打数
野球において打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害を除いた数
打数(だすう、英: At bat)は、野球において打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害の数を除いたものである。
概要
編集打率、長打率、本塁打率等は、打数を分母または分子としており、打撃成績を述べる上で常に言及される為に注目度の高い記録である。メジャーリーグ及び日本のプロ野球においても、1957年に規定打席が導入されるまでは「規定打数」が用いられていた。NPBの個人通算記録のうち、打率[1]と長打率[2]の規定は4000打数以上である。
日本プロ野球
編集通算記録
編集順位 | 選手名 | 打数 |
---|---|---|
1 | 野村克也 | 10472 |
2 | 張本勲 | 9666 |
3 | 衣笠祥雄 | 9404 |
4 | 王貞治 | 9250 |
5 | 金本知憲 | 8915 |
6 | 門田博光 | 8868 |
7 | 谷繁元信 | 8774 |
8 | 福本豊 | 8745 |
9 | 立浪和義 | 8716 |
10 | 土井正博 | 8694 |
順位 | 選手名 | 打数 |
---|---|---|
11 | 石井琢朗 | 8638 |
12 | 坂本勇人 | 8378 |
13 | 高木守道 | 8367 |
14 | 大島康徳 | 8105 |
15 | 長嶋茂雄 | 8094 |
16 | 山本浩二 | 8052 |
17 | 秋山幸二 | 7997 |
18 | 新井貴浩 | 7934 |
19 | 中村紀洋 | 7890 |
20 | 山崎裕之 | 7845 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[3]
シーズン記録
編集順位 | 選手名 | 所属球団 | 打数 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 広瀬叔功 | 南海ホークス | 626 | 1963年 | パ・リーグ記録 |
2 | 荒木雅博 | 中日ドラゴンズ | 623 | 2005年 | セ・リーグ記録 |
3 | 佐々木信也 | 高橋ユニオンズ | 622 | 1956年 | 新人記録[4] |
4 | M.マートン | 阪神タイガース | 613 | 2010年 | [5] |
5 | 石井琢朗 | 横浜ベイスターズ | 612 | 2005年 | 左打者記録[6] |
6 | 清水隆行 | 読売ジャイアンツ | 609 | 2002年 | |
坂本勇人 | 2010年 | ||||
8 | 仁志敏久 | 608 | 2004年 | ||
9 | 石井琢朗 | 横浜ベイスターズ | 604 | 2006年 | |
10 | A.ラミレス | 東京ヤクルトスワローズ | 603 | 2006年 | |
川﨑宗則 | 福岡ソフトバンクホークス | 2011年 | パ・リーグ左打者記録 | ||
秋山翔吾 | 埼玉西武ライオンズ | 2018年 | パ・リーグ左打者記録[7] |
- 両打者記録は西岡剛の596打数(千葉ロッテマリーンズ、2010年)[8]
- 記録は2024年シーズン終了時点[9]
1イニング記録
編集選手名 | 所属球団 | 打数 | 記録日 | 対戦相手 | イニング |
---|---|---|---|---|---|
大松尚逸 | 千葉ロッテマリーンズ | 3 | 2009年6月11日 | 広島東洋カープ | 6回裏 |
メジャーリーグベースボール
編集通算記録
編集順位 | 選手名 | 打数 |
---|---|---|
1 | ピート・ローズ | 14053 |
2 | ハンク・アーロン | 12364 |
3 | カール・ヤストレムスキー | 11988 |
4 | カル・リプケン・ジュニア | 11551 |
5 | タイ・カッブ | 11440 |
6 | アルバート・プホルス | 11421 |
7 | エディ・マレー | 11336 |
8 | デレク・ジーター | 11195 |
9 | エイドリアン・ベルトレ | 11068 |
10 | ロビン・ヨーント | 11008 |
順位 | 選手名 | 打数 |
---|---|---|
11 | デーブ・ウィンフィールド | 11003 |
12 | スタン・ミュージアル | 10972 |
13 | リッキー・ヘンダーソン | 10961 |
14 | ウィリー・メイズ | 10881 |
15 | クレイグ・ビジオ | 10876 |
16 | ポール・モリター | 10835 |
17 | ブルックス・ロビンソン | 10654 |
18 | オマー・ビスケル | 10586 |
19 | アレックス・ロドリゲス | 10566 |
20 | ラファエル・パルメイロ | 10472 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[10]
シーズン記録
編集順位 | 選手名 | 所属球団 | 打数 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジミー・ロリンズ | フィラデルフィア・フィリーズ | 716 | 2007年 | ナ・リーグ記録、両打者記録[11] |
2 | ウィリー・ウィルソン | カンザスシティ・ロイヤルズ | 705 | 1980年 | ア・リーグ記録[12] |
3 | イチロー | シアトル・マリナーズ | 704 | 2004年 | 左打者記録[13] |
4 | フアン・サミュエル | フィラデルフィア・フィリーズ | 701 | 1984年 | 右打者記録、新人記録[14] |
5 | デーブ・キャッシュ | 699 | 1975年 | [15] | |
フアン・ピエール | シカゴ・カブス | 2006年 | ナ・リーグ左打者記録 | ||
7 | マティ・アルー | ピッツバーグ・パイレーツ | 698 | 1969年 | |
8 | ウッディ・ジェンソン | 696 | 1936年 | ||
アルフォンソ・ソリアーノ | ニューヨーク・ヤンキース | 2002年 | ア・リーグ右打者記録 | ||
ホセ・レイエス | ニューヨーク・メッツ | 2005年 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[16]
脚注
編集- ^ 歴代最高記録 打率【通算記録】 - NPB.jp 日本野球機構
- ^ 歴代最高記録 長打率【通算記録】 - NPB.jp 日本野球機構
- ^ 歴代最高記録 打数【通算記録】 - NPB.jp 日本野球機構
- ^ 同年の180安打も新人記録
- ^ 同年の214安打は歴代2位
- ^ 同年の688打席は歴代3位
- ^ 同年の685打席もパ・リーグ左打者記録
- ^ 同年の692打席は日本記録、206安打も両打者記録
- ^ 歴代最高記録 打数【シーズン記録】 - NPB.jp 日本野球機構
- ^ 通算記録 (MLB) - Baseball-Reference.com
- ^ 同年の778打席もMLB記録
- ^ 同年の230安打は両打者記録
- ^ 同年の762打席はア・リーグ記録、262安打はMLB記録
- ^ 新人王資格を有した2年目
- ^ 同年の766打席は歴代4位・右打者記録
- ^ シーズン記録 (MLB) - Baseball-Reference.com