大阪難波駅
大阪難波駅(おおさかなんばえき)は、大阪府大阪市中央区難波四丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)・阪神電気鉄道(阪神)の駅。駅番号は近鉄がA01、阪神がHS 41。
大阪難波駅 | |
---|---|
近鉄難波ビルの地下に大阪難波駅がある。 | |
おおさか なんば Osaka-Namba | |
所在地 | 大阪市中央区難波四丁目1-17 |
所属事業者 |
近畿日本鉄道(第一種鉄道事業者) 阪神電気鉄道(第二種鉄道事業者) 西大阪高速鉄道(第三種鉄道事業者) |
電報略号 | ナン(近鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
(近鉄)112,968人/日 (阪神)36,293人/日 (両社直通)34,386人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1970年(昭和45年)3月15日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | A 近鉄難波線(奈良線)** |
駅番号 | A01 |
キロ程 | 2.0 km(大阪上本町起点) |
(0.8 km) 近鉄日本橋 A02► | |
所属路線 | ■阪神なんば線** |
駅番号 | HS41 |
キロ程 | 10.1 km(尼崎起点) |
(1.1 km) 桜川 HS 42► | |
乗換 |
難波駅[注 1](南海本線・高野線) 難波駅[注 1](Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線・千日前線) JR難波駅(関西本線〈大和路線〉) |
備考 | 共同使用駅(近鉄の管轄駅) |
* 2009年3月20日に近鉄難波駅から改称。 ** 両線で相互直通運転を実施 |
概要
難波を東西に走る千日前通の地下に位置している。近鉄の難波線と、阪神の阪神なんば線が乗り入れており、それぞれの終点となっているが、両路線は当駅を介して相互直通運転を行っている。両社の共同使用駅であり、近鉄の管轄駅である。難波線は奈良線と一体的な運行形態であるため、旅客案内上は難波線も含めて「奈良線」と呼称される[1]。阪神なんば線については、阪神は自社で線路を保有しない第二種鉄道事業者となっており、線路を保有している第三種鉄道事業者は西大阪高速鉄道である。
1970年に近鉄難波線の「近鉄難波駅」として開業し、2009年に阪神なんば線が当駅に乗り入れるとともに駅名を「大阪難波駅」に名称変更した。大阪・ミナミの玄関口である難波の千日前通の地下に位置しており、南海難波駅やOsaka Metro難波駅、JR難波駅との乗り換え駅である。当駅の周辺には難波や道頓堀、千日前といった大阪・ミナミの繁華街が広がっている。
近鉄奈良線の列車は全て難波線に直通するため奈良線における大阪側の実質的なターミナルとなっており、奈良線方面に直通する列車は特急を含めて全ての種別が発着する。大阪線方面に直通する列車は名古屋・伊勢志摩方面に向かう特急列車のみとなっており、特急以外の列車は2駅隣の大阪上本町駅地上ホームから発着している(一部の伊勢志摩方面の特急も大阪上本町駅を起点としている)。このため、当駅から特急以外で大阪線方面へ行くためには大阪上本町駅 - 布施駅間のいずれかの駅での乗り換えが必要である。
近鉄難波線開業により、近鉄奈良線・大阪線系統のターミナル機能が大阪上本町駅から当駅に大きく移譲された。大阪 - 名古屋間を結ぶ名阪特急は全て当駅を始発としている[注 2]。1994年から2003年の間は夜間を除き、伊勢志摩方面に向かう大阪線特急は全て大阪上本町駅地上ホームから発着していたが、2003年のダイヤ改正より阪伊特急賢島行き列車の始発駅が難波線を介して一部当駅へと変更され、2004年のダイヤではさらに増発された。現在は多くの阪伊特急が大阪上本町駅ではなく当駅を始発としており、当駅のターミナルとしての役割はますます増加していった。
2009年3月20日、阪神西大阪線が西九条駅から当駅まで延伸開業されるとともに路線名を阪神なんば線に改称し、近鉄奈良線(難波線)と直通運転を開始した。当駅を介して神戸三宮駅 - 近鉄奈良駅間を快速急行が70分台で結んでいる。なお、阪神なんば線の開業後も当駅は近鉄の管轄駅となっている。
「近鉄難波駅」から「大阪難波駅」に駅名改称する前も、近鉄特急においては当駅行きの列車に関しては(名古屋など遠方の駅では)当駅が大阪側のターミナル駅であることを強調するため、「大阪・難波行き」と案内することがあった。これは同じく特急の始発・終着駅である「大阪上本町駅(旧・上本町駅)」でも同様「大阪・上本町行き」であった。上記のような慣例的な呼び名が広く定着していることや、阪神との共同使用駅となることから、直通運転開始に合わせて駅名を「近鉄難波駅」から「大阪難波駅」と改称された[注 3]。なお、ホームに電車が到着した時などに自動放送される駅名は「大阪難波、難波です」となっている。
阪神では大阪梅田駅(旧・梅田駅)と共に大阪側のターミナルと位置づけているが、大阪梅田駅は旧梅田駅時代から放送上と駅構内案内看板と共に「大阪 梅田」と案内しているのに対し、当駅は放送上は正式駅名の「大阪難波」で、当駅以外の阪神の駅構内案内看板では『難波方面』と表記されている。
2004年まで存在したプロ野球球団の大阪近鉄バファローズ(現在のオリックス・バファローズ)の、1997年から最後の年となった2004年までの本拠地大阪ドーム(京セラドーム大阪)には、近鉄の管轄する駅の中では最も近い駅だった[注 4]。
当駅からの接続路線
地下通路を通り、以下の路線との乗り換えが可能である。
なお、近鉄けいはんな線とOsaka Metro中央線の連絡乗車券は、長田駅経由と指定されているため、Osaka Metro難波駅を経由することはできない。
歴史
駅構造
島式ホーム1面・単式ホーム1面による2面3線の地下駅で、南北に貫くOsaka Metro御堂筋線・四つ橋線の下を通るために、東西に並行する千日前線ホームと同じ地下3階にある。改札口は東西2か所に設けられている。桜川側に引き上げ線が1本あり、近鉄難波線方面からの折り返しに用いられている。
桜川側の引き上げ線は1線だが、当駅発着の列車は多数設定されている。そのため、特急列車はメイン乗り場をホーム前寄り(大阪上本町側)にし、後ろ寄りの空いたスペースに次の列車をいち早く待機させる[注 6]縦列停車の手法を採ることもある。なお、かつて3本あった引き上げ線のうち2本は、西九条駅から延伸された阪神なんば線に転用されたため、代替として桜川駅のドーム前側に2本の引き上げ線が設置され、回送列車は桜川駅で折り返す形態がとられるようになった[注 7]。そのため、当駅での乗務員交代は行わず、近鉄の乗務員が桜川駅まで担当する。
ただし一部の当駅発特急列車は近鉄日本橋寄りの渡り線を使用して直接1・2番線に入線する(折り返す前が回送列車の場合のみ)。
駅設備
自動改札機は全てPiTaPa・ICOCA対応。PiTaPaや相互利用できるIC乗車券を利用する際乗車記録として表示される表示は阪神電鉄線を利用した場合は「阪神 大阪難波」で、近鉄線は「近鉄 大阪難波」となる。
自動券売機は西口には阪神専用の自動定期券発売機も設置されている。なお、自動券売機で近鉄全線・阪神全線(大阪梅田駅を除く)の乗車券、神戸高速線(花隈駅を除く)・山陽電気鉄道・神戸電鉄への連絡乗車券が購入可能なのは当駅のみである。近鉄の特急券、定期券は共に有人窓口および専用の券売機にて即時購入が可能。
自動精算機は当駅設置の阪神専用自動精算機でもICカードが使用できる。
のりば
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | A 近鉄難波線・奈良線 | 近鉄奈良・近鉄名古屋・賢島方面[8] | |
3 | ■阪神なんば線 | 尼崎方面[9] | 奈良方面からの当駅止まりの列車も入線 |
付記事項
- 阪神なんば線が開業するまでは、乗車ホームは1番線が特急専用ホーム・2番線がその他の列車種別用のホーム・3番線は降車専用ホームと振り分けられていた。(現在は特急は2番線から発着することが多いが、時間帯によっては1番線からの発着もある)また、3番線には方向幕操作支援のため折り返し列車の種別・行先を表示する小型の行先表示機が設置されていた。なお、1980年代前半までは夕ラッシュ時に一部の快速急行が1番線から発車していたこともあった。
- 1番線は、前述の通りホーム前寄りに6両編成が停車した場合の最後部直後の位置に第2場内信号機を備え、先行列車が6両以下の場合に限り後ろ寄りに次の列車を進入させることができる。
- 3番線も、この1線で近鉄側から到着する全ての営業列車を受け入れるため、同様の位置に第3場内信号機を備える[注 8]。
-
東口
-
西口
-
駅入口の看板
-
近鉄線の運賃表
-
阪神線運賃表
-
西改札口
-
東改札口
-
東改札口(近鉄難波駅時代)
-
1・2番線ホーム
-
1・2番線ホーム(近鉄難波駅時代)
-
3番線ホーム
-
駅名標
-
駅名標(近鉄難波駅時代)
-
かつて特急券売り場の上にあった特急空席案内(現在は撤去)
-
阪神なんば線開業直前の引上線の様子(現在、引上線は中央の1線のみ)
配線図
← 神戸三宮方面 桜川駅 |
→ 奈良・名古屋・伊勢志摩方面 近鉄日本橋駅 |
|
凡例 出典:[10] |
ダイヤ
特急列車
日中時間帯では、毎時00分発の近鉄名古屋行き甲特急「ひのとり」、10時以降の10分発の賢島行き[注 9]、30分発の近鉄名古屋行き乙特急「アーバンライナー」が発着している。毎時50分台の宇治山田・鳥羽行き乙特急は大阪上本町駅地上ホームからの発着であるが、6時40分発宇治山田行き特急、20時 - 22時の毎時50分には当駅から松阪、名張行きの乙特急が運行している。夕方以降は奈良行き特急が増発され、伊勢志摩方面へも賢島行き特急の代わりに鳥羽・松阪・名張行きの特急が発車することにより、日中時間帯と同様に近鉄名古屋行きの毎時00分発甲特急と30分発乙特急[注 10]と合わせて、1時間当たり5 - 6本の発車となる。
一般列車
当駅を境に奈良方面・尼崎方面とも「下り」となる。このため奈良方面から来た列車は上りで、阪神に直通となる列車は下りとなるが、列車番号は隣の桜川駅で変わる[注 11]。阪神なんば線から来る列車は一部を除いて[注 12]東花園駅以東へ直通となるが、尼崎方面行きは5時03分当駅始発の一番列車以外は東花園以東からの列車となる。
急行は当駅までの乗り入れとなっており、阪神なんば線方面には設定されていない。
日中は1時間あたり快速急行が3本、急行3本、区間準急3本、普通が6本発着する。そのうち上りは急行と区間準急は当駅で折り返し、下りは急行と半数の普通が当駅始発電車として設定されている。
朝と夕方のラッシュ時は区間準急から準急となり、大半が当駅で折り返す。一部の快速急行が当駅始発電車及び終着として設定されているほか、阪神側からも当駅終着の快速急行が準急、普通に変更して運行する列車や終電帯には当駅終着の普通電車が到着後、回送列車もしくは一晩停泊する電車が設定されている。
-
奈良方面時刻表
-
尼崎方面時刻表
利用状況
近畿日本鉄道
2023年11月7日の乗降人員は112,968人である。近鉄全駅では大阪阿部野橋駅・鶴橋駅に次いで第3位。なおこの値には阪神電鉄との直通人員を含まない。
大阪市統計書によって公表されている1日平均乗車人員については、阪神なんば線開業以降は同線との直通人員を含んでいる。
近年における1日乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 特定日利用状況 | 1日平均 乗車人員 |
出典 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 近鉄 | 大阪府 | 大阪市 | ||
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日106,850 | 101,757 | 208,607 | [大阪府 1] | |||
1991年(平成 | 3年)- | [大阪府 2] | ||||||
1992年(平成 | 4年)11月10日 | 107,514 | 104,399 | 211,913 | [大阪府 3] | |||
1993年(平成 | 5年)- | [大阪府 4] | ||||||
1994年(平成 | 6年)- | [大阪府 5] | ||||||
1995年(平成 | 7年)12月 | 5日103,523 | 97,783 | 201,306 | [大阪府 6] | |||
1996年(平成 | 8年)- | [大阪府 7] | ||||||
1997年(平成 | 9年)- | [大阪府 8] | ||||||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 96,382 | 92,990 | 189,372 | [大阪府 9] | |||
1999年(平成11年) | - | [大阪府 10] | ||||||
2000年(平成12年) | 11月 | 7日89,699 | 86,551 | 176,250 | [大阪府 11] | |||
2001年(平成13年) | - | 119,680 | [大阪府 12] | [大阪市 1] | ||||
2002年(平成14年) | - | 116,209 | [大阪府 13] | [大阪市 1] | ||||
2003年(平成15年) | 11月11日 | 80,927 | 78,784 | 159,711 | 113,797 | [大阪府 14] | [大阪市 1] | |
2004年(平成16年) | - | 110,625 | [大阪府 15] | [大阪市 1] | ||||
2005年(平成17年) | 11月 | 8日82,216 | 79,460 | 161,676 | 109,048 | [大阪府 16] | [大阪市 1] | |
2006年(平成18年) | - | 106,418 | [大阪府 17] | [大阪市 1] | ||||
2007年(平成19年) | - | 104,722 | [大阪府 18] | [大阪市 1] | ||||
2008年(平成20年) | 11月18日 | 78,134 | 74,803 | 152,937 | 103,004 | [大阪府 19] | [大阪市 1] | |
2009年(平成21年) | - | 107,306 | [大阪府 20] | [大阪市 1] | ||||
2010年(平成22年) | 11月 | 9日71,481 | 68,847 | 140,328 | 106,495 | [近鉄 1] | [大阪府 21] | [大阪市 1] |
2011年(平成23年) | - | 103,696 | [大阪府 22] | [大阪市 1] | ||||
2012年(平成24年) | 11月13日 | 67,658 | 66,200 | 133,858 | 103,046 | [近鉄 2] | [大阪府 23] | [大阪市 1] |
2013年(平成25年) | - | 103,564 | [大阪府 24] | [大阪市 1] | ||||
2014年(平成26年) | - | 101,025 | [大阪府 25] | [大阪市 1] | ||||
2015年(平成27年) | 11月10日 | 68,397 | 68,141 | 136,538 | 102,816 | [近鉄 3] | [大阪府 26] | [大阪市 1] |
2016年(平成28年) | - | 102,344 | [大阪府 27] | [大阪市 1] | ||||
2017年(平成29年) | - | 102,425 | [大阪府 28] | [大阪市 1] | ||||
2018年(平成30年) | 11月13日 | 67,630 | 66,658 | 134,288 | 101,677 | [近鉄 4] | [大阪府 29] | [大阪市 1] |
2019年(令和元年) | - | 101,743 | [大阪府 30] | [大阪市 2] | ||||
2020年(令和 | 2年)- | 67,424 | [大阪府 31] | [大阪市 3] | ||||
2021年(令和 | 3年)11月 | 9日50,838 | 50,354 | 101,192 | 71,088 | [近鉄 5] | [大阪府 32] | [大阪市 4] |
2022年(令和 | 4年)11月 | 8日54,505 | 53,863 | 108,368 | 81,909 | [近鉄 6] | [大阪府 33] | [大阪市 5] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日112,968 | [近鉄 7] |
阪神電気鉄道
2023年11月平均の当駅乗降人員は36,293人、近鉄線内への直通人員は34,386人である。当駅乗降人員は阪神全駅中、西九条駅に次ぐ7位。当駅乗降・直通人員を合算すると70,679人となり、これは阪神線内3位の甲子園駅を上回る数値である。
各年度の11月平均利用状況は下表の通り。
年度 | 当駅利用 | 近鉄直通 | 出典 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 順位 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | ||
2019年(令和元年) | 16,880 | 17,978 | 34,858 | 7位 | 18,147 | 16,965 | 35,112 | [阪神 1] |
2020年(令和 | 2年)12,205 | 12,956 | 25,161 | 10位 | 13,509 | 12,391 | 25,900 | [阪神 2] |
2021年(令和 | 3年)12,751 | 14,161 | 26,912 | 10位 | 14,755 | 13,915 | 28,670 | [阪神 3] |
2022年(令和 | 4年)14,724 | 15,679 | 30,403 | 8位 | 16,074 | 14,971 | 31,045 | [阪神 4] |
2023年(令和 | 5年)17,286 | 19,007 | 36,293 | 7位 | 18,063 | 16,323 | 34,386 | [阪神 5] |
年次・年度別利用状況
大阪府・大阪市それぞれが公表しているデータによると、開業後各年の1日平均(全期間対象)利用状況は下表の通り[注 13]。
2010〜2016年度の府の統計では近鉄直通人員を含んでおり、市の統計及びその他の年度における府の統計では直通人員を含んでいない。
年次/年度 | 各年次 | 各年度 乗車人員 |
出典 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 大阪府 | 大阪市 | ||
2008年(平成20年) | 14,596 | [大阪府 19] | [大阪市 1] | |||
2009年(平成21年) | 9,855 | 9,806 | 19,661 | 10,615 | [大阪府 20] | [大阪市 1] |
2010年(平成22年) | 21,295 | 22,140 | 43,435 | 9,851 | [大阪府 21] | [大阪市 1] |
2011年(平成23年) | 21,422 | 22,261 | 43,683 | 9,935 | [大阪府 22] | [大阪市 1] |
2012年(平成24年) | 25,854 | 25,246 | 51,100 | 11,889 | [大阪府 23] | [大阪市 1] |
2013年(平成25年) | 26,339 | 26,831 | 53,170 | 12,571 | [大阪府 24] | [大阪市 1] |
2014年(平成26年) | 27,482 | 27,019 | 54,501 | 12,984 | [大阪府 25] | [大阪市 1] |
2015年(平成27年) | 29,605 | 29,039 | 58,644 | 13,986 | [大阪府 26] | [大阪市 1] |
2016年(平成28年) | 30,507 | 30,618 | 61,125 | 15,140 | [大阪府 27] | [大阪市 1] |
2017年(平成29年) | 14,924 | 15,638 | 30,562 | 15,311 | [大阪府 28] | [大阪市 1] |
2018年(平成30年) | 15,790 | 16,866 | 32,656 | 16,082 | [大阪府 29] | [大阪市 1] |
2019年(令和元年) | 16,298 | 18,030 | 34,328 | 16,337 | [大阪府 30] | [大阪市 2] |
2020年(令和 | 2年)13,650 | 14,524 | 28,174 | 12,122 | [大阪府 31] | [大阪市 3] |
2021年(令和 | 3年)12,639 | 13,414 | 26,053 | 11,595 | [大阪府 32] | [大阪市 4] |
2022年(令和 | 4年)13,488 | 14,976 | 28,464 | 13,472 | [大阪府 33] | [大阪市 5] |
2023年(令和 | 5年)
その他
- 広告・宣伝上、当駅はOsaka Metroや南海電気鉄道と同じく平仮名で「なんば」と表記していた時期もあった[注 14]。2004年に近鉄全線で正式駅名での表記に改めてから、平仮名表記は見られなくなったが、その後「近鉄難波(なんば)」と括弧書きした表記も見られた。
- 近鉄難波駅時代は社名を略して「難波」の部分のみを表記していたが、改称後は順次「大阪難波」の表記に改められている。
- 近鉄において、他社線との中間改札がない共同使用駅を近鉄が管轄しているのはこの駅のみである[注 15]。この駅で配布される携帯時刻表の表題は「近鉄発車時刻表」となっている。
- 近鉄では最西端の駅である(最東端と最北端は近鉄名古屋駅、最南端は賢島駅)。阪神では最東端の駅である(最西端と最南端は西代駅、最北端は西宮駅)[注 16]。
- 駅長が置かれ、当駅と近鉄日本橋駅を管理している[11]。
- 列車の発車時には、特急であっても合図のブザーのみで近鉄名古屋駅のようなメロディは流れていないが、名古屋行き甲特急『ひのとり』、火曜以外に1往復設定されている賢島行き『しまかぜ』、木曜以外に1往復設定されている京都行き『あをによし』のみ、専用の発車メロディが流れる(ひのとり・しまかぜの発車メロディは近鉄名古屋駅のショートバージョン)。この発車メロディは近鉄公式YouTubeで公開されている[12]。
- 阪神電鉄で難波を名乗る駅は、1975年まで尼崎市の阪神国道線に難波停留所があった。但し、読みは「なんば」ではなく「なにわ」だった。
- 当駅で終点となる列車は引き上げ線に回送されるが、その際の車内に残った客の有無や忘れ物等の見回りを行うのは駅員ではなく車掌である[注 17]。
駅周辺
難波新地(現・中央区難波)の概ね中央、御堂筋と千日前通が交わる難波交差点に近接し、大阪ミナミの繁華街が広がっている。
- 東改札側
- 道頓堀
- 戎橋筋商店街・心斎橋筋商店街
- 蓬萊 本店
- りくろーおじさんの店 なんば本店
- 宗右衛門町
- ドン・キホーテ 道頓堀店・道頓堀御堂筋店
- ナンバヒップス
- なんばウォーク
- 東宝南街ビル
- エディオンなんば本店
- エスカールなんば
- 四海楼 本店
- 髙島屋大阪店
- 御堂筋グランドビル
- 近鉄難波ビル
- 野村證券 なんば支店
- 南都銀行 大阪支店
- 法善寺
- 西改札側
- 道頓堀
- 大阪シティエアターミナル(OCAT)
- 大阪宝くじドリーム館
- 近鉄バスの案内表記では「近鉄なんば駅西口(OCATビル)」と表記している。
- マルイト難波ビル
- グラムール美容専門学校
- 代々木ゼミナール 大阪南校
- 四谷学院 なんば校
- 東京リーガルマインド 難波駅前本校
- 産経新聞大阪本社
- 富永病院
- 近鉄新難波ビル
バス停
その他、なんば界隈を発着するバスなどは難波駅 (南海)・大阪シティエアターミナル・JR難波駅を参照。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- A 難波線(奈良線)
- ■快速急行・■準急・■区間準急・■普通
- (阪神なんば線) - 大阪難波駅 (A01) - 近鉄日本橋駅 (A02)
- ■急行
- 大阪難波駅 (A01) - 近鉄日本橋駅 (A02)
- ■快速急行・■準急・■区間準急・■普通
- 阪神電気鉄道
- 阪神なんば線
- ■快速急行・■準急・■区間準急・■普通
- (近鉄難波線) - 大阪難波駅 (HS 41) - 桜川駅 (HS 42)
- ■快速急行・■準急・■区間準急・■普通
脚注
注釈
- ^ a b c d 旅客案内上は、平仮名表記の「なんば駅」と表記される。
- ^ ただし、2016年3月のダイヤ変更までは朝8時台に大阪上本町駅始発の名阪乙特急が存在した。
- ^ 同時に上本町駅も「大阪上本町駅」に改称された。[2]
- ^ 近鉄球団の大阪ドーム移転前の本拠地藤井寺球場は藤井寺駅だった。大阪ドーム(京セラドーム大阪)の正確な最寄り駅は大阪環状線の大正駅、地下鉄長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅、阪神なんば線のドーム前駅である。
- ^ 駅ナンバリング導入が発表となった当初は近鉄側と協議中であったが、そのまま導入されることとなった。
- ^ 待機状態の時は乗車することができない。
- ^ この関係で2009年3月20日以降は大阪難波駅を通過する回送列車も一部設定されている(回送列車が直接桜川駅の引き上げ線に直行する場合、あるいは桜川駅の引き上げ線から出発して大阪難波駅以東に回送する場合のみ通過)。
- ^ 大阪上本町駅(地下ホーム)や鶴橋駅にもホーム途中に同様の信号機が設置されている。名称は第X場内であったり第0X閉塞であったりと様々である。
- ^ 6時と7時台は5分発(大阪難波始発)で、8時と9時は大阪上本町駅地上ホームから発着となっている。なお、2016年ダイヤ変更までは毎時5分発の運行であり、それ以前のダイヤでも夕方以降は毎時10分発で運行されていた。
- ^ 土休日は16時 - 18時台のみ近鉄名古屋行きの甲特急がさらに1本加わる。
- ^ 2009年以降発売の近鉄時刻表では当駅で列車番号が変わっているが、実際は乗務員交代を行う桜川駅となる。当駅を5時03分に発車する尼崎行きのみたったの一駅で列車番号が変わる。
- ^ 平日の一部列車と毎日の最終列車は当駅どまり。
- ^ 2008年度の市統計は2009年3月20日の開業から同年3月31日までの計12日間を集計したデータ。
- ^ 近鉄難波ビル連絡入口にその名残がみられる。
- ^ 大阪難波駅以外の共同使用駅では、長田駅はOsaka Metro、竹田駅は京都市交通局、柏原駅と吉野口駅は西日本旅客鉄道が管轄。近鉄富田駅は三岐鉄道との共同管轄、津駅・松阪駅・伊勢市駅・鳥羽駅は東海旅客鉄道との共同管轄である。
- ^ 阪神が管理する駅に限れば最東端は大阪梅田駅、最西端かつ最南端は高速長田駅となる。
- ^ 関東地方の鉄道では駅員が行っている。
出典
- ^ “奈良線-近畿日本鉄道”. 近畿日本鉄道. 2024年5月5日閲覧。
- ^ 近鉄難波駅・上本町駅の改称に関するニュースリリース (PDF)
- ^ 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、22-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ 「きょう19駅で使用開始 近鉄定期券自動改札機」『交通新聞』交通協力会、1971年4月1日、2面。
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります 併せて、KIPS PiTaPaカードによるお得なポイントサービス「近鉄ポイントプログラム」を導入します』(PDF)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日。オリジナルの2020年5月7日時点におけるアーカイブ 。2020年8月14日閲覧。
- ^ a b 『3月20日(金・祝)、阪神なんば線の開通に伴い、阪神線と近鉄線との間で、相互直通運転を開始します 〜三宮〜近鉄奈良間が、快速急行で最速76分!〜』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道/近畿日本鉄道、2009年1月16日。オリジナルの2021年1月29日時点におけるアーカイブ 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 『阪神なんば線開業に合わせ、「近鉄難波駅」を「大阪難波駅」に、「上本町駅」を「大阪上本町駅」に駅名変更します。〜「近鉄難波駅」については、ショッピングモール、駅施設を順次整備〜』(PDF)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2008年3月31日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ 。2020年8月14日閲覧。
- ^ “駅の情報|大阪難波”. 近畿日本鉄道. 2021年4月16日閲覧。
- ^ “大阪難波駅構内案内図”. 阪神電気鉄道. 2021年4月16日閲覧。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア - 神戸駅』、19p、講談社、2009
- ^ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
- ^ 観光特急「しまかぜ」 - 近畿日本鉄道
利用状況の出典
- ^ 駅別一日乗降人員 難波線 大阪線 - 近畿日本鉄道
- ^ a b 大阪府統計年鑑 - 大阪府
- ^ a b 大阪市統計書 - 大阪市
- ^ 各駅の乗降人員を調べられますか - 阪神電気鉄道
大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
大阪市統計書
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 大阪市統計書・アーカイブ版 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪市
- ^ a b 大阪市統計書・令和2年版 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪市
- ^ a b 大阪市統計書・令和3年版 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪市
- ^ a b 大阪市統計書・令和4年版 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪市
- ^ a b 大阪市統計書・令和5年版 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪市
近畿日本鉄道
- ^ “駅別乗降人員 難波線 大阪線”. 近畿日本鉄道. 2013年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “駅別乗降人員 難波線 大阪線”. 近畿日本鉄道. 2013年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “駅別乗降人員 難波線 大阪線”. 近畿日本鉄道. 2016年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “駅別乗降人員 難波線 大阪線”. 近畿日本鉄道. 2020年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和3年11月9日(火)】 (PDF)
- ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和4年11月8日(火)】 (PDF)
- ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和5年11月7日(火)】 (PDF)
阪神電気鉄道
- ^ “ハンドブック阪神2020” (PDF). 阪神電気鉄道. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月21日閲覧。
- ^ “ハンドブック阪神2021” (PDF). 阪神電気鉄道. 2021年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月21日閲覧。
- ^ “ハンドブック阪神2022” (PDF). 阪神電気鉄道. 2022年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月21日閲覧。
- ^ “ハンドブック阪神2023” (PDF). 阪神電気鉄道. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月21日閲覧。
- ^ “ハンドブック阪神2024” (PDF). 阪神電気鉄道. 2024年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月21日閲覧。