大井ダム駅
大井ダム駅(おおいダムえき)は、かつて岐阜県恵那郡大井町奥戸(現・恵那市大井町)にあった北恵那鉄道(現・北恵那交通)大井線の駅(廃駅)である。
大井ダム駅* | |
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おおいだむ Ōi-damu | |
◄金竜温泉 (2.8 km) | |
所在地 | 岐阜県恵那郡大井町奥戸(現・恵那市大井町) |
所属事業者 | 北恵那鉄道 |
所属路線 | 大井線 |
キロ程 | 4.3 km(新大井起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月3日 |
廃止年月日 | 1934年(昭和9年)9月15日 |
備考 | * 1928年(昭和3年)12月 - 1929年(昭和4年)10月1日に奥戸駅より改称 |
歴史
編集当駅の前身は、大井ダム建設に伴う資材運搬用に敷設された大同電力(現・関西電力)専用鉄道の終点であり[1]、大井ダム完成後に北恵那鉄道が大同電力より譲り受けた路線にて旅客運輸営業を行うにあたり終着駅として設置された。
年表
編集駅構造
編集当駅は大井ダム南側、木曽川右岸のダム天端上高さ約30mの平坦地に設置されていた[1]。当時の駅構造は不明。なお、大同電力専用鉄道時代には付近に建設事務所、諸倉庫、機械工場、修繕工場などがあった[1]。
駅周辺
編集周りは森となっている。西側には恵那峡の観光施設などがある。
- 恵那峡グランドホテル
- シアター恵那
- かんぽの宿恵那
- 恵那峡公園
- 岐阜県道401号恵那峡公園線
- 阿木川
駅跡
編集当駅跡地は森に囲まれ自然に還っている。
隣の駅
編集- 北恵那鉄道
- 大井線
- 金竜温泉駅 - 大井ダム駅
脚注
編集- ^ a b c 7.大井ダムの建設|ダムの書誌あれこれ(68)~桃山発電所、読書第1発電所、賤母発電所、落合ダム、大井ダム、読書ダム~ - ダム便覧(日本ダム協会)
- ^ 「専用鉄道ヲ地方鉄道ニ変更」『官報』1928年11月12日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年12月10日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
- ^ 「鉄道運輸営業廃止実施」『官報』1934年9月25日 - 国立国会図書館デジタルコレクション