新穂高温泉
新穂高温泉(しんほたかおんせん)は、岐阜県高山市(旧国飛騨国)奥飛騨温泉郷にある温泉。
新穂高温泉 | |
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新穂高の湯 | |
温泉情報 | |
所在地 | 岐阜県高山市 |
交通 |
高山駅よりバスで約90分 松本駅よりバスで約120分 |
泉質 | 泉質の節参照 |
宿泊施設数 | 52 |
外部リンク | 新穂高温泉観光協会 |
泉質
編集温泉街
編集温泉街は広範囲に広がり、最奥部の「新穂高地区」、栃尾温泉寄りの「蒲田地区」、高台に位置する「中尾地区」の3地区に分かれ、それぞれ源泉が違う。
最も歴史が古い新穂高地区には新穂高ロープウェイの駅があり、北アルプス・穂高連峰の登山基地ともなっている。 また寸志で入浴可能な露天風呂「新穂高の湯」や、ロープウェイ近くのバス発着場には飲泉場がある。
昭和に入ってから源泉が発見された中尾地区には、「足洗いの湯」という足湯が存在し、眺望が良く、穂高連峰をはじめ槍ヶ岳、笠ヶ岳、錫杖岳などが一望できる。
豊富な湯量を活かして、各旅館も巨大な露天風呂を有しているところが多い。
栃尾温泉と新穂高温泉を結ぶ県道475号の内、新穂高温泉街の手前(神坂トンネル出口付近)から中尾温泉口(新穂高の湯の直前)までを結ぶ「蒲田バイパス[1]」の建設により、観光シーズンの大型車の通行による渋滞や、落石・雪崩による通行止めといった問題が解消された。
歴史
編集開湯時期は不明。戦国時代には武田信玄の家来が入湯したとも言われることから、開湯はそれ以前と考えられる。
戦後の登山ブームによりこの地を訪れる登山者が急増し、北アルプス登山の拠点となった[2]。井上靖が小説『氷壁』の舞台としたのはこの地にある中崎山荘で、同山荘の温泉はツムラの入浴剤のモデルにもなったが、蒲田川の砂防工事のために2007年10月閉館。2010年4月より日帰り入浴施設として再開している[2]。
登山道
編集新穂高温泉の最奥部新穂高地区は、北アルプスの焼岳、西穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳、双六岳、笠ヶ岳などへの登山道の起点となっている。また地区の中央には新穂高登山指導センター(高山市立新穂高センター[3]内)があり、ここから登山に向かう登山者に対する情報提供・登山届提出場所となっている。新穂高ロープウェイを経由する場合以外は、蒲田川左俣谷林道(双六岳・笠ヶ岳方面)および右俣谷林道(槍ヶ岳・奥穂高岳方面)が主要登山道へ接続する道となっている。