引田 (東かがわ市)

香川県東かがわ市の地名
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引田(ひけた)は香川県東かがわ市の地名。旧大川郡引田町大字引田。播磨灘に面する港町で、醤油醸造で栄えていた時代の古い町並みとともに、世界で初めてハマチの養殖に成功した地としても知られる。郵便番号は769-2901(白鳥郵便局管区)。

引田
日下家住宅(大庄屋屋敷)の長屋門
日下家住宅(大庄屋屋敷)の長屋門
引田の位置(香川県内)
引田
引田
引田の位置
北緯34度13分28.08秒 東経134度24分7.50秒 / 北緯34.2244667度 東経134.4020833度 / 34.2244667; 134.4020833
日本
都道府県 香川県
市町村 東かがわ市
地区 引田地区
人口
2010年(平成22年)10月1日国勢調査による)[1]
 • 合計 4,385人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
769-2901
市外局番 0879(三本松MA)
ナンバープレート 香川

概要

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平安時代より半島(城山)によって風が遮られる天然の良港「風待ちの港」として開かれた。中世は引田城が築かれて商業が発展してその港町は日用品や米穀の集散地として賑わい、安土桃山時代に始まった醤油醸造は江戸時代[2]後期になって廻船問屋や豪商も現れるほど隆盛した。現在も港は地方港湾の指定を受け、また江戸時代から明治時代にかけての入り組んだ路地や古建築が多く現存して、近代以前の漁師町の風情をとどめている。

旧大川郡引田町。町村合併にて引田村、相生村、小海村が統合され引田町となるが平成の町村合併により現在は香川県東かがわ市引田となった。

豊臣秀吉の時代に築城されたと言われる引田城(現在は城跡)讃岐国に存在した3城→現高松市=玉藻城、丸亀市=丸亀城、 そしてここ引田に引田城があった。現在も城山でその名残の石組みを見ることができる。

地区名
寺町、中ノ町、久太郎町、木場、大明神一丁目~七丁目、馬宿

名所・旧跡・施設

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佐野家住宅(讃州井筒屋敷)
 
ベンガラなまこ壁のかめびし屋
 
路地
 
旧引田郵便局

行事

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  • 引田ひなまつり - 2月下旬より3月3日まで市街地で開催。讃州井筒屋敷を中心に今も古い町並みを形成している。開催期間中には各家に古くから伝わる「雛人形」の飾りつけを行い、宵雛=前夜のライトアップも楽しむことが出来る。東かがわ市の数あるイベントの中でも、県外からも認知された文化的イベントに育っている。

ゆかりの有名人

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交通

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自家用車の場合、高松から一般道を利用し1時間高速道路を利用する場合は約30分程度。高松市、徳島市のほぼ中間地点に位置するためほぼ同等の所要時間となる。

街並みを歩くには井筒屋敷の駐車場を利用すると便利。「ひなまつり」には引田小学校の運動場を無料開放している。

脚注

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  1. ^ 香川県東かがわ市引田 - 人口総数及び世帯総数 | 人口統計ラボ
  2. ^ 江戸時代中期には、以下のごとく、高知・高松航路上の港であった。1高知 ←68里→ 2阿波・北泊(きたどまり) ←8里→  3髭田(ひげた)「引田(ひけた)」 ←12里→ 4高松。(便宜上、地名に番号を付し、「」内には現代の地名表記を示した。出典文献は寺島良安『和漢三才図会』吉川弘文館、1906年復刻(原著は1713(正徳3)年)、1102頁)

関連項目

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