港区 (大阪市)
港区(みなとく)は、大阪市を構成する24行政区のうちの一つ。
みなとく 港区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 大阪府 |
市 | 大阪市 |
市町村コード | 27107-1 |
面積 |
7.86km2 |
総人口 |
80,319人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) |
人口密度 | 10,219人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 大阪市(此花区、西区、大正区、住之江区) |
区の花 | ヒマワリ、サクラ |
港区役所 | |
所在地 |
〒552-8510 大阪府大阪市港区市岡一丁目15番25号 北緯34度39分50.1秒 東経135度27分38.5秒 / 北緯34.663917度 東経135.460694度座標: 北緯34度39分50.1秒 東経135度27分38.5秒 / 北緯34.663917度 東経135.460694度 |
外部リンク | 大阪市港区 |
ウィキプロジェクト |
隣接している区
歴史
かつては淀川河口の三角州、難波八十島(なにわのやそしま)と形容された無数の小島の一画に当たる。江戸時代になると、当区域には下記の10新田が開発された(人名は開発者)。
- 市岡新田 - 1698年(元禄11年)、市岡与左衛門。
- 湊屋新田 - 1754年(宝暦4年)、湊屋吉左衛門、加賀屋甚兵衛。
- 木屋新田 - 1757年(宝暦7年)、木屋弥平治。
- 池山新田 - 1758年(宝暦8年)、池山新兵衛。
- 石田新田 - 1764年(明和元年)、石田三右衛門。
- 田中新田 - 1776年(安永5年)、田中又兵衛。
- 八幡屋新田 - 1829年(文政12年)、八幡屋忠兵衛。
- 福崎新田 - 1829年(文政12年)、福崎孫四郎。1853年(嘉永6年)、北福崎新田に改称。
- 池田新田 - 1829年(文政12年)、池田正七。
- 柴屋新田 - 1844年(弘化元年)、柴屋弥四郎。1853年(嘉永6年)、南福崎新田に改称。
上記の他、1684年(貞享元年)に開削された安治川の南岸が1688年(元禄元年)に市街化されて成立した新川南(のち安治川南→安治川通南→南安治川通に改称)の西部も当区域に含まれている(現:波除6丁目の一部)。安治川南の所属は江戸時代には大坂天満組、1869年(明治2年)から大阪北大組となり、1879年(明治12年)の郡区町村編制法施行から北区となった。
1871年(明治4年)には天保山付近に西成郡天保町が成立。1889年(明治22年)の町村制施行においては天保町は単独施行、10新田は現在の大正区・西成区域に含まれている1町13新田と合併して西成郡川南村となったが、役場は天保町・川南村合同のものが市岡新田に置かれた。
1897年(明治30年)の大阪市第一次市域拡張によって、天保町と10新田は大阪市へ編入されて西区に所属。同年天保山周辺において大阪港第一次修築工事(海に面した新港湾の造成)も始まった。第一次修築工事は紆余曲折の末昭和初期に完工し、港の周辺や港へ延びる築港大道路(現:みなと通)および大阪市電築港線沿線は新興市街地・工業地帯として栄え、市岡パラダイスなどの遊園地や大阪市立運動場など多くのレジャー施設も誕生した。
1925年(大正14年)の大阪市第二次市域拡張によって、西区・北区のそれぞれ一部から港区が新設された。当初の区域は現在の大正区および西区境川・九条南・九条・安治川・川口の西半(もと北区富島町・古川町)も含んでいたが、1932年(昭和7年)に大正区を分離、1943年(昭和18年)に西区との区境を境川運河に変更し、現在の区域となった。「港区」は他に東京都と名古屋市にも存在するが、3つの「港区」では大阪市の港区が一番古い。
1925年の新設以来、港区は大阪市で人口最多の区だったが、1945年(昭和20年)3月と6月の大阪大空襲によってほぼ全域が焼き払われ、1940年(昭和15年)の国勢調査で268,936人(1943年以降の区域のみ。1940年当時の区域では322,231人)だった人口が1945年11月の人口調査で8,672人と激減した。1947年(昭和22年)に大阪港修築10ヶ年工事が始まり、安治川の河口南岸が拡幅され、その土砂で全体的に盛り土するところから復興が本格化。これにより、木屋・湊屋・石田・田中・八幡屋のそれぞれ一部および天保町の全域が失われた一方、1960年代には大阪環状線や地下鉄中央線が開通し、安治川内港(弁天埠頭)も完成した。
その後、大阪港は中枢機能を築港から南港(咲洲)などに移したが、大阪におけるウォーターフロント開発の先駆けとして天保山ハーバービレッジがオープンした1990年代以降はレジャー地区に変貌しつつある。
人口
港区(に相当する地域)の人口の推移 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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総務省統計局 国勢調査より |
町名
マスメディア
- ラジオ大阪(弁天一丁目)
交通
鉄道
バス
- 一般路線バス
- 空港リムジンバス
- 高速バス
道路
- 都市高速
- 元有料道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般府道
公営渡船
教育
高等学校
中学校
小学校
幼稚園
集合住宅
大規模マンション
- 藤和市岡ハイタウン
- 天保山コーポ
住宅団地
- 都市再生機構磯路公園団地
- 都市再生機構サンラフレ朝潮橋(臨港第二団地を建て替えた住宅団地)
- 都市再生機構ポートサイド築港(臨港第一団地を建て替えた住宅団地)
- 大阪市住宅供給公社コーシャハイツ港
- 市営池島住宅
- 市営池島南住宅
- 市営田中住宅
- 市営築港住宅
- 市営波除住宅
- 市営八幡屋住宅
- 市営宝町住宅
- 富士冷凍社宅
- 関西電力三先社宅
- かつて存在した住宅団地
- 住宅・都市整備公団臨港第二団地(建て替えられ「サンラフレ朝潮橋」となった。なお同団地の建て替えはろ住宅・都市整備公団の関西建て替え1号となった。)
- 住宅・都市整備公団臨港第一団地(建て替えられ「ポートサイド築港」となった)
港区に本拠を置く企業
名所・旧跡・観光スポット・施設
- 天保山 - 日本一低い山とされる。
- 天保山ハーバービレッジ
- 海遊館
- 天保山大観覧車
- 大阪文化館・天保山
- 天保山マーケットプレース
- サンタマリア(遊覧船)
- 天保山客船ターミナル
- 大阪港中央突堤臨港緑地
- 築港赤レンガ倉庫
- 天満屋ビル
- 海遊館ギャラリーCASO
- 朝潮橋エリア
- 弁天町エリア
- OSAKA BAY TOWER
- 弁天町ORC200生涯学習センター(旧:大阪市立弁天町市民学習センター)
- 関西フィルハーモニー管弦楽団事務局・オークホール
- コナミスポーツクラブ弁天町(プール、天然温泉)
- ホテル大阪ベイタワー
- ラジオ大阪
- オークプリオタワーレジデンス
- クロスタワー大阪ベイ
- 安治川水門
- 尻無川水門
- 磯路中央公園
- 大阪市立港区民センター
- 世界館
- 波除公園
出身有名人
ゆかりの人物
脚注
関連項目
- 港区 (曖昧さ回避) - 全国の港区の一覧。