私立探偵スペンサー』(しりつたんてい - 、英語原題: Spenser: For Hire)は、1985年から1988年まで米国ABCで放映された、ロバート・B・パーカーの『スペンサー』シリーズを原作とするテレビドラマ。日本では第1シーズンがTBSの深夜に放送された。

概要

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1985年9月に、エドガー賞 長編賞受賞作の『約束の地』を原作とした2時間のパイロット作品を放映し、翌週から第1シーズン21本を放映した。しかし、放映時間が『特捜刑事マイアミ・バイス』と同じ金曜10時台だったため、視聴率は低迷した。翌第2シーズンは時間帯を土曜10時台に移動するが、今度はスペンサーの恋人・スーザン役のバーバラ・ストックが降板する。ストックは第3シーズンに復帰するが、シリーズはここで打ち切りとなった。終了後、1990年代に単発TVムービー4本が制作・放映された。

キャスト

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スピンオフ『ホークと呼ばれた男』

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『スペンサー』終了後の1989年1月、ABCでホークを主人公としたスピンオフ作品『ホークと呼ばれた男』(英名: A Man Called Hawk)が開始された。ボストンを離れ故郷のワシントンD.C.の黒人居住区に移ったホークが、街の平和を守るため活躍する、という内容だった。レギュラーはブルックスと、父親代わりの「オールド・マン」役のモーゼス・ガンの2人。ウェズリー・スナイプスアンジェラ・バセットサミュエル・L・ジャクソンなど黒人スターがゲスト出演したり、オープニングを始めとする音楽をスタンリー・クラークが担当したが、番組は全13話と短命に終わった。日本では1992年毎日放送の深夜で放映された。