- ^ 駅前再整備など軸に - 旧城下町エリアのまちづくり/大和郡山市長選 城下町の未来へ(下)
- ^ 近鉄郡山駅周辺まちづくり
- ^ 「近鉄郡山駅周辺地区」の範囲
- ^ a b c 旧西友、26年度解体へ アスモ跡地に公共駐車場と店舗 移設新駅前、大和郡山市と所有者合意 /奈良 毎日新聞(2023年2月3日)2023年9月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報|近鉄郡山 - 近畿日本鉄道
- 奈良バスなびweb - 奈良交通
- 大和郡山市コミュニティバス - 大和郡山市