川路駅
長野県飯田市川路辻前にある東海旅客鉄道の駅
川路駅(かわじえき)は、長野県飯田市川路辻前にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である[1]。
川路駅* | |
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駅舎(2009年12月) | |
かわじ Kawaji | |
◄天竜峡 (1.3 km) (1.8 km) 時又► | |
所在地 | 長野県飯田市川路辻前[1] |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■飯田線 |
キロ程 | 117.5 km(豊橋起点) |
電報略号 | カハ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
116人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月26日[1][2] |
備考 |
駅員無配置駅[1] * 1943年に伊那川路駅から改称[1]。 標高:373m[1] |
歴史
編集- 1927年(昭和2年)12月26日:伊那電気鉄道天竜峡 - 駄科間延伸時に伊那川路駅(いなかわじえき)として開設[1][2]。一般駅[3]。
- 1943年(昭和18年)8月1日:伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化、鉄道省(後の日本国有鉄道)の駅となる[4]。川路駅(初代)が三河東郷駅に改称したのに伴い、川路駅(かわじえき)に改称[1][5]。
- 1961年(昭和36年)6月26日:「三六災害」大水害が発生[6]。駅舎の屋根まで水没するなどの被害を受けた。後に飯田市がこの地域を「災害危険区域」に指定したため、近隣の住民は高台や他地域へ移住する事となり、駅周辺はゴーストタウン化する。
- 1971年(昭和46年)12月1日:貨物・荷物扱い廃止(旅客駅化)[7]。同時に無人駅化[8]。
- 1983年(昭和58年)9月:「五八災害」発生。再度大水害の被害を受ける。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる[3][9]。
- 2001年(平成13年)
駅構造
編集単式ホーム1面1線と保線車両用の留置線を有する地上駅[1]。水害対策から開設当時の位置からは移設されている[1]。
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ホーム(2009年12月)
利用状況
編集1日平均乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2003 | 36 |
2004 | 40 |
2005 | 31 |
2006 | 35 |
2007 | 30[1] |
2008 | 49 |
2009 | 59[1] |
2010 | 66 |
2011 | 58 |
2012 | 76 |
2013 | 85 |
2014 | 102 |
2015 | 113 |
2016 | 119 |
2017 | 126 |
2018 | 116 |
駅周辺
編集「川の路」の名の示す通り天竜川に接した低地であり、過去に幾度と無く洪水による被害を受けた地域である。水害対策として国交省、飯田市、中部電力などによる天竜川治水対策事業が行われ、開拓が進んでいる(天竜峡エコバレープロジェクト)[13][14]。
- 国道151号(川路バイパス・長野県道250号上川路大畑線)
- 天竜川
- 天竜川総合学習館かわらんべ
- かぶちゃん農園配送センター(電車の場合は天竜峡駅よりこちらの方が近い)
- 開善寺[1]
隣の駅
編集※国有化される前は、当駅と時又駅の間に開善寺停留場が存在した。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、221頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 「彙報-通達-地方鐵道運輸開始」『官報』1928年1月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、104頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「鐵道省告示第204号」『官報』1943年7月26日 コマ番号3(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鐵道省告示第204号」『官報』1943年7月26日 コマ番号4(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、16頁
- ^ 「日本国有鉄道公示第459号」『官報』1971年11月30日。
- ^ 「通報 ●飯田線茶臼山駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月30日、6面。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、17頁
- ^ 2001年4月2日 信濃毎日新聞 地域面
- ^ 「Railway Topics」『鉄道ジャーナル』第35巻第5号、鉄道ジャーナル社、2001年5月1日、96頁。
- ^ 2001年5月22日 信濃毎日新聞 地域面
- ^ 長野県産業労働部産業立地・経営支援課次世代産業集積係. “天龍峡エコバレープロジェクト川路地区 | 長野県企業立地ガイド”. ritchi.pref.nagano.lg.jp. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “天龍峡エコバレープロジェクトの紹介 - 飯田市ホームページ”. www.city.iida.lg.jp. 2021年5月28日閲覧。