宇賀那健一
宇賀那 健一(うがな けんいち、1984年4月20日 - )は、日本の俳優、映画監督、脚本家。神奈川県生まれ。東京都出身。青山学院大学経営学部経営学科卒業。株式会社Vandalism代表取締役[1]。
うがな けんいち 宇賀那 健一 | |
---|---|
生年月日 | 1984年4月20日(40歳) |
出生地 | 東京都 |
出身地 | 東京都 |
身長 | 168 cm |
血液型 | B型 |
職業 | 俳優・映画監督 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
主な作品 | |
『異物 -完全版-』 『Love Will Tear Us Apart』 『悪魔がはらわたでいけにえで私』 |
来歴
編集役者として活動する中[注 1]、監督業に興味を持ち、短編映画『発狂』が初の監督作品となった[注 2]。
2016年夏には馬場ふみか、間宮祥太朗、村上虹郎、今井華、柳英里紗ら若手俳優が出演したガングロギャル映画『黒い暴動❤』を監督。初の長編映画となる[3]。
2018年には『サラバ静寂』[4]、2019年には『魔法少年☆ワイルドバージン』[5]、2020年には『転がるビー玉』[6]が劇場公開された。
2021年には過去に撮影した連作短編映画『異物』『適応』『増殖』『消滅』の4本を繋いだ『異物 -完全版-』が[7]、トリノ国際映画祭[8]、モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭[9]、エトランジェ映画祭[10]などで上映された。2023年には『異物-アナザーストーリー-』としてTOKYO MXでドラマ化した[11]。
2022年のモントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭では、『往訪』『モジャ』『適応』の3作品が『Made in Ugana: The Very Special Seance』として特別上映された[12]。12月には『未知との交流』[13]と題し国内でも劇場公開を行う。同月、殺人事件の遺族を描いた『渇いた鉢』が劇場公開[14]。
2023年8月にはブリュッセル国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミアを行い、ポートランドホラー映画祭で最優秀賞を受賞したロマンスホラーコメディ『Love Will Tear Us Apart』が[15][16]、10月にモントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭にてワールドプレミアを行った戦争映画『愚鈍の微笑み』[17][18]が、11月に役者の揺れ動く心を描いた『やぶからぼうに笑え』が劇場公開[19]。
短編映画『往訪』を長編化した映画『悪魔がはらわたでいけにえで私』は、ファンタスティック・フェストにてワールドプレミアを行うと[20]、トリノ国際映画祭にてスペシャルメンション賞を受賞[21]、モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭[17]などで上映された[22][23]。
2024年6月7日、NYLON JAPAN20周年記念映画『みーんな、宇宙人。』が劇場公開[24][25]。
台湾でホラー映画の撮影を2024年末に企画していることが明らかとなった[26]。
監督作品
編集長編映画
編集- 黒い暴動❤(2016年)
- サラバ静寂(2018年)[27][28]
- 魔法少年☆ワイルドバージン(2019年)[29]
- 転がるビー玉(2020年)
- 異物 -完全版-(2022年)[30]
- 渇いた鉢(2022年)
- Love Will Tear Us Apart(2023年)
- 愚鈍の微笑み(2023年)
- 悪魔がはらわたでいけにえで私(2024年)
- みーんな、宇宙人。(2024年)
- ザ・ゲスイドウズ(2024年)
短編映画
編集- 往訪(2022年)
- モジャ(2022年)
- 鍵穴の風景(2017年)
TVドラマ
編集- 異物-アナザーストーリー-(2023年)
CM
編集- ネスレシアター「伊織の帰郷」全5話(2016年)
MV
編集- 始発待ちアンダーグラウンド「風街タイムトラベル」「感情線惑星」「指先未来予想図」(2019年)「夜の終わりに」「フラストレーション」(2018年)[31]
出演
編集テレビドラマ
編集- 14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜 第1話(日本テレビ・2003年) - 鈴木 役
- 日本の歴史 関ヶ原の戦い(フジテレビ・2005年) - 兵士 役
- 名探偵コナン10周年ドラマスペシャル「工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章(プロローグ)〜」(日本テレビ・2006年) - 川原 役
- もやしもん(フジテレビ・2010年) - 同級生 佐藤 役
- 遺品の声を聴く男(テレビ朝日・2010年)
- 大河ドラマ 龍馬伝(NHK・2010年) - 勝海舟の書生 役
- 毒姫とわたし(TBS・2011年) - 記者 役
- タクのタクシー(テレビ東京・2012年) - 学生 役
映画
編集- THE PRINCESS YEAR(2003年) - 滝沢康祐 役
- そのとき、僕らは(2003年)
- 冒険家たち(2003年) - 主演
- TOKYO NOIR(2004年) - 正樹 役
- バッテリー (2004年) - 主演
- PAIN(2004年) - 主演
- 蟬しぐれ(2005年) - 杉原太吉 役
- 着信アリFinal(2006年) - 小林秀樹 役
- 赤い文化住宅の初子(2007年) - 近隣の住人 役
- グミ・チョコレート・パイン(2007年) - 長谷川 役
- 僕の彼女はサイボーグ(2008年) - 店員 役
- アワ・ブリーフ・エタニティ(2010年)
- ドリフトヒーロー(2011年)
- ドリフトヒーロー2(2011年)
- 白夜行(2011年) - 二年生部員A 役
- FIVE PERCENT MAN (2016年)
- エキストランド(2017年) - えのき市民 山口 役
- The Band's New Stage (2018年)-主演
CM
編集- @nifty「ミサの恋」(2004年)
- 萬有製薬「Long Hair Kung-fu Man」(2007年)
- メントス「欲張りな彼女編」(2011年)
- メントス「別れ話編」(2012年)
- 明治コラーゲンヨーグルト「結婚生活」(2015年)
舞台
編集- 地雷を踏んだらサヨウナラ-魂夢-(2001年) - 加納誠 役
- ROAD〜地雷を踏んだらサヨウナラ(2003年) - 加納竜也 役
- 甘い匂い(2016年) - よっつん役
注
編集- ^ Vandalismにある記載によればトライストーン・エンタテイメント所属[1]。
- ^ 2008年のワシューガル国際映画祭に『Screeeam』として出展が確認できる[2]。
出典
編集- ^ a b “映像事業”. Vandalism. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “2008 WIFF”. Washougal International Film Festival. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “「黒い暴動」ガングロギャルの苦悩に馬場ふみか驚愕「汗が緑色」「Yシャツ着れない」”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年7月30日) 2016年7月30日閲覧。
- ^ “サラバ静寂”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “魔法少年☆ワイルドバージン”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “転がるビー玉”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “異物 完全版”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “EXTRANEOUS MATTER-COMPLETE EDITION”. トリノ国際映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “UNVEILING OF THE PROGRAM”. モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “Extraneous matter”. エトランジェ映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “treatment/異物―アナザーストーリー―”. allcinema. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “Made in Ugana: The Very Special Seance”. モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “『宇賀那健一監督短編集:未知との交流』クリーチャーたちが登場するファンタスティックな予告完成”. クランクイン‼︎. (2022年10月26日) 2022年10月26日閲覧。
- ^ “渇いた鉢”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “2023 Awards Presentation”. ポートランドホラー映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “Love Will Tear Us Apart”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ a b “Temps 0”. モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “田辺桃子×小出薫×森田想の主演作「愚鈍の微笑み」公開決定、監督は宇賀那健一”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2023年8月24日) 2023年8月24日閲覧。
- ^ “やぶからぼうに笑え (2023)”. シネマトゥデイ. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “VISITORS (COMPLETE EDITION)”. ファンタスティック・フェスト. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “41 TORINO FILM FESTIVAL OFFICIAL AWARDS”. トリノ国際映画祭. p. 3. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “「取扱注意」な予告公開!『悪魔がはらわたでいけにえで私』はバイオレンスホラーか鬼畜系ファンタジーか、それともトンデモ系SFか激ヤバB級グルメ系か?”. BANGER!!!. (2023年12月7日) 2023年12月7日閲覧。
- ^ “悪魔がはらわたでいけにえで私”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “完全オリジナルのオムニバス長編映画『みーんな、宇宙人。』 菊地姫奈、西垣匠、三原羽衣、草川拓弥、YU らメインキャスト 5 名のほか、追加キャストを発表!”. NYLON (NYLONJAPAN). (2024年2月2日) 2024年2月2日閲覧。
- ^ “みーんな、宇宙人。”. 映画.com. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “宇賀那健一監督、高雄映画祭に登場 年末に台湾でホラー映画撮影の計画明かす”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2024年10月15日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ “吉村界人「サラバ静寂」公開初日に映画愛爆発!斎藤工は“若きエネルギー”を称賛”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2018年1月28日) 2018年1月28日閲覧。
- ^ “東出昌大、松坂桃李、吉村界人、吉沢亮ら受賞!第10回TAMA映画賞発表”. シネマトゥデイ. (2018年10月4日) 2018年10月4日閲覧。
- ^ “「ワイルドバージン」前野朋哉、局部つかんだ斎藤工の感想に「何言ってるんですか」”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年12月7日) 2019年12月7日閲覧。
- ^ “女優・小出薫、15年越しの目標が叶う!映画『異物-完全版-』が日本逆上陸!初日舞台挨拶レポート”. ACTRESS PRESS. (2022年1月16日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “始発待ちアンダーグラウンド、新作MVの制作を発表!濱津隆之、平松可奈子、川上奈々美も出演”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2019年3月22日) 2019年3月22日閲覧。
外部リンク
編集- Vandalism - 公式HP
- 宇賀那健一 (@kenichiugana) - X(旧Twitter)
- 宇賀那健一 (@kenichiugana) - Instagram