春風 ひとみ(はるかぜ ひとみ、1960年12月9日 - )は、日本女優である。宝塚歌劇団卒業生(月組娘役)。本名、湯浅 ひとみ(ゆあさ ひとみ)。宝塚歌劇団時代の愛称は「ヒトミ」「ハル」。

はるかぜ ひとみ
春風 ひとみ
本名 湯浅 ひとみ
生年月日 (1960-12-09) 1960年12月9日(63歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都文京区
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
配偶者 一般男性(2014年 - )
所属劇団 劇団若草
宝塚歌劇団1979年 - 1988年
事務所 東宝芸能( - 2016年
キューブ2016年 - )
公式サイト 公式プロフィール
受賞
紀伊國屋演劇賞
1993年 個人賞
『壁の中の妖精』
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東京都文京区出身。出身校女子聖学院キューブ所属。公称身長160cm血液型A型。2016年より音響芸術専門学校副校長。

略歴

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  • 東京・巣鴨のカツオ節問屋の長女として生まれる。
  • 幼児期(2 - 5歳時)には劇団若草に所属、子役として活躍。舞台やテレビドラマ・CM(「カルピス」など)に出演。TBS系の『東芝日曜劇場』では宇野重吉と共演。宇野の勧めにより、6歳で子役の仕事をやめ、以後、学業に専念していたが、4歳から習っていたバレエと日舞はそのまま続けていた[1]
  • 1977年、高校1年終了時、宝塚音楽学校に2度目の受験で合格。
  • 1979年宝塚歌劇団入団。花組公演『花影記/紅はこべ』で初舞台。65期生
  • 1980年月組に配属。「愛限りなく」で大劇場ヒロインを演じたほか、実力派の二番手娘役として長く活躍。「哀愁」のキティ、「ときめきの花の伝説」のエレオノーラ、「ミー・アンド・マイガール」のマリア公爵夫人等、ストーリーに直接かかわる役どころを多く演じた。「南太平洋」のネリーでヒロイン、そして退団公演「サウンド・オブ・ミュージック」のマリアでは主演と、ブロードウェイミュージカルでも真価を発揮した。
  • 1988年退団。その後女優に転身し、舞台を中心に活動している。
  • 1993年、一人ミュージカル『壁の中の妖精』に出演し、この作品で演出の福田善之と共に紀伊國屋演劇賞を受賞。以降もたびたび再演されている。
  • 2014年8月4日、自身のTwitterで一般男性との入籍を公表[2]
  • 2016年4月1日よりキューブに移籍。

出演

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舞台

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子役時代

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宝塚歌劇団時代

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[4]

宝塚歌劇団退団後

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  • 1989年4 - 5月:「ラ・マンチャの男」 アントニア(青山劇場梅田コマ劇場
  • 1990年1月:「おお!活動狂時代」 メアリー・ピックフォード(サンシャイン劇場
  • 1990年5月:「道遠からん」 リキ(サンシャイン劇場)
  • 1991年1月:「マグノリアの海賊」 ナナ(シアターアプル
  • 1991年3月:「夢、クレムリンであなたと」 ナジェージダ(シアターサンモール
  • 1991年7 - 8月:「ポタージュ・ナイト」 川村朱子(全労済ホールスペース・ゼロ、琵琶湖一周公演)
  • 1991年10月:「雰囲気のある死体」 看護婦(三百人劇場)
  • 1992年2月:「鹿鳴館異聞」 千代(俳優座劇場ピッコロシアター
  • 1992年5月:「ゲーム・オブ・ラブ」 ガブリエル(全労済ホールスペース・ゼロ)
  • 1992年7月:「雰囲気のある死体」 看護婦(シアターサンモール)
  • 1992年9月:「マダム桃子殺人事件」 千代(民音劇場、全国公演)
  • 1992年11 - 12月:「ミスター・アーサー」 リンダ(シアター・ドラマシティ
  • 1993年2月:「ホロー荘の殺人」(サンシャイン劇場) ミッジ
  • 1993年4月:「壁の中の妖精」(シアターサンモール):紀伊國屋演劇賞・個人賞受賞
  • 1993年5月:「ハイ・スピリッツ -陽気な幽霊-」 ルース (シアターアプル)
  • 1993年8月:「赤い風車と花笠道中」 お紺・お美乃(中座
  • 1993年10月:「夢、クレムリンであなたと」:ナジェージダ(シアターサンモール)※再演:文化庁芸術祭賞受賞
  • 1993年11 - 12月:「源氏物語」 藤壺(全国公演)
  • 1994年2月:「壁の中の妖精」フリアーナ、マリア:全23役(全労済ホールスペース・ゼロ)※再演
  • 1994年5月:「私の下町 - 母の写真」 初(シアターサンモール)
  • 1994年6月:「おくにかぶき」 出雲の阿国(国立能楽堂研修能舞台)
  • 1994年7月:「ラブ・レターズ」 メリッサ(PARCO劇場
  • 1994年8月:「パパ、映画に出して!」 ステフィ(PARCO劇場)
  • 1995年1月:「糸女」 松井須磨子(地方公演、東京芸術劇場中ホール)
  • 1995年2月:「二人でお茶を」 ルーシー(博品館劇場
  • 1995年4月:「私の下町 - 母の写真」 初(東京芸術劇場小ホール)※再演
  • 1995年5月:「グッドドクター」 ユリア他3役(俳優座劇場)
  • 1995年7月:「おかしな二人」 セシリー・ピジョン(セゾン劇場
  • 1995年7 - 9月:「壁の中の妖精」(各地公演)※再々演
  • 1995年11月:「I do! I do!〜結婚物語」 アグネス(シアターアプル)
  • 1996年3月:「夢、ハムレットの」 オフィーリア(俳優座劇場)
  • 1996年6月:「坊ちゃん」 春奴(新橋演舞場
  • 1996年7月:「アンネの日記」 フランク夫人(シアター・ドラマシティ、青山劇場)
  • 1996年10月:「私の下町 - 母の写真」初(俳優座劇場、ピッコロシアター)※再々々演:文化庁芸術祭賞大賞受賞
  • 1997年7月:「アンネの日記」 フランク夫人(東京芸術劇場中ホール)※再演
  • 1997年12月:「42ndストリート」 アン・ライリー(日生劇場
  • 1998年6 - 7月:「父と暮らせば」 福吉美津子(紀伊國屋サザンシアター
  • 1999年4月:「42ndストリート」 アン・ライリー(日生劇場)※再演
  • 1999年6月:「花の天勝」 松旭斎天ニの妻(新橋演舞場)
  • 1999年7 - 9月:「壁の中の妖精」(九州公演、俳優座劇場)※再々々演
  • 1999年10 - 12月:「ブレヒト・オペラ」 ルート・ベルラウ(新国立劇場小劇場)
  • 2000年1 - 2月:「ジョセフィン〜虹を夢みて〜」 キャロライン・ダトリー(紀伊國屋サザンシアター)
  • 2000年6月:「私の下町-母の写真」 初(俳優座劇場)
  • 2000年11月 - 2001年1月:「女の一生」 鹿子木綾乃(芸術座名鉄ホール
  • 2001年8 - 10月:「壁の中の妖精」(北海道・東北・近畿公演、俳優座劇場)
  • 2002年1月: 「42ND STREET」 マギー・ジョーンズ(博多座
  • 2002年3月:「女狂言〜上空」 若い尼(銕仙会能楽研修所)
  • 2002年4月:「チャーリー・ガール」 ペネロープ(帝国劇場
  • 2002年6月:「I do! I do!〜結婚物語」 アグネス(天王洲アイル・アートスフィア
  • 2002年7月:「キス・ミー、ケイト」 ハッティ(帝国劇場)
  • 2002年8月:「キス・ミー、ケイト」 ハッティ(中日劇場
  • 2002年10月:「チャーリー・ガール」 ペネロープ(梅田コマ劇場)
  • 2003年1月:「キス・ミー、ケイト」 ハッティ(博多座)
  • 2003年2 - 3月 「女狂言2003」 若い尼(俳優座劇場、新神戸オリエンタル劇場
  • 2003年3 - 4月 「壁の中の妖精」(中国地方公演)
  • 2003年6 - 8月:「I do! I do!〜結婚物語」 (中国・九州地方公演、新神戸オリエンタル劇場、旭川)
  • 2003年11 - 12月:「壁の中の妖精」 (中部・北陸・関東地方公演)
  • 2004年1月:「おくに歌舞伎」 阿国(国立能楽堂)
  • 2004年3 - 5月:「エリザベート」 ルドヴィカ(帝国劇場)
  • 2004年6月:「千夜一夜物語」 若い尼・西宮夷三郎の妻(名古屋市民会館青山スパイラルホール
  • 2004年8月:「エリザベート」 ルドヴィカ(中日劇場)
  • 2004年10月:「エリザベート」 ルドヴィカ(博多座)
  • 2004年11 - 12月:「エリザベート」 ルドヴィカ(梅田コマ劇場)
  • 2005年2月:「I do! I do!〜結婚物語」 アグネス(東京芸術劇場):第7回東京芸術劇場ミュージカル月刊優秀賞受賞
  • 2005年3月:「OHダディー!」 (TEATRE1010)
  • 2005年7 - 8月: 「壁の中の妖精」 (関東地方公演、新国立劇場小劇場)
  • 2005年9月:「エリザベート」 ルドヴィカ(帝国劇場)
  • 2005年11月:「マイ・フェア・レディ」 ピアス夫人(帝国劇場)
  • 2006年2 - 4月: 「アンナ・カレーニナ」 プリンセス・ベッティ(ル テアトル銀座、シアター・ドラマシティ、中日劇場ほか)
  • 2006年5月:「エリザベート」 ルドヴィカ(日生劇場)
  • 2006年7 - 8月:「壁の中の妖精」(新国立劇場小劇場、長野・九州地方公演)
  • 2006年11月 - 2007年5月:「マリー・アントワネット」 ローズ・ベルタン(帝国劇場ほか)
  • 2007年6 - 8月:「壁の中の妖精」(四国・九州地方公演)
  • 2007年8 - 9月:「I do! I do!〜結婚物語」 アグネス(兵庫県立芸術文化センター、地方公演)
  • 2008年5月:「I do! I do!〜結婚物語」 アグネス(東京・静岡地方公演)
  • 2008年8月 - 10月:「エリザベート」 ルドヴィカ(中日劇場ほか)
  • 2009年4 - 5月:「マイ・フェア・レディ」 ピアス夫人(帝国劇場)
  • 2009年7 - 8月:「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」 イヴォンヌ/ネイオミ(PARCO劇場)
  • 2010年6 - 8月:「壁の中の妖精」(あうるすぽっと、静岡・埼玉地方公演)
  • 2010年9 - 10月:「エリザベート」 ルドヴィカ(帝国劇場)
  • 2010年12月 - 2011年2月:「アンナ・カレーニナ」(シアタークリエ
  • 2011年5月:「アンタッチャブル」(シアター1010、中日劇場、森ノ宮ピロティホール)
  • 2012年5 - 9月:「エリザベート」ルドヴィカ(帝国劇場、博多座、中日劇場、梅田芸術劇場)
  • 2013年2月 - 3月:「アンナ・カレーニナ」プリンセス・ベッツィー(ル・テアトル銀座、シアタードラマシティ、名鉄ホール)
  • 2013年8月:「マイロマンティックヒストリー〜カレの事情とカノジョの都合〜」(シアタークリエ)
  • 2013年11月 - 12月:「ピグマリオン」(新国立劇場中劇場)
  • 2014年6月 - 8月:「シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜」シスター・メアリー・ラザールス(帝国劇場 ほか)
  • 2015年:「シャーロック ホームズ2 〜ブラッディ・ゲーム〜」(東京芸術劇場プレイハウス)
  • 2015年6月:「赤シャツ」 ウシ (水戸芸術劇場 ACM劇場)
  • 2016年5月 - 6月:「シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜」シスター・メアリー・ラザールス(帝国劇場)
  • 2017年4月:「紳士のための愛と殺人の手引き英語版」ミス・シングル(日生劇場)[5]
  • 2020年11月9日 ー 12月6日:「プロデューサーズ」 ホールドミー・タッチミー (東急シアターオーブ)
  • 2023年3月 - 4月:「ジェーン・エア」フェアファックス夫人(東京芸術劇場 プレイハウス / 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ) [6]
  • 2024年3月 - 6月:「千と千尋の神隠し」湯婆婆・銭婆(帝国劇場 他地方公演 名古屋、福岡、大阪)
  • 2024年6月 - 7月:「千と千尋の神隠し ロンドン公演」湯婆婆・銭婆(ロンドンコロシアム劇場 ウエストエンド最大級の劇場)
  • 2025年10月 - 11月:「マタ・ハリ」アンナ(東京建物 Brillia HALL、梅田芸術劇場 メインホール、博多座[7]

テレビドラマ

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その他のテレビ番組

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ラジオ

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映画

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受賞歴

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  • 1993年:紀伊國屋演劇賞・個人賞
  • 1993年:「月刊ミュージカル」タレントの部門・第3位
  • 2003年:倉敷市民劇場賞最優秀女優賞
  • 2005年:横須賀演劇鑑賞会・女優賞

脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ 元宝塚・春風ひとみ 一般男性と結婚「人生何が起きるか分かりません」(スポニチ、2014年8月5日)
  3. ^ サウンド・オブ・ミュージック : バウ・ミュージカル : 月組'88・9月22日~10月7日 国会図書館オンライン
  4. ^ THE SOUND OF MUSIC 月組 バウホール公演プログラム 宝塚アンページ
  5. ^ 日生劇場 ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』”. 東宝. 2016年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月25日閲覧。
  6. ^ "ジョン・ケアードの新演出版「ジェーン・エア」に上白石萌音×屋比久知奈×井上芳雄". ステージナタリー. 株式会社ナターシャ. 11 March 2022. 2022年3月11日閲覧
  7. ^ ミュージカル「マタ・ハリ」再々演に柚希礼音・愛希れいか・加藤和樹、廣瀬友祐・甲斐翔真が初参加”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年10月16日). 2024年10月17日閲覧。
  8. ^ “『昔話法廷』続編決定 アリ、舌切りすずめ、乙姫が訴えられたら”. ORICON STYLE. (2016年6月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2074109/full/ 2016年6月26日閲覧。 
  9. ^ 『坂多き 僕らの町に 照り降り雨』”. NHK. FMシアター. 日本放送協会. 2024年11月3日閲覧。

外部リンク

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