河野六郎
日本の言語学者
河野 六郎(こうの ろくろう、1912年12月16日 - 1998年10月7日)は、日本の言語学者。文学博士(東京大学、1962年)。東京教育大学名誉教授。専門は朝鮮語・中国語。
人物情報 | |
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生誕 |
1912年12月16日 日本兵庫県神戸市 |
死没 | 1998年10月7日 (85歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 言語学 |
研究機関 | 東京帝国大学・東京教育大学 |
人物
編集1912年、兵庫県神戸市生まれ。第一高等学校を経て、1937年(昭和12年)東京帝国大学言語学科卒業。
1940年(昭和15年)小倉進平の推薦を受け京城帝国大学助手に就任。1941年(昭和16年)同大講師。1942年(昭和17年)同大助教授。
第二次世界大戦後、1958年より東京教育大学言語学教室教授。1962年、「朝鮮漢字音の研究」を東京大学に提出して文学博士号を取得。1976年、東京教育大学定年退官後に大東文化大学教授に就いた(1983年まで)。1986年、日本学士院会員。
受賞・栄典
編集- 1993年:文化功労者。
家族・親族
編集- 兄:河野与一は哲学者で翻訳家。
著作
編集- 朝鮮方言学試攷 「鋏」語考 東都書籍京城支店 1945
- 河野六郎著作集 全3巻 平凡社 1979-1980、復刊1993
- 1朝鮮語学論文集、2中国音韻学論文集、3文字論・雑纂
翻訳
編集- 銀のナイフ ヤン・セレリヤー(Ian Serraillier) 岩波少年文庫 1959
- 言語学と哲学-言語の哲学定項についての試論 エティエンヌ・ジルソン 岩波書店 1974
脚注
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