東南大学
東南大学(とうなんだいがく、英語: Southeast University)は、中華人民共和国江蘇省南京市玄武区四牌楼2号に本部を置く中華人民共和国の国立大学。1902年創立、1921年大学設置。大学の略称は東大、SEU。
東南大学 | |
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東南大学大礼堂 | |
大学設置 | 1921年 |
創立 | 1902年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 中華人民共和国教育部 |
本部所在地 | 中華人民共和国江蘇省南京市玄武区四牌楼2号 |
キャンパス |
四牌楼(江蘇省南京市玄武区) 九竜湖(江蘇省南京市江寧区) 丁家橋(江蘇省南京市鼓楼区) |
学部 |
理学部 人文社会科学学部 生命科学・医学学部 土木・建築・交通学部 情報・電子学部 機械・エネルギー・材料・化学学部 電気器具制御学部 |
ウェブサイト | http://www.seu.edu.cn |
副部級大学の一つとして、教育部直轄の全国の重点大学。985工程、211工程や「双一流」にも選ばれている国家重点大学である。略称はSEU、東大(読み方:とうだい)。主な3つのキャンパスごとに教育内容・研究内容を異にする。複数の国家重点実験室も持っている。卓越大学連盟の成員校である。
校訓は「止於至善(簡体字:止于至善)」、「止於至善」とは、儒教経書の一つである「大学」にある「大学之道、在明明徳、在新民、在止於至善」に由来している。意味は「至善に止まる」。
歴史
編集国立中央大学および南京大学とルーツを同じくする大学である。四牌楼キャンパス(南京市玄武区四牌楼)は、かつての南京国子監の跡地、国立中央大学のメインキャンパスである。
1902年、三江師範学堂として創立。三江師範学堂は1906年に両江師範学堂と改名した。その後、 1915年南京高等師範学校が開学、1921年に国立東南大学となる。1927年には河海工科・上海商科・江蘇医科など8大学を統合、国立第四中山大学と改称し、総合大学として発展した。1928年に南京が中華民国の首都となると国立中央大学と改称。四牌楼キャンパスは当時の中央大学のメインキャンパスであり、大礼堂や旧図書館(孟芳図書館)ももともとは中央大学の施設として建設されたものである。1930年代に整備された歴史主義建築群は、中央大学旧址として全国重点文物保護単位に指定されている。
1949年8月、国立中央大学は国立南京大学に改称。1952年7月、南京地域における高等教育機関の大規模な再編が行われた (zh:1952年南京高等学校院系調整) 。この結果、南京大学工学部を中心として南京工学院が設立された。1988年に、旧称のひとつを採用して現在の名称東南大学になる。2000年南京鉄道医学院、南京交通高等専門科学校、南京地質学校を併合。
基礎データ
編集所在地
編集象徴
編集- シンボルマーク
- 大学歌
現在の大学歌は2002年に制定された、王歩高作詞、印青作曲の『東南大学校歌』。祝典(入学式、卒業式)、講演などで使用される。
教育および研究
編集学部
編集中国の大学の「学院」も「系」も日本の大学の学部にほぼ相当する。「学部」は「学院」と「系」の上の編成で、実体はなく、日本の「学部」とは位置付けが異なっている。[1](中国の「学院」とは日本で言う単科大学或いは総合大学の学部を指すことが多い。)
- 理学部:数学学院、物理学院
- 人文社会科学学部:人文学院、経済管理学院、外国語学院、芸術学院、法学院、マルクス主義学院、海外教育学院
- 生命科学・医学学部:生物科学と医学工程学院、医学院、公衆衛生学院、学習科学研究センター
- 土木・建築・交通学部(工学一部):建築学院、土木工程学院、交通学院
- 通信・電子学部(工学二部):通信科学と工程学院、電子科学と工程学院、マイクロエレクトロニクス学院(旧名:集積回路学院)、コンピュータ科学と工程学院、ソフトウェア学院
- 機械・エネルギー・材料・化学学部(工学三部):機械工程学院、エネルギーと環境学院、材料科学と工程学院、化学化工学院
- 電気儀器控制学部(工学四部):電気工程学院、儀器科学と工程学院、オートメーション学院
- 呉健雄学院:高等理工類クラス、電子・情報クラス、機械動力クラス
- 体育系
附属機関
編集附属病院:東南大学附属中大病院、東南大学附属中大病院(江北院区)
附属図書館:
- 四牌楼キャンパス図書館
- 四牌楼キャンパス旧図書館(孟芳図書館)
- 九竜湖キャンパス図書館(李文正図書館)
- 丁家橋キャンパス図書館
附属学校:
- 幼稚園:東南大学附属幼稚園、東南大学附属幼稚園(江寧新園)
- 中学:東南大学附属中学(南京市第九中学)
- 高等学校:東南大学附属高等学校(南京市第九高等学校)
附属出版社:東南大学出版社
施設
編集キャンパス
編集九竜湖キャンパス
使用学部:
- ⼈⽂社会科学学部(⼈⽂学院、経済管理学院、外国語学院、芸術学院、法学院、マルクス主義学院)
- 理学部(数学学院、物理学院)
- 通信・電子学部(通信科学と工程学院、電子科学と工程学院、マイクロエレクトロニクス学院、コンピュータ科学と工程学院、ソフトウェア学院)
- 土木・建築・交通学部(土木学院、交通学院)
- 生命科学・医学学部(生物科学と医学工程学院、学習科学研究センター、医学院、公衆衛生学院)
- 機械・エネルギー・材料・化学学部(機械工程学院、エネルギーと環境学院、材料科学と工程学院、化学化工学院)
- 電気儀器控制学部(電気工程学院 、オートメーション学院、儀器科学と工程学院)
- 呉健雄学院
- 体育系
交通アクセス:
- 南京メトロ3号線 東大九竜湖キャンパス駅
四牌楼キャンパス
使用学部:
- ⼈⽂社会科学学部(海外教育学院)
- 土木・建築・交通学部(建築学院)
- 通信・電子学部(電子科学と工程学院)
- 機械・エネルギー・材料・化学学部(エネルギーと環境学院)
- 電気儀器控制学部(電気工程学院 、儀器科学と工程学院、オートメーション学院)
交通アクセス:
- 南京メトロ3号線 浮橋駅と鶏鳴寺駅
丁家橋キャンパス
使用学部:
- 生命科学・医学学部(生物科学と医学工程学院、学習科学研究センター、医学院、公衆衛生学院)
交通アクセス:
- 南京メトロ1号線 玄武門駅
- 南京メトロ4号線 雲南路駅
キャンパス間の交通:
- 学生・教員向けに各キャンパス間の連絡バスが運行されている。九竜湖~四牌楼(通称九河バス)が1日27往復、所要時間はいずれも50分から1時間である。2015年4月1日から、何しろ南京メトロ3号線開業なので、バス運営中止。
寮
編集- 九竜湖キャンパス(桃園寮、梅園寮、橘園寮)
- 四牌楼キャンパス(成園寮、沙塘園寮、文昌寮、蘭園寮、校東寮、教工寮、群英楼寮、薈萃楼寮)
- 丁家橋キャンパス(求恩寮、留学生寮、旧学生寮)