泉南郡
日本の大阪府の郡
人口64,929人、面積72.04km²、人口密度901人/km²。(2024年10月1日、推計人口)
以下の3町が所属する。
郡域
1896年(明治29年)に発足した当時の郡域は、上記3町のほか、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。
歴史
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により、南郡・日根郡の区域をもって設置。郡役所を岸和田村に設置。(3町40村)
- 1911年(明治44年)10月1日 - 佐野村が町制施行して佐野町となる。(4町39村)
- 1912年(明治45年)1月1日 - 沼野村・岸和田浜町・岸和田村・岸和田町が合併し、改めて岸和田町が発足。(3町37村)
- 1922年(大正11年)11月1日 - 岸和田町が市制施行して岸和田市となり、郡より離脱。(2町37村)
- 1923年(大正12年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1926年(大正15年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1928年(昭和3年)1月1日 - 北信達村が改称して信達村となる。
- 1928年(昭和3年)4月1日 - 北掃守村が町制施行・改称して春木町となる。(3町36村)
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 貝塚町・島村・麻生郷村・北近義村・南近義村が合併し、改めて貝塚町が発足。(3町32村)
- 1935年(昭和10年)
- 1937年(昭和12年)
- 1938年(昭和13年)3月3日 - 土生郷村が岸和田市に編入。(4町28村)
- 1939年(昭和14年)
- 1940年(昭和15年)
- 4月1日 - 樽井村が町制施行して樽井町となる。(6町23村)
- 6月1日 - 有真香村・東葛城村が岸和田市に編入。(6町21村)
- 1941年(昭和16年)2月11日 - 信達村・東信達村が合併して信達町が発足。(7町19村)
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 春木町・山直町・南掃守村が岸和田市と合併し、改めて岸和田市が発足。(5町18村)
- 1943年(昭和18年)
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 佐野町が市制施行・改称して泉佐野市となり、郡より離脱。(5町16村)
- 1951年(昭和26年)11月3日 - 熊取村が町制施行して熊取町となる。(6町15村)
- 1953年(昭和28年)5月3日 - 田尻村が町制施行して田尻町となる。(7町14村)
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 日根野村・長滝村・上之郷村・南中通村・大土村が泉佐野市に編入。(7町9村)
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 淡輪村・深日町・孝子村・多奈川町が合併して岬町が発足。(6町7村)
- 1956年(昭和31年)9月30日
- 1960年(昭和35年)11月1日 - 東鳥取村が町制施行して東鳥取町となる。(6町)
- 1970年(昭和45年)7月1日 - 泉南町が市制施行して泉南市となり、郡より離脱。(5町)
- 1972年(昭和47年)10月20日 - 南海町・東鳥取町が合併して阪南町が発足。(4町)
- 1991年(平成3年)10月1日 - 阪南町が市制施行して阪南市となり、郡より離脱。(3町)
変遷表
自治体の変遷
旧郡 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 明治45年 | 大正1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
南郡 | 岸和田町 | 岸和田町 | 大正11年1月1日 岸和田市 |
岸和田市 | 岸和田市 | 岸和田市 | 岸和田市 | ||
岸和田浜町 | 明治45年1月1日 岸和田町に編入 | ||||||||
岸和田村 | |||||||||
沼野村 | |||||||||
土生郷村 | 土生郷村 | 昭和13年3月3日 岸和田市に編入 | |||||||
有真香村 | 有真香村 | 昭和15年6月1日 岸和田市に編入 | |||||||
東葛城村 | 東葛城村 | ||||||||
山直上村 | 山直上村 | 昭和10年7月1日 山直町 |
昭和17年4月1日 岸和田市に編入 | ||||||
山直下村 | 山直下村 | ||||||||
北掃守村 | 北掃守村 | 昭和3年4月1日 春木町 | |||||||
八木村 | 八木村 | 昭和12年2月11日 春木町に編入 | |||||||
南掃守村 | 南掃守村 | 南掃守村 | |||||||
貝塚町 | 貝塚町 | 貝塚町 | 昭和18年5月1日 貝塚市 |
貝塚市 | 貝塚市 | 貝塚市 | 貝塚市 | ||
木島村 | 木島村 | 昭和10年4月15日 貝塚町に編入 | |||||||
西葛城村 | 西葛城村 | 昭和14年4月10日 貝塚町に編入 | |||||||
麻生郷村 | 麻生郷村 | 昭和6年4月1日 貝塚町に編入 | |||||||
島村 | 島村 | ||||||||
日根郡 | 北近義村 | 北近義村 | |||||||
南近義村 | 南近義村 | ||||||||
熊取村 | 熊取村 | 熊取村 | 昭和26年11月3日 熊取町 |
熊取町 | 熊取町 | 熊取町 | |||
佐野村 | 明治44年10月1日 佐野町 |
佐野町 | 昭和23年4月1日 泉佐野市 |
泉佐野市 | 泉佐野市 | 泉佐野市 | |||
北中通村 | 北中通村 | 昭和12年4月1日 佐野町に編入 | |||||||
南中通村 | 南中通村 | 南中通村 | 昭和29年4月1日 泉佐野市に編入 | ||||||
日根野村 | 日根野村 | 日根野村 | |||||||
長滝村 | 長滝村 | 長滝村 | |||||||
上之郷村 | 上之郷村 | 上之郷村 | |||||||
大土村 | 大土村 | 大土村 | |||||||
田尻村 | 田尻村 | 田尻村 | 昭和28年5月3日 田尻町 |
田尻町 | 田尻町 | 田尻町 | |||
樽井村 | 樽井村 | 昭和15年4月1日 樽井町 |
樽井町 | 昭和31年9月30日 泉南町 |
昭和45年7月1日 泉南市 |
泉南市 | 泉南市 | ||
北信達村 | 北信達村 | 昭和3年4月1日 改称 信達村 |
昭和16年2月11日 信達町 |
信達町 | |||||
東信達村 | 東信達村 | 東信達村 | |||||||
西信達村 | 西信達村 | 西信達村 | 西信達村 | ||||||
新家村 | 新家村 | 新家村 | 新家村 | ||||||
鳴滝村 | 鳴滝村 | 鳴滝村 | 鳴滝村 | ||||||
雄信達村 | 雄信達村 | 雄信達村 | 雄信達村 | ||||||
尾崎村 | 尾崎村 | 昭和14年6月1日 尾崎町 |
尾崎町 | 昭和31年9月30日 南海町 |
昭和47年10月20日 阪南町 |
平成3年10月1日 阪南市 |
阪南市 | ||
西鳥取村 | 西鳥取村 | 西鳥取村 | 西鳥取村 | ||||||
下荘村 | 下荘村 | 下荘村 | 下荘村 | ||||||
東鳥取村 | 東鳥取村 | 東鳥取村 | 東鳥取村 | 昭和35年11月1日 東鳥取町 | |||||
深日村 | 深日村 | 昭和18年2月11日 深日町 |
深日町 | 昭和30年4月1日 岬町 |
岬町 | 岬町 | |||
多奈川村 | 多奈川村 | 昭和18年3月10日 多奈川町 |
多奈川町 | ||||||
淡輪村 | 淡輪村 | 淡輪村 | 淡輪村 | ||||||
孝子村 | 孝子村 | 孝子村 | 孝子村 |
行政
- 歴代郡長[3]
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 原純蔵 | 明治29年(1896年)4月1日 | 明治33年(1900年)2月7日 | |
2 | 塚崎俊人 | 明治33年(1900年)2月21日 | 明治35年(1902年)4月21日 | |
3 | 相場駒次 | 明治35年(1902年)4月21日 | 明治39年(1906年)1月16日 | |
4 | 岸正形 | 明治39年(1906年)1月16日 | 明治45年(1912年)4月1日 | 在任中に死去[4] |
5 | 滋岡長彦 | 明治45年(1912年)4月1日 | 大正2年(1913年)5月27日 | |
6 | 中平元彦 | 大正2年(1913年)5月27日 | 大正5年(1916年)11月22日 | |
7 | 奥田多賀雄 | 大正5年(1916年)11月22日 | 大正5年(1916年)12月25日 | |
8 | 佐藤益三 | 大正5年(1916年)12月25日 | ||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止のため、廃官 |
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 27 大阪府、角川書店、1983年10月1日。ISBN 4040012704。
- 大植四郎 編『国民過去帳 明治之巻』尚古房、1935年 。
関連項目
先代 南郡・日根郡 |
行政区の変遷 1896年 - |
次代 (現存) |