第1回国民体育大会
1946年に近畿2府3県と青森県八戸市で行われた国民体育大会
夏季大会 | |
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参加人数 | 1,189人 |
競技数 | 1競技 |
開会式 | 8月9日 |
閉会式 | 8月11日 |
主競技場 | 宝塚プール |
秋季大会 | |
参加人数 | 5,622人 |
競技数 | 23競技 |
開会式 | 11月1日 |
閉会式 | 11月3日 |
選手宣誓 | (京都会場)陸上代表 (西宮会場)排球代表 |
主競技場 | 西京極運動公園 |
冬季大会スケート競技会 | |
参加人数 | 413人 |
競技数 | 1競技 |
開会式 | 1月25日 |
閉会式 | 1月26日 |
主競技場 | 八戸市長尾スケートリンク |
第1回国民体育大会(だい1かいこくみんたいいくたいかい)は1946年(昭和21年)から翌年にかけて、夏季大会が兵庫県宝塚市、秋季大会が近畿2府3県、冬季大会が青森県八戸市で開催された。
戦後の混乱から日本のスポーツ振興を役目を立てようと国民体育大会が初めて開催された。沖縄を除く46都道府県5,377人が全員、食糧を持参した。ちなみに第1回国体の開幕日は8月9日で、長崎市への原爆投下からちょうど1年後のことである。
この第1回国体は戦前期に行われた明治神宮競技大会(明治神宮国民体育大会、明治神宮国民練成大会)からの名残りで、会計年度制(4月基点)で夏季・秋季・冬季スケート競技会に引き続けて、1947年2月10日~11日に全体の大会の締めくくりを兼ねた冬季大会スキー競技会を北海道および長野県で開催する予定であったが、選手団輸送の問題で取りやめとなった。
なお第2回の石川国体からは会計年度制ではなく暦年制(1月基点)となったことから冬季大会は実施されなかった。
夏季大会
編集実施競技・会場一覧
編集- 水泳(詳細): 兵庫県 宝塚プール
秋季大会
編集実施競技・会場一覧
編集- 漕艇: 滋賀県 瀬田川
- ヨット: 滋賀県 琵琶湖
- 陸上(日本陸上競技選手権大会を兼ねて開催[1]): 京都府 西京極競技場
- サッカー: 兵庫県 西宮球技場
- テニス(庭球): 大阪府 中百舌鳥庭球場
- ホッケー: 兵庫県 西宮球技場
- ボクシング: 兵庫県 西宮野球場
- バレーボール: 兵庫県 西宮排球場
- 体操: 大阪府 YMCA体育館
- バスケットボール: 兵庫県 西宮内外体育館 他
- レスリング: 兵庫県 西宮体育館
- ウエイトリフティング: 京都府 円山公園音楽堂
- ハンドボール: 兵庫県 西宮競技場
- 自転車: 奈良県 橿原競技場
- ソフトテニス(軟式庭球): 京都府 西京極競技場
- 卓球: 兵庫県 宝塚公会堂
- 軟式野球: 京都府 西京極競技場 他
- 相撲: 奈良県 橿原道場
- 馬術: 京都府 長岡競馬場
- ラグビーフットボール: 兵庫県 西宮球技場
- 高校野球: 大阪府 藤井寺球場
- 実業団野球: 兵庫県 西宮野球場
- 大阪府女子中等ソフトボール: 大阪府 藤井寺野球場
- アメリカンフットボール: 兵庫県 西宮球技場
- 登山写真展: 大阪府 朝日会館
冬季大会
編集冬季大会スケート競技 兼 第15回全日本選手権大会 | |
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開催地 | 青森県八戸市 |
開催日 | 昭和22年1月25日 - 昭和22年1月26日 |
公式サイト | 氷都八戸デジタルアーカイブ - 第1回国民体育大会 冬季大会スケート競技兼第15回全日本選手権大会のプログラム |
スケート競技会
編集第1回国民体育大会冬季大会スケート競技兼第15回全日本選手権大会は、1947年1月25日から1月26日を会期として青森県八戸市で開催された。
実施競技・会場一覧
編集- スピード、ホッケー、フィギュア: 八戸市長根スケートリンク
スキー競技会
編集(中止)
参考文献
編集- 『国民体育大会50年のあゆみ』日本体育協会編集・発行、1998年
脚注
編集- ^ 日本陸上競技連盟 編『日本陸上競技史』日本体育社、1956年、41頁。
外部リンク
編集- 第1回国民体育大会 - 日本体育協会