畑中正一
畑中 正一(はたなか まさかず、1933年3月23日[1] - )は、日本の医学者、医師。専門はウイルス学(腫瘍ウイルス)[2]。京都大学名誉教授。日本ウイルス学会名誉会員[3]。
人物
編集大阪府大阪市出身[1]。1958年京都大学医学部卒業。1963年同大学院医学系修了、1964年京都大学医学博士。「The action of D-tryptophan on E. coli」千葉大学医学部助教授、京都大学医学部教授、京都大学ウイルス研究所所長、1997年定年退官、名誉教授、塩野義製薬医科学研究所所長、同医薬研究開発本部長、塩野義製薬代表取締役副社長。
著書
編集- 『ウイルスとガン』岩波新書 1981
- 『がんはどこまでわかったか』講談社 1981
- 『レトロウイルスと私』海鳴社 1983、Monad books
- 『がんはどこまでわかったか part 2』講談社 1991
- 『現代ウイルス事情 インフルエンザからエイズまで』1992、岩波新書
- 『ウイルスとの闘い がん・エイズは克服できるか』日本放送出版協会・NHK人間大学 1993
- 『ウイルスは生物をどう変えたか 進化の演出者・ウイルスの世界を探る』講談社ブルーバックス 1993
- 『ATLとAIDS』南江堂 1994、Molecular medicine series 分子のレベルで医学をとらえる
- 『ウイルスとどうつきあうか 闘いから共存への戦略』日本放送出版協会・NHKライブラリー 1995
- 『殺人ウイルスへの挑戦』集英社 1995
- 『ウイルスは人間の敵か味方か 最小の生物の正体に迫る』河出書房新社 1998、カワデ・サイエンス
- 『エイズ 発見から治療最前線まで』共立出版 1999、PNEモノグラフ
- 『キラーウイルスの逆襲 SARSとの闘い、そして共存へ』日経メディカル編 日経BP社 2003
- 『殺人ウイルスの謎に迫る! 新型インフルエンザはどうして危険なのか?致死率80%以上の凶悪ウイルスとはなにか?』ソフトバンククリエイティブ・サイエンス・アイ新書 2008
共編著
編集翻訳
編集脚注
編集- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.380
- ^ 『蛋白質 核酸 酵素』と私 畑中正一 2019年12月31日閲覧。
- ^ 日本ウイルス学会 - 学会名誉会員 2019年12月31日閲覧。