壗下

神奈川県南足柄市の地名

壗下(まました)は、神奈川県南足柄市にある地名である[5]難読地名であるため、バス停は「まました」とひらがなで表記される。別表記の「まま下」「𡋤下」は特定の地域だけに見られる「景観文字」と考えられている[6]

壗下
大字
地図北緯35度19分51秒 東経139度06分48秒 / 北緯35.330844度 東経139.113367度 / 35.330844; 139.113367
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 南足柄市
人口情報2020年(令和2年)10月1日現在[1]
 人口 2,373 人
 世帯数 886 世帯
面積[2]
  0.467357171 km²
人口密度 5077.49 人/km²
郵便番号 250-0103[3]
市外局番 0465(小田原MA[4]
ナンバープレート 湘南
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
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概要

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『相州酒匂川本川通川除御普請御願絵図』には、富士山宝永噴火の13年後の1720年10月に、当時、酒匂川右岸六ヶ村の一部であった壗下などの地区が大口堤を締め切る代わりに、右岸を流れる酒匂川を氾濫前の流路に戻すことを幕府に嘆願したことが記録として残されている[7]。当時の資料によれば、壗下地区は酒匂川から見て上流部中部から中流部までの西側に位置し、水平な地層が見られていた[7]。また、この際に壗下では「復旧耕作土層」や、噴火に伴って足柄平野に降り注いだ「スコリア層」、「玉石交じり土層」も確認されている[7]

地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、壗下1007番6の地点で6万3000円/m2となっている[8]

世帯数と人口

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2020年(令和2年)10月1日現在(国勢調査)の世帯数と人口(総務省調べ)は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
壗下 886世帯 2,373人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
1,332
2000年(平成12年)[10]
1,398
2005年(平成17年)[11]
1,475
2010年(平成22年)[12]
1,740
2015年(平成27年)[13]
2,373
2020年(令和2年)[1]
2,373

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
388
2000年(平成12年)[10]
449
2005年(平成17年)[11]
486
2010年(平成22年)[12]
594
2015年(平成27年)[13]
857
2020年(令和2年)[1]
886

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]

大字 事業所数 従業員数
壗下 66事業所 527人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[15]
75
2021年(令和3年)[14]
66

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[15]
613
2021年(令和3年)[14]
527

施設

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b c d 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年8月26日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 壗下の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月26日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 小田原啓, 林広樹, 齋藤勝, 古澤明「神縄・国府津-松田断層帯北西部における活断層調査ボーリング」『日本地質学会学術大会講演要旨』日本地質学会第118年学術大会・日本鉱物科学会2011年年会合同学術大会(水戸大会)、日本地質学会、2011年、433-433頁、doi:10.14863/geosocabst.2011.0.433.0ISSN 1348-3935NAID 130004596281 
  6. ^ 田島孝治, 渡邊愼, 三宅隼, 高田智和「スマートフォンを利用した「景観文字」調査ツールのシステム化に関する一検討」『じんもんこん2011論文集』第2011巻第8号、2011年12月、281-286頁、NAID 170000068418 
  7. ^ a b c 田代治, 林拙郎「富士山宝永噴火による足柄平野へのスコリア-洪水流の氾濫」『砂防学会誌』第62巻第1号、砂防学会、2009年、40-51頁、doi:10.11475/sabo.62.1_40ISSN 0286-8385NAID 130004662162 
  8. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。
  9. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。