王妃の紋章
『王妃の紋章』(おうひのもんしょう、原題:満城尽帯黄金甲)は、2006年の中国映画。張芸謀(チャン・イーモウ)監督。周潤發(チョウ・ユンファ)、鞏俐(コン・リー)主演。原作は曹禺の代表作『雷雨』。
王妃の紋章 | |
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タイトル表記 | |
簡体字 | 满城尽带黄金甲 |
拼音 | mǎnchéng jìndài huángjīn jiǎ |
英題 | Curse of the Golden Flower |
各種情報 | |
監督 | 張芸謀(チャン・イーモウ) |
脚本 |
張芸謀(チャン・イーモウ) 呉楠(ウー・ナン) 卞智洪(ビエン・ジーホン) |
原作 | 曹禺『雷雨』 |
製作 |
張偉平(チャン・ウェイピン) 江志強(ビル・コン) 張芸謀(チャン・イーモウ) |
製作総指揮 | 張偉平(チャン・ウェイピン) |
出演者 |
周潤發(チョウ・ユンファ) 鞏俐(コン・リー) |
音楽 | 梅林茂 |
主題歌 | 周杰倫(ジェイ・チョウ) |
撮影 | 趙小丁(チャオ・シャオティン) |
編集 | 程瓏(チェン・ロン) |
アクション指導 | 程小東(チン・シウトン) |
衣装 | 奚伸文(イー・チョンマン) |
美術 | 霍廷霄(フォ・ティンシャオ) |
製作会社 | 北京新画面影業 |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2006年12月21日 2008年4月12日 |
上映時間 | 114分 |
製作国 |
中華人民共和国 香港 |
言語 | 北京官話 |
第79回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。
あらすじ
編集西暦928年、中国は五代十国の時代。後唐は戦もなく、民は平和に過ごしていた。
しかし、国王と王妃の間は冷え切っており、黄金に輝く王宮の中には嵐が吹き荒れていた。
医官に命じて王妃に毒を盛る王。血の繋がらない皇太子と密通する王妃。王妃と関係を持ちながら、医官の娘を愛する皇太子。母を慕う実直な第2王子。その幼さゆえにないがしろにされ、不満を募らせる第3王子。王への過去の恨みから王妃の密偵となる医官の妻…。
様々な人間の愛憎が渦巻く中、王の王妃への殺意を知った第2王子は、城一面が菊の花に覆われ、豪奢な宴が催される重陽の節句の日に父への謀反を企てる。
そして、惨劇の幕が開いた…。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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国王 | 周潤發(チョウ・ユンファ) | 小山力也 |
王妃 | 鞏俐(コン・リー) | 湯屋敦子 |
皇太子・元祥(ユエン・シャン) | 劉燁(リウ・イエ) | 遠藤大智 |
第2王子・元傑(ユエン・ジェ) | 周杰倫(ジェイ・チョウ) | 高橋研二 |
第3王子・元成(ユエン・チョン) | 秦俊杰(チン・ジュンジエ) | 野島健児 |
蔣嬋(ジァン・チャン) | 李曼(リー・マン) | 木下菜穂子 |
蔣医師 | 倪大紅(ニー・ダーホン) | |
蔣医師の妻 | 陳謹(チェン・ジン) |
スタッフ
編集タイトルについて
編集待到秋来九月八 待ち到る秋来九月八 (まちいたる しゅうらい くがつはち)
滿城尽帯黄金甲 満城尽く帯ぶ黄金の甲 (まんじょう ことごとくおぶ おうごんのこう) — 黄巣『不第後賦菊』
我花開後百花殺 我が花開く後は百花殺されん (わがはな ひらくのちは ひゃっか ころされん)
衝天香陣透長安 天を衝く香陣、長安に透る (てんをつく こうじん ちょうあんにとおる)
- 中国ではタイトルが長いせいか、ただ単に『黄金甲』と呼ばれることが多い。2006年春、この映画が製作されている時に砂嵐が北京を襲い、メディアが砂嵐を『黄金甲』と比喩して報道したことから、『黄金甲』が砂嵐を表す言葉として広まった。
- 英題は、Curse of the Golden Flower。金花の呪いという意味。
主題歌
編集第2王子を演じた周杰倫(ジェイ・チョウ)が主題歌の『菊花台』と『黄金甲』を歌っている。『菊花台』はアルバム『依然范特西』に、『黄金甲』は『黄金甲EP』にそれぞれ収録されている。