普代村
岩手県下閉伊郡の村
普代村(ふだいむら)は、岩手県にある太平洋に面した村であり、北緯40度線上世界最東端の地である。
ふだいむら 普代村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
郡 | 下閉伊郡 | ||||
市町村コード | 03485-1 | ||||
法人番号 | 2000020034851 | ||||
面積 |
69.66km2 | ||||
総人口 |
2,205人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 31.7人/km2 | ||||
隣接自治体 | 下閉伊郡岩泉町、田野畑村、九戸郡野田村 | ||||
村の木 | エンジュ | ||||
村の花 | ハマユリ | ||||
村の鳥 | ウミウ | ||||
普代村役場 | |||||
村長 | 柾屋伸夫 | ||||
所在地 |
〒028-8392 岩手県下閉伊郡普代村第9地割字銅屋13番地2 北緯40度00分19秒 東経141度53分09秒 / 北緯40.00522度 東経141.88594度座標: 北緯40度00分19秒 東経141度53分09秒 / 北緯40.00522度 東経141.88594度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集岩手県北東部に位置する村であり、三陸海岸を有し太平洋に面している。海岸部は比高100mを越える断崖絶壁がほとんどであり、砂浜などは少ない。地域内での最も大きな河川は普代川およびその支流の茂市川であり、村を横断し普代浜にて海に注いでいる。平野部は極少なく、西から東方向へと流れる河川が狭い渓谷を形作っており、河川沿いに僅かに見られるのみである。地域内には海岸段丘の発達が見られ、丘陵上は平坦地が広がっている部分もある。
気候
編集要素 | 観測値 | 観測年月日 |
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最高気温 | 37.7℃ | 1978年(昭和53年)8月3日 |
最低気温 | -20.4℃ | 1978年(昭和53年)2月15日 |
普代の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 16.6 (61.9) |
21.4 (70.5) |
23.9 (75) |
32.2 (90) |
33.1 (91.6) |
34.6 (94.3) |
35.9 (96.6) |
37.7 (99.9) |
34.9 (94.8) |
31.1 (88) |
26.8 (80.2) |
22.8 (73) |
37.7 (99.9) |
平均最高気温 °C (°F) | 4.3 (39.7) |
4.7 (40.5) |
8.4 (47.1) |
14.2 (57.6) |
18.7 (65.7) |
21.0 (69.8) |
24.6 (76.3) |
26.3 (79.3) |
23.5 (74.3) |
18.6 (65.5) |
13.2 (55.8) |
7.0 (44.6) |
15.4 (59.7) |
日平均気温 °C (°F) | −0.7 (30.7) |
−0.4 (31.3) |
2.8 (37) |
8.1 (46.6) |
12.8 (55) |
16.1 (61) |
20.1 (68.2) |
21.7 (71.1) |
18.5 (65.3) |
12.5 (54.5) |
6.7 (44.1) |
1.6 (34.9) |
10.0 (50) |
平均最低気温 °C (°F) | −5.3 (22.5) |
−5.4 (22.3) |
−2.6 (27.3) |
1.9 (35.4) |
7.3 (45.1) |
11.9 (53.4) |
16.7 (62.1) |
18.1 (64.6) |
14.2 (57.6) |
7.2 (45) |
1.0 (33.8) |
−3.1 (26.4) |
5.2 (41.4) |
最低気温記録 °C (°F) | −17.3 (0.9) |
−20.4 (−4.7) |
−13.7 (7.3) |
−6.9 (19.6) |
−2.5 (27.5) |
0.1 (32.2) |
5.9 (42.6) |
6.9 (44.4) |
4.1 (39.4) |
−3.7 (25.3) |
−7.6 (18.3) |
−13.5 (7.7) |
−20.4 (−4.7) |
降水量 mm (inch) | 66.6 (2.622) |
62.4 (2.457) |
88.5 (3.484) |
86.0 (3.386) |
102.3 (4.028) |
144.2 (5.677) |
167.1 (6.579) |
195.5 (7.697) |
224.1 (8.823) |
170.1 (6.697) |
61.3 (2.413) |
64.8 (2.551) |
1,430.5 (56.319) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.1 | 5.9 | 7.7 | 7.9 | 9.8 | 10.3 | 12.9 | 12.6 | 11.5 | 7.9 | 6.0 | 5.0 | 102.1 |
平均月間日照時間 | 158.2 | 157.5 | 185.7 | 196.5 | 198.4 | 167.2 | 141.7 | 155.1 | 139.2 | 151.0 | 151.2 | 147.1 | 1,948.8 |
出典1:平年値(年・月ごとの値) | |||||||||||||
出典2:観測史上1~10位の値(年間を通じての値) |
普代村 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、北閉伊郡普代村を廃し、その区域をもって北閉伊郡普代村を設置する。
- 1896年(明治29年)3月29日[矛盾 ][矛盾 ] - 北閉伊郡、中閉伊郡及び東閉伊郡を廃し、小本村、田野畑村、普代村、岩泉村、有芸村、安家村、小川村、大川村、川井村、門馬村、小国村、宮古町、鍬ヶ崎町、山田町、崎山村、田老村、山口村、千徳村、花輪村、茂市村、刈屋村、磯鶏村、津軽石村、重茂村、豊間根村、大沢村、織笠村及び船越村の区域をもって下閉伊郡を設置する。
- 1961年(昭和36年)5月28日 - 新里村から始まった山火事が普代村へ延焼。普代村立黒崎小学校(後に普代小学校へ統合)の校舎が全焼するなどの被害[1]。
- 1964年(昭和39年) - 村章を制定する[2]。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災。津波で沿岸部の漁業施設などが壊滅したが、高さ15.5mの普代水門や太田名部防潮堤が決壊せずに津波を大幅に減衰[3]させ、集落への浸水被害を最小限に抑えることができた[4]。
行政
編集姉妹都市・友好都市
編集日本国内
編集産業
編集漁業
- 普代郵便局(集配局)
- 堀内郵便局
地域
編集人口
編集普代村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 普代村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 普代村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
普代村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、9.49%減の2,795人であり、増減率は県下33市町村中25位。
教育
編集両校は小中一貫教育の研究指定を受けている。
中学校
編集小学校
編集※以下は廃校
- 普代村立鳥茂渡小学校(2007年・普代小へ統合)
- 普代村立黒崎小学校(2010年・同上)
- 普代村立堀内小学校(同上)
こども園・保育園
編集- 普代村立 はまゆり子ども園
- つちのこ保育園(NPO法人地球のしごと大學運営)
※村内に高等学校は存在しない。最寄りの高校は岩手県立久慈工業高等学校。
交通
編集鉄道
編集バス
編集道路
編集高速道路
編集地域高規格道路
編集一般国道
編集県道
編集主要地方道
編集一般県道
編集道の駅
編集名所・旧跡・観光
編集出身有名人
編集脚注
編集出典
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、152頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 図典 日本の市町村章 p32
- ^ 明治の教訓、15m堤防・水門が村守る 読売新聞 2011年4月3日(オリジナルの2021年8月17日時点におけるアーカイブ)
- ^ 岩手県普代村は浸水被害ゼロ、水門が効果を発揮 日本経済新聞 2011年4月1日(オリジナルの2021年8月17日時点におけるアーカイブ)
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 普代村に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ