松江市(まつえし)は、島根県出雲地方に位置する。島根県の県庁所在地であり、中核市に指定されている。

まつえし ウィキデータを編集
松江市
松江市旗 松江市章
松江市旗 松江市章
2005年3月31日制定
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 島根県
市町村コード 32201-6
法人番号 3000020322016 ウィキデータを編集
面積 572.96km2
総人口 197,280[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 344人/km2
隣接自治体 雲南市出雲市安来市
鳥取県境港市
市の木
市の花 椿牡丹
市の魚介 しじみ
松江市役所
市長 上定昭仁
所在地 690-8540
島根県松江市末次町86番地
北緯35度28分05秒 東経133度02分55秒 / 北緯35.46811度 東経133.04853度 / 35.46811; 133.04853座標: 北緯35度28分05秒 東経133度02分55秒 / 北緯35.46811度 東経133.04853度 / 35.46811; 133.04853
地図
市庁舎位置

松江市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

松江市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

北緯35度27分54秒 東経133度03分04秒 / 北緯35.46500度 東経133.05111度 / 35.46500; 133.05111
ウィキプロジェクト

地理

編集

北は日本海に接する島根半島の北山山地、宍道湖中海、南は中国山地に挟まれた地域に広がる都市。松江藩城下町を中心に発展してきた山陰最大の人口を擁する中心都市であり、鳥取県米子市とともに中海・宍道湖・大山圏域の中核を担う。

宍道湖から中海に注ぐ大橋川によって松江の市街地は南北に二分されている。宍道湖畔、大橋川の両岸に築かれた町であることや、松江城下の堀川の保存状態も良いことから「水の都」とされ、水郷水都全国会議の第1回会議は松江市で開催された。

 
松江市郊外の真山からみた松江市中心部。右手の水域は宍道湖で嫁ヶ島がみえる。また写真中央付近の山上には松江城がみえる。背後の山々は中国山地である。


隣接している自治体

編集
 
松江市中心部周辺の空中写真。
2009年5月11日撮影の50枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

人口

編集
 
松江市と全国の年齢別人口分布(2005年) 松江市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 松江市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
松江市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 175,399人
1975年(昭和50年) 184,157人
1980年(昭和55年) 194,173人
1985年(昭和60年) 201,026人
1990年(平成2年) 203,298人
1995年(平成7年) 206,718人
2000年(平成12年) 211,564人
2005年(平成17年) 210,796人
2010年(平成22年) 208,613人
2015年(平成27年) 206,230人
2020年(令和2年) 203,616人
総務省統計局 国勢調査より


気候

編集
 
積雪時の松江市の中心部。
松江市
雨温図説明
123456789101112
 
 
153
 
8
2
 
 
118
 
9
1
 
 
134
 
13
4
 
 
113
 
19
8
 
 
130
 
23
14
 
 
173
 
26
18
 
 
234
 
30
23
 
 
130
 
32
24
 
 
204
 
27
20
 
 
126
 
22
13
 
 
122
 
17
8
 
 
155
 
11
4
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁
インペリアル換算
123456789101112
 
 
6
 
47
35
 
 
4.7
 
49
34
 
 
5.3
 
56
38
 
 
4.4
 
65
47
 
 
5.1
 
74
56
 
 
6.8
 
79
65
 
 
9.2
 
86
73
 
 
5.1
 
89
75
 
 
8
 
81
67
 
 
5
 
72
56
 
 
4.8
 
62
46
 
 
6.1
 
52
38
気温(°F
総降水量(in)

日本海側気候であり、冬は曇りや雨、雪の日が多く年間雪日数は約50日に達し[1]日本海寒帯気団収束帯 (JPCZ) の影響を受けやすい。ただし、大陸からの距離が比較的近いために雪雲がそれほど発達せず、また宍道湖や中海に囲まれる海洋性の影響から気温は比較的高く、年間降雪量は68cmと同じ山陰の鳥取市の140cmや米子市の95cmと比べると降雪量は少ない。松江市をはじめ島根県の日本海沿岸部は豪雪地帯には指定されておらず、平均的には10-20cm前後の積雪が一冬に数回ある程度である。大陸に近いことから西回り寒波の影響により平年を大幅に下回る真冬日になることもあり、冬の気温差が大きいのも特徴である。過去最深積雪は1971年(昭和46年)2月4日の100cmで唯一の積雪1m以上である。近年の大雪としては2011年(平成23年)1月1日の積雪56cmや2018年(平成30年)2月8日の積雪49cmが観測されている。

春から秋にかけては比較的好天の日が多い。夏は湿度が高く蒸し暑く、フェーン現象が起きると35度以上の猛暑日となることも珍しくない。

年間通して湿度が高く、年平均相対湿度は75%[1] と全国有数の高さとなっており、日照時間も少なく、美肌県と言われる所以ともなっている。

松江地方気象台(松江市西津田、標高17m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 20.6
(69.1)
24.7
(76.5)
26.4
(79.5)
30.7
(87.3)
32.4
(90.3)
35.1
(95.2)
37.2
(99)
38.5
(101.3)
36.1
(97)
32.1
(89.8)
28.1
(82.6)
23.4
(74.1)
38.5
(101.3)
平均最高気温 °C°F 8.3
(46.9)
9.4
(48.9)
13.1
(55.6)
18.5
(65.3)
23.2
(73.8)
26.2
(79.2)
29.8
(85.6)
31.6
(88.9)
27.1
(80.8)
22.0
(71.6)
16.5
(61.7)
10.9
(51.6)
19.7
(67.5)
日平均気温 °C°F 4.6
(40.3)
5.0
(41)
8.0
(46.4)
13.1
(55.6)
18.0
(64.4)
21.7
(71.1)
25.8
(78.4)
27.1
(80.8)
22.9
(73.2)
17.4
(63.3)
12.0
(53.6)
7.0
(44.6)
15.2
(59.4)
平均最低気温 °C°F 1.5
(34.7)
1.3
(34.3)
3.6
(38.5)
8.2
(46.8)
13.5
(56.3)
18.2
(64.8)
22.8
(73)
23.8
(74.8)
19.6
(67.3)
13.4
(56.1)
8.0
(46.4)
3.6
(38.5)
11.4
(52.5)
最低気温記録 °C°F −6.9
(19.6)
−8.7
(16.3)
−4.7
(23.5)
−2.1
(28.2)
2.4
(36.3)
7.8
(46)
12.9
(55.2)
15.3
(59.5)
7.9
(46.2)
1.6
(34.9)
−2.4
(27.7)
−7.5
(18.5)
−8.7
(16.3)
降水量 mm (inch) 153.3
(6.035)
118.4
(4.661)
134.0
(5.276)
113.0
(4.449)
130.3
(5.13)
173.0
(6.811)
234.1
(9.217)
129.6
(5.102)
204.1
(8.035)
126.1
(4.965)
121.6
(4.787)
154.5
(6.083)
1,791.9
(70.547)
降雪量 cm (inch) 28
(11)
25
(9.8)
6
(2.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
11
(4.3)
68
(26.8)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 21.1 16.9 15.0 11.6 10.4 12.0 12.7 10.6 12.6 12.0 14.9 19.8 169.7
平均降雪日数 18.2 14.3 6.6 0.4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 9.8 50.5
湿度 76 74 72 70 71 78 80 77 79 76 76 76 75
平均月間日照時間 67.4 88.6 140.5 182.4 206.5 157.1 168.6 201.0 146.2 154.4 113.8 78.8 1,705.2
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、極値:1940年 - 現在)[2][3]
松江地方気象台(1961年 - 1990年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 7.3
(45.1)
8.0
(46.4)
11.8
(53.2)
18.0
(64.4)
22.5
(72.5)
25.3
(77.5)
29.4
(84.9)
31.1
(88)
26.4
(79.5)
21.1
(70)
15.8
(60.4)
10.5
(50.9)
19.0
(66.2)
日平均気温 °C°F 3.7
(38.7)
4.0
(39.2)
6.9
(44.4)
12.5
(54.5)
17.1
(62.8)
20.9
(69.6)
25.2
(77.4)
26.5
(79.7)
22.0
(71.6)
16.1
(61)
11.0
(51.8)
6.4
(43.5)
14.3
(57.7)
平均最低気温 °C°F 0.5
(32.9)
0.6
(33.1)
2.5
(36.5)
7.7
(45.9)
12.4
(54.3)
17.3
(63.1)
22.1
(71.8)
22.9
(73.2)
18.5
(65.3)
12.0
(53.6)
6.9
(44.4)
2.7
(36.9)
10.5
(50.9)
降水量 mm (inch) 151.1
(5.949)
136.5
(5.374)
126.8
(4.992)
124.0
(4.882)
119.6
(4.709)
196.0
(7.717)
268.3
(10.563)
145.4
(5.724)
216.3
(8.516)
135.0
(5.315)
137.8
(5.425)
137.9
(5.429)
1,894.8
(74.598)
湿度 76 76 74 73 74 80 82 79 81 79 79 77 77
平均月間日照時間 72 84 144 181 216 172 188 215 153 160 111 84 1,782
出典:[理科年表 平成10年版]

歴史

編集

乃白町の田和山遺跡、大庭町の茶臼山周辺に点在する古墳群、大草町の出雲国庁跡、竹矢町の国分寺跡など古代から奈良時代の多くの遺跡が松江市南部の意宇川下流域、中海周辺で発見されている。縄文時代からの遺跡も中海、宍道湖周辺には多い。国宝の本殿を有する神魂神社は出雲大社の元の地である。最古の埴輪も発見され、風土記以前からの朝酌の市など、中海圏域が古くからアジアとの玄関口として栄えただろうことを窺い知ることができる。また黄泉比良坂など神話に出てくる地も多く残る。中海から来て大橋川にいたるところの「矢田の渡し」は風土記の時代からいまだ現存し動いている。出雲王朝ー大国主命事代主神から大和王朝に権力が譲られたという「国ゆずり」の神話による「青柴垣神事」「諸手船神事」は今も美保関町で行われている。

室町時代は出雲守護を代々継承した京極家の守護所が置かれた。戦国時代には京極家分家の尼子家守護代)が台頭したため支配下に置かれる。

本格的に開発が進んだのは、堀尾吉晴1607年(慶長12年)- 1611年(慶長16年)に足かけ5年をかけて、松江城及びその城下町の建設を行って以降のことである。1634年寛永11年)京極忠高若狭小浜藩より転封となり、松江藩主となる。城下は近世都市として整備され、山陰の都として栄えた。

江戸時代中期以降は親藩越前松平家松江藩)の城下町として栄える。中でも有名な藩主が「松平不昧公」の異名を持つ松平治郷である。明治時代になると、松江は島根県の県庁所在地となった。小泉八雲が訪れたのもこの時代である。

年表

編集

行政区域の変遷

編集
まつえし
松江市
   
松江市旗 松江市章
1898年12月20日制定
廃止日 2005年(平成17年)3月31日
廃止理由 新設合併
松江市(旧)、八束郡鹿島町島根町美保関町八雲村玉湯町宍道町八束町 → 松江市(新)
現在の自治体 松江市(新)
廃止時点のデータ
  日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 島根県
面積 221.38km2.
総人口 152,364
推計人口、2005年3月1日)
隣接自治体 出雲市雲南市、八束郡鹿島町、島根町、美保関町、八雲村、玉湯町、東出雲町
市の木
市の花 つばき
松江市役所
所在地 690-8540
島根県松江市末次町86
ウィキプロジェクト

現在の市域はかつての島根郡の全域、意宇郡のほぼ全域、秋鹿郡の大部分にあたる。なお、島根郡、意宇郡、秋鹿郡は1896年明治29年)4月1日に八束郡となっている。

松江市の市域の変遷

明治以前 明治初年 - 明治22年 明治22年
4月1日
町村制施行
松江市発足
明治22年 - 大正15年 昭和元年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和39年 昭和40年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在


揖屋村 揖屋村 揖屋村 揖屋村 昭和10年1月1日
町制 揖屋町
昭和29年4月1日
東出雲町
揖屋町 東出雲町 平成23年8月1日
松江市に編入
松江市
下意東村 一部[注釈 7] 下意東村 意東村 意東村 意東村
上意東村 上意東村
出雲郷村 出雲郷村 出雲郷村 出雲郷村 出雲郷村
春日村 春日村
玉造村 玉造村 玉造村 明治38年4月1日
玉湯村
玉湯村 玉湯村 昭和34年1月1日
町制 玉湯町
玉湯町 平成17年3月31日
松江市
大谷村 大谷村
湯町 湯町 湯町村
湯町村 明治8年9月5日
湯町村
面白村
布志名村 布志名村
林村 林村
宍道町 宍道町 宍道村 宍道村 昭和2年11月1日
町制 宍道町
宍道町 昭和30年4月3日
宍道町
宍道町
宍道村 宍道村
白石村 白石村
佐々布村 佐々布村
伊志見村 伊志見村
上来海村 上来海村 来海村 明治26年7月9日
改称 来待村
来待村 来待村
東来海村 東来海村
西来海村 西来海村
入江村 入江村 波入村 波入村 昭和4年1月1日
八束村
八束村 八束村 昭和45年4月1日
町制 八束町
波入浦 波入浦
遅江村 遅江村
二子村 二子村 二子村 二子村
寺津村 寺津村
亀尻村 亀尻村
馬渡村 馬渡村
江島村 江島村
西岩坂村 西岩坂村 岩坂村 岩坂村 岩坂村 昭和26年4月1日
八雲村
八雲村 八雲村
東岩坂村 東岩坂村
日吉村 日吉村
熊野村 熊野村 熊野村 熊野村 熊野村
平原村 平原村 大庭村 大庭村 大庭村
大庭村 大庭村 昭和26年4月1日
松江市に編入
松江市 松江市
佐草村 佐草村
山代村 山代村
大草村 大草村
東忌部村 東忌部村 忌部村 忌部村 忌部村
西忌部村 西忌部村
竹矢村 竹矢村 竹矢村 竹矢村 竹矢村 昭和25年9月21日
松江市に編入
矢田村 矢田村
八幡村 八幡村
馬潟村 馬潟村
乃木村 一部[注釈 3] 乃木村 松江市 松江市 松江市 松江市
一部[注釈 3]を除く 乃木村 乃木村 乃木村 昭和25年9月21日
松江市に編入
福富村 福富村
乃白村 乃白村
松江分 一部[注釈 8] 松江分
一部[注釈 1] 松江市 松江市 松江市 松江市
一部[注釈 9] 津田村 津田村 昭和9年12月1日
松江市に編入
古志原村 古志原村
東津田村 東津田村
西津田村 一部[注釈 2]を除く 西津田村
一部[注釈 2] 松江市 松江市 松江市
松江城下町 意宇郡所属分[注釈 10] 松江城下町


島根郡所属分[注釈 11]
末次村 一部[注釈 4] 末次村
一部[注釈 4]を除く 法吉村 法吉村 法吉村 昭和23年10月10日
松江市に編入
法吉村 法吉村
黒田村 黒田村
国屋村 国屋村
比津村 比津村
春日村 春日村
奥谷村 一部[注釈 5]を除く 奥谷村
一部[注釈 5] 松江市 松江市 松江市 松江市
西川津村 一部[注釈 6] 西川津村
一部[注釈 6]を除く 西川津村 明治36年4月1日
川津村
昭和14年2月11日
松江市に編入
菅田村 菅田村
上東川津村 上東川津村 東川津村
下東川津村 下東川津村
西尾村 西尾村 朝酌村 朝酌村 昭和14年11月1日
松江市に編入
朝酌村 朝酌村
福富村 福富村
大井村 大井村
大海崎村 大海崎村
東生馬村 東生馬村 生馬村 生馬村 生馬村 昭和28年4月1日
松江市に編入
西生馬村 西生馬村
上佐陀村 上佐陀村
下佐陀村 下佐陀村
薦津村 薦津村
浜佐田村 浜佐田村
西持田村 西持田村 持田村 持田村 持田村
東持田村 東持田村
福原村 福原村
坂本村 坂本村
川原村 川原村
本庄町 本庄町 本庄村 本庄村 本庄村 本庄村 昭和30年3月10日
松江市に編入
本庄村 本庄村
手角村 手角村
長海村 長海村
別所村 別所村
野原村 野原村
邑生村 邑生村
新庄村 新庄村
上宇部尾村 上宇部尾村

鹿
古志村 古志村 古志村 明治41年5月1日
古江村
古江村 古江村
浜佐陀村 浜佐陀村
西谷村 西谷村
古曽志村 古曽志村 古曽志村
成相寺村 明治8年9月5日
荘成村
荘村
西長江村 明治8年9月5日
長江村
長江村
東長江村
大野村上分 大野村上分 大野村 大野村 大野村 大野村 昭和35年8月1日
松江市に編入
大野村下分 大野村下分
魚瀬浦 明治8年9月5日
魚瀬浦
鎌田浦
秋鹿町 秋鹿町 秋鹿村 秋鹿村 秋鹿村 秋鹿村
秋鹿村 秋鹿村
大垣村 大垣村
岡本村 岡本村
古浦 古浦 恵曇村 恵曇村 恵曇村 昭和22年12月28日
町制 恵曇町
昭和31年3月3日
鹿島町
鹿島町
江角浦 江角浦
手結浦 手結浦
片句浦 片句浦
佐陀宮内村 佐陀宮内村 佐太村 佐太村 佐太村 佐太村
佐陀本郷村 佐陀本郷村
武代村 武代村


北講武村 北講武村 講武村 講武村 講武村 講武村
南講武村 南講武村
上講武村 上講武村
名分村 名分村
水浦 明治9年5月6日
改称 御津浦
御津村 御津村 御津村 御津村
美保関 美保関 美保関村 大正13年1月1日
町制 美保関町
美保関町 美保関町 昭和30年4月13日
美保関町
美保関町
雲津浦 雲津浦
笠浦 笠浦 千酌村 千酌村 千酌村 千酌村
千酌浦 千酌浦
北浦 北浦
菅浦 菅浦 片江村 片江村 片江村 片江村
片江浦 片江浦
七類浦 七類浦
諸喰浦 諸喰浦
福浦 福浦 森山村 森山村 森山村 森山村
森山村 森山村
下宇部尾村 下宇部尾村
野波浦 野波浦 野波村 野波村 野波村 野波村 昭和31年1月10日
島根村
昭和44年4月1日
町制 島根町
多古浦 多古浦
野井浦 野井浦
加賀浦 加賀浦 加賀村 加賀村 加賀村 加賀村
大芦浦 大芦浦 大芦村 大芦村 大芦村 大芦村

行政

編集

市長

編集
歴代市長[8]
氏名 就任日 退任日 備考
官選旧松江市長
1 福岡世徳 1889年(明治22年)5月27日 1911年(明治44年)7月13日
2 高橋義比 1911年(明治44年)7月13日 1925年(大正14年)5月13日
3 高橋節雄 1925年(大正14年)8月20日 1929年(昭和4年)8月
4 石倉俊寛 1929年(昭和4年)8月20日 1945年(昭和20年)8月19日
5 熊野英 1945年(昭和20年)9月10日 1947年(昭和22年)4月
公選旧松江市長
6 小林誠一 1947年(昭和22年)4月9日 1951年(昭和26年)4月
7 熊野英 1951年(昭和26年)4月26日 1963年(昭和38年)2月3日 死去
8 齋藤強 1963年(昭和38年)3月24日 1977年(昭和52年)9月30日
9 中村芳二郎 1977年(昭和52年)10月24日 1989年(平成元年)10月23日
10 石倉孝昭 1989年(平成元年)10月24日 1993年(平成5年)10月22日
11 宮岡寿雄 1993年(平成5年)10月23日 2000年(平成12年)5月6日 死去
12 松浦正敬 2000年(平成12年)6月19日 2005年(平成17年)3月30日
松江市長
- 門脇康雄 2005年(平成17年)3月31日 2005年(平成17年)4月23日 市長職務執行者・旧八束町長
1 松浦正敬 2005年(平成17年)4月24日 2021年(令和3年)4月23日
2 上定昭仁 2021年(令和3年)4月24日

行政機関

編集

市の機関

編集

県・市の共同機関

編集
  • 松江保健所(松江市・島根県共同設置)

主な県の機関・公共施設

編集

主な国の機関など

編集

議会

編集

市議会

編集
  • 定数 - 34人
  • 任期 - 4年:2025年(令和7年)4月23日[9]
会派名 議員数
松政クラブ 7
志翔の会 7
明政会 6
民主ネットワーク 4
公明クラブ 4
日本共産党松江市議会議員団 2
会派に属しない議員 1
欠員 3

(2023年4月12日現在[10]

島根県議会(松江市選出)

編集
  • 定数:11名
  • 任期:2019年(令和元年)5月14日~2023年(令和4年)5月13日
議員名 会派名 備考
福田正明 自由民主党島根県議会議員連盟
吉野和彦 公明党島根県議団
岩田浩岳 民主県民クラブ 所属党派は国民民主党
川上大 自由民主党島根県議会議員連盟
五百川純寿 自由民主党島根県議会議員連盟
白石恵子 民主県民クラブ 所属党派は無所属
細田重雄 自由民主党島根県議会議員連盟
角智子 民主県民クラブ 所属党派は立憲民主党
小沢秀多 自由民主党島根県議会議員連盟
尾村利成 日本共産党島根県議団
加藤勇 自由民主党島根県議会議員連盟

衆議院

編集
選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
島根県第1区 亀井亜紀子 立憲民主党 2 選挙区

司法

編集

経済

編集
 
山陰合同銀行本社(魚町)。

松江市は山陰地方の拠点都市の一つでもあり、鳥取県米子市とともに鳥取・島根両県を統括する支店が多く置かれているほか山陰地域で展開する企業の本社も多い。しかし山陽地方の都市と比較して経済力が高いわけではなく、人口規模も他の山陽地方の中核市に比べて小さい。

産業人口

編集

データは2005年(平成17年)。

  • 就業人口 95,728人[11]
    • 第1次産業 5,499人
    • 第2次産業 18,323人
    • 第3次産業 70,855人

農業

編集

商業

編集

金融業

編集
銀行
日本郵政

なお、三菱UFJ銀行山陰支社は法人向け融資の相談業務の窓口のみで、店舗・ATMは設置されていない。

生活協同組合

編集

市内に本社を置く主な企業

編集

市内に主要拠点を置く主な企業

編集

メディア

編集

新聞

通信社

ラジオ

姉妹都市・提携都市

編集

国内

編集
その他

海外

編集

教育

編集

義務教育学校

編集

小学校

編集

中学校

編集

高等学校

編集

医療

編集

主な医療機関

編集

交通

編集

空港

編集
  • 市内に空港はないが、出雲空港米子空港が最寄りの空港で松江駅から連絡バスが運行している。

鉄道

編集
西日本旅客鉄道(JR西日本)
一畑電車

中心となる駅:松江駅

バス

編集

路線バス

編集

高速バス

編集
愛称名 運行会社 運行区間 昼/夜行
スサノオ号 JRバス中国 TDL東京東京駅) - 松江駅・玉造・宍道 夜行
WILLER EXPRESS ベイラインエクスプレス 東京(バスタ新宿) - 松江駅 夜行
オリオンバス オー・ティー・ビー 東京(バスタ新宿) - 松江駅 夜行
出雲・松江・米子ドリーム名古屋号 JRバス中国 名古屋市 - 松江駅・玉造・宍道 夜行
グラン昼特急出雲号 JRバス中国 京都市大阪市大阪駅) - 松江駅・玉造・宍道 昼行
グランドリーム出雲号・ドリーム出雲号 夜行
くにびき号 一畑バス
阪急バス
大阪市梅田新大阪駅)・吹田市千里NT)・宝塚IC西宮北IC - 松江駅・玉造・宍道 昼行
ポートレイク号 JRバス中国
神姫バス
神戸市三宮) - 松江駅・玉造・宍道 昼行
ももたろうエクスプレス 日ノ丸自動車
一畑バス
両備ホールディングス
中鉄バス
JRバス中国
岡山市 - 松江駅・玉造・宍道 昼行
グランドアロー号 一畑バス
広島電鉄
広島市 - 三次市 - 雲南市 - 松江駅・松江しんじ湖温泉駅 昼行
出雲ドリーム博多号 JRバス中国
JR九州バス
福岡市北九州市 - 宍道・玉造・松江駅 夜行

道路

編集

高速道路

編集

一般国道

編集

県道

編集

道の駅

編集

港湾

編集

観光

編集

名所・旧跡

編集
松江城
塩見縄手
玉造温泉
黄泉比良坂

温泉

編集

寺社

編集
松江神社拝殿(2015年9月11日撮影)

博物館・図書館

編集
島根県立美術館
興雲閣(2015年9月)

コンサート・コンベンション施設

編集

体育施設

編集

周遊バス・遊覧船

編集
  • レイクライン(松江観光地バス巡り)
  • 宍道湖遊覧船
  • 矢田の渡し 大橋川周遊
  • 堀川遊覧船「ぐるっと松江 堀川めぐり」 - 堀川遊覧船管理事務所が管理している松江城を囲む堀川を一周する遊覧船

祭り

編集
  • 松江武者行列(4月)
  • 白潟天満宮夏祭(7月)
  • 松江水郷祭(8月)
  • 武内神社例大祭(8月)
  • 松江水燈路(10月)
  • 松江祭鼕行列(10月)
  • ホーランエンヤ(10年に一度の5月)

名物・特産品

編集

出身人物

編集

スポーツ

芸能

マスコミ

松江市を舞台とする作品

編集

映画

編集

ドキュメンタリー

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ a b 字北土手・字松江廻・字新丁・字清水・字三月下・字三月西・字田中・字稲荷廻・字宇賀・字元山・字伊勢宮の一部・字宮ノ沖の一部[6]
  2. ^ a b c 字フケ・松江境の各一部[6]
  3. ^ a b c 字元山・薩摩縄手・袖師浦および狐尾・北原の各一部[6]
  4. ^ a b c 字向島・字船廻・字田町・字仙石屋敷及び字正毛・字土手後の各一部[6]
  5. ^ a b c 大輪の一部[6]
  6. ^ a b c 字上追子幾分[6]
  7. ^ 一部は昭和23年(1948年)6月15日に能義郡荒島村へ編入。現在の安来市西荒島町[6]
  8. ^ 字田中上・ 字王子阪・ 字馬ノ背・字稲荷上[6]
  9. ^ 字伊勢宮の一部・字三月上・字宮ノ沖の一部[6]
  10. ^ 大橋川以北の各町[7]。松江市発足時点では松江本町、松江八軒屋町、松江和田見町、松江寺町、松江天神町、松江魚町、松江灘町、松江竪町、松江雑賀町、松江新町、松江横浜町が存在。
  11. ^ 大橋川以南の各町[7]。松江市発足時点では松江殿町、松江母衣町、松江米子町、松江南田町、松江北田町、松江北堀町、松江奥谷町、松江石橋町、松江内中原町、松江外中原町、松江中原町、松江末次町、松江苧町、松江片原町、松江東茶町、松江西茶町、松江本町、松江紙屋町、松江元材木町、松江魚町、松江鍛冶町、松江新材木町が存在。

出典

編集
  1. ^ a b 過去の気象データ検索 松江 平年値(年・月ごとの値)主な要素”. 気象庁. 2023年2月7日閲覧。
  2. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
  3. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
  4. ^ 松江市に都市計画法、三年一月から適用『大阪毎日新聞』昭和2年10月7日山陰版(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p231 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、34頁。ISBN 9784816922749 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 島根県の地名鑑” (pdf). 島根県. 2023年5月26日閲覧。
  7. ^ a b 松江城下町』 - コトバンク
  8. ^ 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第3巻、歴代知事編纂会、1985年。『朝日新聞』。
  9. ^ 島根県:県内市町村の長・議員の任期満了一覧”. 島根県 (2024年10月31日). 2024年11月4日閲覧。
  10. ^ 松江市議会議員名簿(会派別)”. 2024年11月8日閲覧。
  11. ^ 平成17年国勢調査”. 総務省統計局 (2005年). 2018年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月15日閲覧。
  12. ^ 島根大学旧奥谷宿舎 島根大学総合博物館
  13. ^ クレマチスの窓辺 (PDF)」『公益社団法人 島根県観光連盟』。2024年11月6日閲覧
  14. ^ "松江". NHK. 2022年10月7日. 2022年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月30日閲覧

関連項目

編集

外部リンク

編集