生理学研究所
生理学研究所(せいりがくけんきゅうじょ、英語: National Institute for Physiological Sciences)は、自然科学研究機構を構成する、愛知県岡崎市にある大学共同利用機関。人体基礎生理学分野における日本の中核的な国立研究所である。人体の生命活動を総合的に解明することを目標に研究活動を行っている。
生理学研究所 | |
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正式名称 | 生理学研究所 |
英語名称 | National Institute for Physiological Sciences |
略称 | 生理研、NIPS |
組織形態 | 大学共同利用機関 |
所在地 |
日本 〒444-8585 愛知県岡崎市明大寺町字西郷中38 北緯34度56分55.9秒 東経137度9分52.7秒 / 北緯34.948861度 東経137.164639度座標: 北緯34度56分55.9秒 東経137度9分52.7秒 / 北緯34.948861度 東経137.164639度 |
予算 |
35億円(2008年度)[1][2] * 運営費交付金等 22億円 * 科研費等 13億円 |
人数 |
職員 * 研究教育職員 56人 * 技術職員 29人 (有期雇用除く 2009年4月1日時点)[3] 院生(2008年度)[4] * 59人(総研大生理学専攻) * 13人(その他大学) |
所長 | 鍋倉淳一 |
設立年月日 | 1977年5月2日 |
上位組織 | 自然科学研究機構 |
所管 | 文部科学省 |
ウェブサイト | 生理学研究所 |
国家事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトのニホンザル分野を担当している。
概要
編集2017年5月現在、以下の4つの研究領域と4つの研究施設及び技術課を有している。
- 研究系
- 分子細胞生理研究領域
- 生体機能調節研究領域
- 基盤神経科学研究領域
- システム脳科学研究領域
- 研究施設
- 研究連携センター
- 脳機能計測・支援センター
- 行動・代謝分子解析センター
- 情報 処理・発信センター
- 動物資源共同利用研究センター
また、動物実験センター、生命創成探究センターとも連携している。経理など管理業務は岡崎統合事務センターで行われている。 総合研究大学院大学の大学院生に対する教育も実施している。
沿革
編集歴代所長
編集代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
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初代 | ||||
2代 | 江橋節郎 | 1985年4月1日[6] | 1991年3月31日 | |
3代 | 濱清 | 1991年4月1日 | 1997年3月31日 | 1997年4月、岡崎国立共同研究機構長に就任。 |
4代 | 佐々木和夫 | 1997年4月1日[7] | ||
5代 | ||||
6代 | 岡田泰伸 | 2007年4月1日[8] | 2013年3月31日 | |
7代 | 井本敬二 | 2013年4月1日 | 2019年3月31日 | |
8代 | 鍋倉淳一 | 2019年4月1日 |
一般公開
編集アクセス
編集名古屋鉄道本線東岡崎駅が最寄り駅。東海道新幹線豊橋駅、名古屋駅(あるいは金山駅までJR東海道線か中央線で行っても良い)にて名鉄本線へ乗り換えで、いずれも30分程度。中部国際空港からは東岡崎駅へは名鉄が利用できる他、直行バスもある。いずれも1時間程度。駅から南口を出て徒歩5分程度。
関連項目
編集脚注
編集- ^ 自然科学研究機構 予算 2010-04-21 閲覧
- ^ 自然科学研究機構 外部資金 2010-04-21 閲覧
- ^ 自然科学研究機構 職員数 2010-04-21 閲覧
- ^ 自然科学研究機構 大学院教育 2010-04-21 閲覧
- ^ 『新編 岡崎市史 総集編 20』新編岡崎市史編さん委員会、1993年3月15日、513頁。
- ^ “追悼 江橋節郎先生” (PDF). 日本生理学会. 2022年2月23日閲覧。
- ^ “【訃報】第4代生理学研究所所長佐々木和夫先生が御逝去されました”. 生理学研究所 (2017年7月10日). 2022年2月23日閲覧。
- ^ “様々な分野や階層を超えた医学生理学・脳神経科学の一層の推進を”. 生理学研究所 (2013年1月11日). 2022年2月23日閲覧。
- ^ 生理学研究所一般公開は無事終了しました - 生理学研究所
- ^ 『中日新聞』2017年10月24日付朝刊、愛知総合、29面、「嘘発見器 脳波が形に 岡崎の生理研、一般公開」。
外部リンク
編集- 生理学研究所
- 生理学研究所 (@seiriken1977) - X(旧Twitter)
- 生理学研究所 研究力強化戦略室 - YouTubeチャンネル