新宿高野

東京都の果物の専門店

新宿高野(しんじゅくたかの)は、東京都新宿区新宿三丁目(JR新宿駅東口)に本店を構える、果物の専門店。1885年明治18年)創業の老舗である。

新宿高野本店

概要

編集

株式会社新宿高野」が果物の販売や食品の製造・販売を、「株式会社タカノフルーツパーラー」がパーラーを含めた飲食店の運営を担当する、2社体制で経営を行っている。本社は東京都新宿区新宿三丁目26番11号の本店ビルに所在。

創業時は仲買・中古道具の取り扱いを本業とし[1]、果物の販売は副業であったが、1900年には果実類を本業とした「果実問屋・高野商店」の経営を始めた。1920年、看板商品である高級フルーツのマスクメロンを販売開始。1921年、フルーツパーラーの前身である「縁台サービス」を開始。1969年株式会社へ改組し新宿高野を設立。

本店ビル前は1972-1985年度の路線価日本一だったが、1986年度以降は東京鳩居堂本店前(中央区銀座5丁目)に日本一を返上している[2]

タカノフルーツパーラーでは、男性のみの入店が認められなかった時期があるが、それを完全に撤廃した。

店舗

編集

新宿本店を含め、関東に29店舗、関西に3店舗、名古屋に2店舗を展開する。主に大手百貨店駅ビル内にテナントを出店している。

主な取り扱い商品

編集
  • フルーツ - 本店や一部店舗で販売している。
  • 洋菓子 - 旬の食材を使用。本店および一部店舗では誕生日などにイラストを描いた特注ケーキの予約も受けている。
  • 果実ジャム - フルーツの特色を活かしたジャムを数多く取り揃える。紅茶などのフレーバーに使うのもいい。
  • 各種ギフト - ゼリーや焼き菓子など。
  • ワイン - 本店のみ取り扱いのある酒類。フルーツやデリカに合わせたワインなどの販売を行っている。
  • デリカ - サラダやパスタなど、本店では数多く取り揃える。一部店舗のみ、フルーツサラダの販売も行っている。
  • ジュース - 本店および一部店舗では、その場でフルーツをミックスしてジュースを販売している。

脚注

編集
  1. ^ 新宿区総務部総務課『新宿区設立70周年記念誌「新宿彩物語」~時と人の交差点~』新宿区、2017年6月15日、51頁。 
  2. ^ 相続税と路線価”. 国税庁. 2013年10月22日閲覧。
  3. ^ 朝日新聞 『「白いリンゴ」新宿デビュー 青森の女子高生が開発 2010年11月10日』[1]

外部リンク

編集