有秋台団地
有秋台団地(ゆうしゅうだいだんち)は、千葉県市原市の有秋地区に位置する団地(ニュータウン)である。1960年代に千葉県が姉崎住宅団地(あねさきじゅうたくだんち)の名で土地区画整理事業を行った。
概要
編集姉崎沿岸部工業地域の従事者の居住のための企業社宅を中心とし,辰巳台団地に次いで市内で2番目の大規模住宅団地として開発された[1]。1965年5月28日に施工等認可が下り、第一工区は1967年5月9日、第二工区は1968年6月14日に換地処分を実施した[1]。総事業費は14億円、施工面積は81.5ha、計画人口10,200人[1]。
地理
編集大字
編集河川
編集- 不入斗川
- 深城川
歴史
編集地名の由来
編集「有秋」の名は、明治時代に設立された小学校が校名として使用している(市原市立有秋東小学校も参照)。『千葉県市原郡誌』(1916年)によれば、1873年(明治6年)に学制が施行された際、「深城役場」管轄地域[注釈 1]には深城小学校と片又木小学校の2校があり、合併が提起されたものの住民の意見がまとまらず、不調に終わった[2]。1886年(明治19年)の小学校令施行を契機として戸長が「再合併」を働きかけて協議をまとめ、不入斗区にあった旧深城小学校を校舎として「有秋尋常小学校」が発足したのであるという[3]。有秋尋常小学校は1902年(明治35年)より不入斗区内に新たに校地を購入して新校舎建設を始め、1904年(明治27年)に新校舎の使用を開始した[4]。この時の校区は不入斗・立野・豊成・深城・天羽田・椎津・山谷・永藤・迎田・片又木・畑木の10区であった[4]。
沿革
編集→「姉崎地区 § 沿革」を参照
施設
編集行政・公共施設
編集学校教育施設
編集- 市原市立有秋東小学校
- 市原市立有秋西小学校(有秋東小から分離、のちに有秋南小が分離)
- 市原市立有秋中学校(姉崎中から分離)
- 第二姉ヶ崎幼稚園
医療施設
編集- 有秋台医院
公園・緑地
編集- 有秋公園(有秋台東3丁目)
- 有秋中央公園(有秋台東2丁目)
- 有秋台東公園(有秋台東3丁目)
- 永藤公園(有秋台西1丁目)
- 有秋広場(有秋台西1丁目)
交通
編集鉄道
編集団地内に鉄道は通っていないが、JR東日本の最寄は姉ケ崎駅で小湊鉄道の最寄りは光風台駅である。
路線バス
編集- 小湊鉄道(通常旅客案内で系統番号は用いられていない)[6]
- 姉04系統(姉ケ崎駅東口〜有秋台団地下〜市原緑園都市ターミナル)
- 姉05系統(姉ケ崎駅東口〜有秋台団地〜市原緑園都市ターミナル)
- 姉06系統(姉ケ崎駅東口〜有秋台団地)
- 姉07系統(姉ケ崎駅東口〜有秋台団地下〜光風台駅)
- 姉24系統(姉崎ターミナル〜有秋台団地下〜市原緑園都市ターミナル)
- 姉25系統(姉崎ターミナル〜有秋台団地〜市原緑園都市ターミナル)
- 姉26系統(姉崎ターミナルー有秋台団地)
- 姉27系統(姉崎ターミナル〜有秋台団地下〜光風台駅)
- 姉28系統(姉崎ターミナル〜有秋台団地下〜市原緑園都市ターミナル〜光風台駅)
- 日東交通[7]
- 姉ケ崎・桜台団地線(姉ケ崎駅前〜桜台団地・茅野)
→「姉崎地区 § バス」も参照
道路
編集近隣のニュータウン
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “千葉県土地区画整理事業地区別一覧表”. 千葉県. 2022年7月21日閲覧。
- ^ 千葉県市原郡教育会 1916, p. 728.
- ^ 千葉県市原郡教育会 1916, pp. 728–729.
- ^ a b 千葉県市原郡教育会 1916, p. 729.
- ^ a b c 『わたしたちの市原市』市原市、12頁。
- ^ “小湊鉄道バス路線図木更津地区”. 小湊鉄道株式会社. 2022年7月21日閲覧。
- ^ “日東交通姉ケ崎・桜台団地線”. 日東交通. 2022年7月21日閲覧。