猪名川町
猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県の南東部に位置する町。川辺郡に唯一現存する自治体で、阪神北県民局管轄区域[2]。
いながわちょう 猪名川町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
大野山・猪名川天文台アストロピア | |||||
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 兵庫県 | ||||
郡 | 川辺郡 | ||||
市町村コード | 28301-1 | ||||
法人番号 | 2000020283011 | ||||
面積 |
90.33km2 | ||||
総人口 |
27,845人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 308人/km2 | ||||
隣接自治体 |
川西市、宝塚市、三田市、丹波篠山市 大阪府豊能郡能勢町 | ||||
町の木 | マツ[1] | ||||
町の花 | ツツジ[1] | ||||
町のキャラクター | いなぼう | ||||
猪名川町役場 | |||||
町長 | 岡本信司 | ||||
所在地 |
〒666-0292 兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11番地の1 北緯34度53分42秒 東経135度22分34秒 / 北緯34.89508度 東経135.37611度座標: 北緯34度53分42秒 東経135度22分34秒 / 北緯34.89508度 東経135.37611度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集関西・西日本のターミナル駅である大阪駅、梅田駅から直線距離で25kmと比較的近距離にありながら、古くからの集落に近い里山(杤原めぐみの森・内馬場の森)の森林や田園風景を中心とする豊かな環境を有する[要出典]。町南部は兵庫県川西市から続く兵庫県内有数の盆地のひとつである多田盆地の一部を形成している。
国の史跡に指定されている多田銀銅山が所在する[3]。豊臣秀吉の財宝が埋まっていると言う説がある。この財宝の埋蔵量は全国一であるほど莫大とされ[4]、テレビ番組「特命リサーチ200X」でもとりあげられたほどで[要出典]、全国三大埋蔵金のひとつ[4]。 町ではこの「銀山」地区を観光地として整備していく方針で、歴史街道として整備が進められている[5]。
町内北部には、関西地区でも有名な猪名川霊園や、レーシングカートやミニバイクのサーキット場である猪名川サーキットなどがあり、休日ともなると多くの人が訪れている。(現在猪名川サーキットは閉鎖されている。)
マスコットキャラクターは猪の子どもをモチーフにした「いなぼう」である。
地理
編集北部は自然が多く残り、ホタルやオオサンショウウオ、モリアオガエルが生息している。また、阪神地域最高峰・標高753mの大野山(おおやさん)の山頂一帯・大野アルプスランド内には猪名川天文台アストロピアもあり、気軽に天体観測を楽しむことができる。2019年、恋人の聖地として認定され、モニュメントが完成披露された。
地形
編集山岳
編集- 主な山
河川
編集- 主な川
湖沼
編集- 主な池
地域
編集住宅団地
編集猪名川町南部地区には大規模ニュータウンである阪急日生ニュータウン(伏見台・松尾台)、猪名川パークタウン、つつじが丘の3つがある。この3つのニュータウン地区には2017年(平成29年)8月末で23,833人が住んでおり、猪名川町民全体(31,508人)の75.64%を占める町民が生活を営んでいる中心的市街地となっている[6]。この他にも町内には「猪名川台」、「猪名川荘苑」、「旭が丘」などの中規模の住宅団地が点在している。さらに将来的には「日生ニュータウン(二次開発)」や、産業団地や福祉施設などを含む「肝川コミュニティータウン」が町の総合計画には盛り込まれている(「日生ニュータウン(二次開発)」については、町と開発業者との間で協議が持たれているがかなり厳しい見通しとのことである)。
2010年国勢調査までは、高い人口増加率を持っていたが、2015年の国勢調査では人口減に転じている。大阪市への通勤率は18.1%、川西市への通勤率は13.9%(いずれも平成22年国勢調査)。
2020年国勢調査において、全世帯数に占める核家族の世帯の比率が75.9%で、全国の市町村で最も高い。
人口
編集平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.75%増の31,748人であり、増減率は県下41市町中首位、49行政区域中2位。
猪名川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 猪名川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 猪名川町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
猪名川町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
健康
編集2000年(平成12年)のデータでは県内で女性も男性も平均寿命が1位。女性の平均寿命が沖縄県豊見城村(現・豊見城市)(89.2歳)、2位の北中城村(88.5歳)に次ぐ全国第3位を記録。
さらに2008年(平成20年)4月24日発表の結果によると女性の平均寿命全国2位。男女とも兵庫県では1位。
隣接自治体
編集歴史
編集古代
編集現代
編集- 昭和時代(戦後)
- 1955年(昭和30年)4月10日 中谷村・六瀬村が合併し、猪名川町が誕生[7]。
- 1957年(昭和32年)4月 猪名川渓谷が県立自然公園に指定される[8]。
- 1962年(昭和37年)4月10日 町章を制定する[9]。
- 1964年(昭和39年)4月 県立伊丹高校猪名川分校(現猪名川高等学校)が開校[10]。
- 1972年(昭和47年)2月25日 町内の電話収容局がすべて自動化され、市外局番を0727へ統一(現在は072が市外局番である)。
- 1973年(昭和48年)6月 日本鉱業が多田銀山を休山する[11]。
- 1975年(昭和50年)4月 県立伊丹高校猪名川分校が兵庫県立猪名川高等学校として独立する[10]。
- 1978年(昭和53年)12月 能勢電鉄日生線が開通[12]。
- 平成時代
兵庫県内の宝塚市、川西市、伊丹市との三市一町の合併を検討する合併協議会があったが、解散した。ただし、消防署員の交流などの連携は、解散後も継続している。
行政
編集町長
編集- 町長(18代):岡本信司(2021年8月から)
- 歴代首長
- 町長(9代・10代):上神光雄(1985年11月から)
- 町長(11代):宮東一三(1993年11月から)
- 町長(12代 - 14代):真田保男(1997年11月から)
- 町長(15代 - 17代):福田長治(2009年11月から)
- 町長(18代):岡本信司(2021年8月から)
議会
編集町議会
編集衆議院
編集- 選挙区:兵庫5区(豊岡市、川西市(旧東谷村域)、三田市、篠山市、養父市、丹波市、朝来市、川辺郡、美方郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:368,205人
- 投票率:61.59%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 谷公一 | 69 | 自由民主党 | 前 | 94,656票 | ○ |
比当 | 遠藤良太 | 36 | 日本維新の会 | 新 | 65,714票 | ○ |
梶原康弘 | 65 | 立憲民主党 | 元 | 62,414票 | ○ |
施設
編集警察
編集- 本部
- 管轄
- 川西警察署
- 日生中央交番
- 猪名川パークタウン交番
- 木津駐在所
消防
編集- 本部
- 消防署
- 猪名川消防署(川辺郡猪名川町紫合字古津側山4-10)
- 北出張所
郵便局
編集主な郵便局
文化施設
編集- 天体観測施設「猪名川天文台(Astropia)」
- 猪名川町立ふるさと館
- 里山林 県立「杤原めぐみの森」
- 千軒キャンプ場[13]
- 尼崎市立青少年いこいの家
- 猪名川町生涯学習センター
- 町立図書館
- 中央公民館
- 総合福祉センター「ゆうあいセンター」
- ふるさと館
- カリヨンタワー
運動施設
編集経済
編集第一次産業
編集林業
編集第二次産業
編集鉱業
編集以前は、日本鉱業の銀山があった。鉱山跡は整備され「多田銀銅山悠久の館」として観光地となっている。
第三次産業
編集商業
編集- 主な商業施設
- イオンモール猪名川(核店舗 イオン(旧・ジャスコ)猪名川店)- 猪名川町南部にあるパークタウンの中心にある大型商業施設。改装工事のため休業中であったが、2007年7月14日、1階と2階の全フロア、8月10日に3階一部が、9月22日に新館部分がリニューアルオープンした。
- 日生中央サピエ(核店舗 阪急オアシス) - 阪急・日生グループの新星和不動産が開発した日生ニュータウンの核店舗街を形成するショッピングゾーン。阪急オアシスをキーテナントに大小さまざまな、衣類・雑貨・日用品・飲食店が軒をつらねる。
金融機関
編集拠点を置く企業
編集- MonotaRO 猪名川ディストリビューションセンター(物流倉庫)
対外関係
編集姉妹都市・提携都市
編集海外
編集- 姉妹都市
教育
編集2012年(平成24年)4月1日の時点で、全ての小中学校校舎において耐震化が完了している[17]。
高等学校
編集- 県立
中学校
編集出典:[19]
- 町立
小学校
編集出典:[19]
- 町立
- 猪名川町立つつじが丘小学校
- 猪名川町立松尾台小学校
- 猪名川町立大島小学校
- 猪名川町立猪名川小学校
- 猪名川町立白金小学校
- 猪名川町立楊津小学校
幼稚園
編集出典:[19]
- 町立
- 猪名川町立猪名川幼稚園
- 猪名川町立松尾台幼稚園
- 猪名川町立六瀬幼稚園
廃校
編集- 中学校
- 猪名川町立中谷中学校(2022年、六瀬中学校と統合し清陵中学校へ改称)
- 猪名川町立六瀬中学校(2022年、中谷中学校と統合し清陵中学校へ改称)
- 小学校
- 猪名川町立阿古谷小学校(2013年、松尾台小学校と統合)
- 幼稚園
- 猪名川町立つつじが丘幼稚園(2021年、松尾台幼稚園と統合)
交通
編集鉄道
編集日生中央駅は町内で唯一の鉄道駅であり、能勢電鉄日生線の終着駅でもある。1975年(昭和50年)に阪急日生ニュータウンの入居が開始されてから3年後の1978年(昭和53年)に開通した。
開通当初は、日生中央から山下までの往復の運行ダイヤであり、車両も2両編成であった。能勢電鉄妙見線には山下で乗換えが必要であり、梅田などの都心方面へは、乗り換えを最低2回要していた。2022年(令和4年)12月のダイヤ改正以降は原則として川西能勢口駅を発着する4両編成の電車が主体となった。
1997年(平成9年)11月17日からは、大阪梅田駅 (阪急)に直通する特急日生エクスプレスが運行されるようになった。列車愛称は日生中央駅および阪急日生ニュータウンにちなんだものであり、2022年(令和4年)12月現在は平日朝夕のラッシュ時に7往復運行されている[20]。大阪梅田へ直通する唯一の列車種別であり、所要時間は最速で40分である。
鉄道路線
編集バス
編集パークタウン・つつじが丘の住民は主にバスで川西能勢口まで行く。(所要時間:20分 - 30分、運賃290円 - 350円)
路線バス
編集町内を阪急バスが運行している。阪急バス猪名川営業所が存在する。また、同じく阪急バスが運行する町内バス(ふれあいバス)もある。
日生中央から川西能勢口を阪急バスが結んでいる路線が主である。パークタウンにおいては朝ラッシュ時には川西能勢口方面に特急便が走っており、若葉地区(7系統)と白金地区(8系統)はそれぞれ独立した便が走っていることに加え、つつじヶ丘からは朝ラッシュ時に川西能勢口へ向かう急行便が走っている。夕ラッシュ時は川西能勢口から若葉→白金と同じ6系統が特急便として設定されている。
また、川西能勢口からは、深夜23時台~0時台に計5本の深夜バスが猪名川町内のつつじが丘 - パークタウン - 日生中央方面に運行されており、深夜の帰宅を対応している。
このほか、大阪梅田新阪急ホテルから、平日の深夜1時に阪急バスのパークタウン・日生中央行き深夜バスが運行していたが、2018年3月をもって廃止された。[21]
道路
編集高速道路
編集国道
編集- 国道173号:2006年(平成18年)に、平行して走る能勢電鉄妙見線平野から畦野駅にかけての片道2車線への拡幅が完了している。さらに、畦野駅から山下駅にかけての2車線拡幅化工事が2006年(平成18年)末に完了した。
県道
編集- 兵庫県道12号川西篠山線:4車線の新道と片側一車線の旧道があり、新道がバイパスとなっている。バイパスの町内のルートは、猪名川町差組 - つつじが丘 - 広根 - パークタウン中央(白金・若葉) - 紫合(ゆうだ)北ノ町。
- 兵庫県道68号川西三田線:紫合(ゆうだ)北ノ町 - 万善間は兵庫県道12号川西篠山線と重複路線となっている。
- 兵庫県道・大阪府道601号杉生能勢線
- 兵庫県道・大阪府道602号島能勢線
- 大阪府道・兵庫県道603号能勢猪名川線
- 兵庫県道507号島川原線:途中で道は途切れているため全線走行はできない。
- 兵庫県道319号下佐曽利笹尾線
- 兵庫県道324号切畑猪名川線
道の駅
編集観光
編集社寺・史跡
編集公園
編集- 猪名川町総合公園(ふれあい公園)
- 猪名川渓谷県立自然公園
- 伏見池公園
- さくら池自然公園
- 大島であい公園
名所
編集文化・名物
編集文化財
編集重要文化財
編集- 国指定
- 県指定
登録有形文化財
編集天然記念物
編集- 県指定
その他の文化財
編集- 多田銀銅山悠久の館(多田銅銀山鉱山跡。周囲も整備されており、間歩や当時の施設跡などが公開されている)
- 観音堂の大モミ(郷土記念物)
- 大国宮神社 - 肝川龍神を祀る。1914年に肝川の農夫・車末吉の妻小房が突然神憑りとなって神のお告げを叫び出し、これが評判となり、赤池濃、上杉憲章、出口王仁三郎(大本教)、矢野佑太郎(神政竜神会)ら多くの人が神の啓示を求めて小房を訪ね、とくに大本教は肝川を聖地「控えの地」とした[26]。現神社は大本教肝川支部から独立したもの。
名産・特産
編集その他(関西大学の誘致問題)
編集猪名川町肝川地区近郊は、1994年に関西大学高槻キャンパスに開設された関西大学総合情報学部の候補地の一つだった。関西大学によれば[27]、当初候補地として箕面市の止々呂美、茨木市の大岩、猪名川町の肝川、高槻市の霊仙寺が選定された。このうち最終候補地に残ったのが高槻市と猪名川町だった。最終的には千里山から一時間以内のアクセスが難しい猪名川町が候補を外れた。また、大阪府の企画部長が関西大学は大阪府内から出てほしくないと主張したことも候補地選定の際に考慮され、最終的に高槻市霊仙寺への移転が決定された。
出身関連著名人
編集出身著名人
編集政治家
編集実業家
編集- 加茂守(卵パックの開発者、エフピコダイヤフーズ)
芸術・文化・芸能
編集お笑い芸人
編集スポーツ選手
編集脚注
編集- ^ a b “町章・シンボルマーク・町花・町木”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “地域紹介”. 兵庫県. 2019年3月19日閲覧。
- ^ a b “国史跡「多田銀銅山遺跡」”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ a b “古文書の誤読? 日本一の「豊臣秀吉埋蔵金」は果たして…”. AERA dot.. 朝日新聞出版 (2016年11月29日). 2019年3月19日閲覧。
- ^ “猪名川町歴史街道”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “平成29年8月末人口集計表” (PDF). 猪名川町. 2017年10月4日閲覧。
- ^ 松本大輔(2015年4月10日). “猪名川町が“還暦” 町ぐるみでお祝い”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ “自然公園”. 兵庫県. 2019年3月19日閲覧。
- ^ 図典 日本の市町村章 p159
- ^ a b “第24話 猪名川高校の開校”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “ひょうごの遺跡 No.80” (PDF). 兵庫県立考古博物館. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “第33話 猪名川の鉄道”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ a b c d “猪名川町スポーツ施設”. 公益財団法人 尼崎市スポーツ振興事業団. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “猪名川町B&G海洋センター”. 公益財団法人 尼崎市スポーツ振興事業団. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “文化体育館へのアクセス”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “国際交流事業”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “資料17 耐震化率100%を達成している設置者(小中)【750設置者】” (PDF). 文部科学省. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “猪名川高等学校”. 猪名川町. 2022年3月27日閲覧。
- ^ a b c “町内小・中学校、幼稚園一覧”. 猪名川町. 2022年7月27日閲覧。
- ^ 日生ニュータウン 電車でのアクセス
- ^ “深夜急行バスの廃止について”. 阪急バス. 2022年7月27日閲覧。
- ^ 第1話 国の重要文化財「戸隠神社」猪名川町教育委員会教育振興課社会教育室、2014年5月1日
- ^ a b c d e f “猪名川町の指定文化財一覧”. 猪名川町. 2019年3月19日閲覧。
- ^ 猪名川町立静思館(せいしかん)猪名川町教育委員会教育振興課社会教育室
- ^ “仁部家住宅主屋”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2019年3月19日閲覧。
- ^ 『下中弥三郎事典』平凡社、1965年、「耕大陣之大神」の項
- ^ 石川・森本・高木・井上:「高槻キャンパスの開設 - 総合情報学部の経緯」 『関西大学年史紀要』(第9号)関西大学 pp.4‒31,(1997)
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 猪名川町 (town.inagawa) - Facebook
- GoogleMap(町役場を中心とする領域)