紫金山天文台

紫金山天文台（しきんさんてんもんだい、拼音：Zĭjīn Shān Tiānwéntái、英語名：Purple Mountain Observatory）は中華人民共和国南京市玄武区にある中国科学院の天文台である。

発見した小惑星
(1125) チャイナ	1957年10月30日
(1802) 張衡	1964年10月30日
(1888) 祖冲之	1964年10月30日
(1972) 一行	1964年10月30日
(2012) 郭守敬	1964年10月30日
(2027) 沈括	1964年10月30日
(2045) 北京	1964年10月30日
(2077) 江蘇	1974年10月30日
(2078) 南京	1975年10月30日
(2085) 河南	1965年12月20日
(2162) 安徽	1966年1月30日
(2169) 台湾	1964年11月9日
(2184) 福建	1964年10月9日
(2185) 広東	1965年11月20日
(2197) 上海	1965年12月30日
(2209) 天津	1978年10月28日
(2215) 四川	1964年11月12日
(2223) サルペドン	1977年10月4日
(2230) 雲南	1978年10月29日
(2255) 青海	1977年11月3日
(2260) ネオプトレムス	1975年11月26日
(2263) 陝西	1978年10月30日
(2336) 新疆	1975年11月26日
(2344) 西蔵	1979年9月27日
(2355) 内蒙古	1978年10月30日
(2363) ケブリオネス	1977年10月4日
(2380) 黒龍江	1965年9月18日
(2387) 西安	1975年3月17日
(2398) 吉林	1965年10月24日
(2425) 深圳	1975年3月17日
(2456) パラメデス	1966年1月30日
(2503) 遼寧	1965年10月16日
(2505) 河北	1975年10月31日
(2510) 山東	1979年10月10日
(2514) 太原	1964年10月9日
(2515) 甘粛	1964年10月9日
(2539) 寧夏	1964年10月8日
(2547) 湖北	1964年10月9日
(2592) 湖南	1966年1月30日
(2617) 江西	1975年11月26日
(2631) 浙江	1980年10月6日
(2632) 貴州	1980年11月6日
(2655) 広西	1974年12月14日
(2693) 延安	1977年11月3日
(2719) 蘇州	1965年9月22日
(2729) ウルムチ	1979年10月18日
(2743) 成都	1965年11月21日
(2752) 呉健雄	1965年9月20日
(2778) 唐山	1979年12月14日
(2789) 佛山	1956年12月6日
(2790) ニーダム	1965年10月19日
(2851) ハルビン	1978年10月30日
(2886) 田家炳	1965年12月20日
(2899) 邵逸夫	1964年10月8日
(2903) 珠海	1981年10月23日
(2963) 陳嘉庚	1964年11月9日
(3011) 重慶	1978年11月26日
(3014) 黄授書	1979年10月11日
(3024) 海南	1981年10月23日
(3028) 張果喜	1978年10月9日
(3048) 広州	1964年10月8日
(3051) 南通	1974年12月19日
(3088) 錦繍中華	1981年10月24日
(3089) 区鑑泉	1981年12月3日
(3136) 鞍山	1981年11月18日
(3139) 汕頭	1980年11月1日
(3171) 王綬琯	1979年11月19日
(3187) 大連	1977年10月10日
(3206) 武漢	1980年11月13日
(3221) 常熟	1981年12月2日
(3239) 梅州	1978年10月29日
(3241) 葉叔華	1978年11月28日
(3297) 香港	1978年11月26日
(3335) 泉州	1966年1月1日
(3340) 銀海	1979年10月12日
(3388) 曾憲梓	1981年12月21日
(3405) 戴文賽	1964年10月30日
(3421) 楊振寧	1975年11月26日
(3443) 李政道	1979年9月26日
(3462) 周光召	1981年10月25日
(3463) 高錕	1981年12月3日
(3476) 東莞	1978年10月28日
(3494) 紫金山	1980年12月7日
(3502) 黄浦	1964年10月9日
(3509) 三水	1978年10月28日
(3513) 曲欽岳	1965年10月16日
(3542) 談家楨	1964年10月9日
(3543) 寧波	1964年11月11日
(3556) 李暁華	1964年10月30日
(3560) 陳チャン	1980年9月3日
(3570) 伍宜孫	1979年12月14日
(3609) 李陸大	1980年11月13日
(3611) 大埔	1981年12月20日
(3613) 昆侖	1982年11月10日
(3643) 田長霖	1978年10月29日
(3650) 昆明	1978年10月30日
(3678) 蒙民偉	1966年1月20日
(3704) 高士其	1981年12月20日
(3729) 揚州	1983年10月1日
(3746) 河源	1964年10月8日
(3763) 銭学森	1980年10月14日
(3812) 李達三	1965年1月11日
(3844) 廬嘉錫	1966年1月30日
(3901) 南京大学	1958年4月7日
(3960) 査劉璧如	1955年1月20日
(4047) 嫦娥	1964年10月8日
(4073) 瑞安中學	1981年10月23日
(4245) NAIRC	1981年10月29日
(4273) 敦煌	1978年10月29日
(4360) 盱眙	1964年10月9日
(4431) 何梁何利	1978年11月28日
(4562) 保良局	1979年10月21日
(4566) 曹光彪	1981年11月27日
(4651) 王寛誠	1957年10月31日
(4730) 周興明	1980年12月7日
(4913) 王選	1965年9月20日
(4925) 舟山	1981年12月3日
(4988) 朱樹豪	1980年11月6日
(5013) 蘇州三中	1964年11月9日
(5045) 何賢	1978年10月29日
(5198) 方潤華	1975年1月16日
(5217) 潮州	1966年2月13日
(5267) 1966 CF	1966年2月13日
(5389) 蔡継有	1981年10月29日
(5390) 許智明	1981年12月19日
(5537) 1964 TA2	1964年10月9日
(5538) 呂志和	1964年10月9日
(5539) 林百欣	1965年10月16日
(5709) 譚遠良	1977年10月12日
(5892) マイルス・デイヴィス	1981年12月23日
(6283) 1980 VX1	1980年11月6日
(6430) 1964 UP	1964年10月30日
(7920) 1981 XM2	1981年12月3日
(8126) 陳偉南	1966年1月20日
(8256) 神舟	1981年10月25日
(8981) 1964 YJ	1964年12月31日
(8992) マグナニミティ	1980年10月14日
(9512) 費俊龍	1966年11月13日
(9517) 聶海勝	1977年11月3日
(9710) 1964 VN1	1964年11月9日
(10017) 1978 UP2	1978年10月30日
(10687) 1980 XX	1980年12月7日
(11439) 1974 XW	1974年11月14日
(12181) 1964 VL1	1964年11月6日
(15677) 1980 TZ5	1980年10月14日
(16350) 1964 VZ2	1964年11月11日
(23408) 北京奥運	1977年10月12日

発見した彗星
(60P) 紫金山第2彗星	1965年1月11日
(62P) 紫金山第1彗星	1965年1月1日
(C/1977 V1) 紫金山彗星	1977年11月3日
(P/2007 S1) 趙彗星	2007年9月8日
(C/2023 A3) 紫金山・アトラス彗星	2023年1月9日

概要

紫金山天文台

紫金山天文台は多くの彗星や小惑星を発見したことで有名で、小惑星はトロヤ群のケブリオネスなど147個を発見しており、多くの場合、中国の都市や省の名前、科学者などから命名していることが特徴である。

天文台がある紫金山とは南京の東にある山で、古くは明を建国した朱元璋の墓所（明孝陵）や近代中国の父孫文の墓所（中山陵）がある。天文台の所在地は太平天国の天堡城跡でもある。天文台は1929年に計画、建設され1934年9月に完成した。元の名称は中央研究院天文研究所である。中国が最初に自力で建設した近代的天文台として、1996年に中華人民共和国の全国重点文物保護単位に指定された。なお事務局は南京市北京西路2号と都心部にある。

1980年代以降は、南京市街に隣接するため光害がひどくなってきたことから、実際の観測機能は青海省デリンハ市など各地に設けられた観測所に移転され、南京の施設は科学教育拠点などとして使用されている。

1912年、 中華民国がグレゴリオ暦を正式な暦として採用して以降、現在に至るまで、中華人民共和国や台湾、香港などにおいても公式の暦はグレゴリオ暦となっているが、旧正月（春節）などの生活習慣が残り、中華人民共和国をはじめとする多くの地域では、それらを法定休日としていることなどから、中国暦の計算は公的に維持されており、本天文台が中国暦の編暦の責任を負っている。

関連項目

• 中国と関係がある小惑星の一覧（中文版）

外部リンク

• 中国科学院紫金山天文台公式サイト（中国語簡体字版、英語版もあり）