国道464号
国道464号(こくどう464ごう)は、千葉県松戸市から成田市に至る一般国道である。
一般国道 | |
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国道464号 | |
地図 | |
総延長 | 50.2 km |
実延長 | 50.2 km |
現道 | 42.8 km |
制定年 | 1993年(平成5年) |
起点 | 千葉県松戸市 松戸隧道交差点(北緯35度46分29.59秒 東経139度54分9.47秒 / 北緯35.7748861度 東経139.9026306度) |
主な 経由都市 |
千葉県市川市、鎌ケ谷市、柏市、白井市、船橋市、印西市 |
終点 | 千葉県成田市 不動橋交差点(北緯35度45分43.64秒 東経140度18分23.42秒 / 北緯35.7621222度 東経140.3065056度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道6号 国道16号 国道51号 国道408号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集東京外環自動車道と新東京国際空港(現・成田国際空港)とを最短で結ぶ道路として計画された[1]。全区間、千葉県内の路線で、起点の松戸市から東に進み、千葉県の西地域に属する鎌ケ谷市・白井市や船橋市小室町、印旛地域の印西市などを経て、終点の成田市に至る路線である。
路線データ
編集歴史
編集- 県道53号船橋松戸線、県道58号鎌ケ谷市川停車場線、県道302号鎌ケ谷本埜線、県道66号成田印西線の昇格による。
路線状況
編集松戸市、市川市区間は片側1車線区間が続く。松戸市内は生活道路としての側面が強く、信号の間隔も短いため流れは悪い。千葉県道51号市川柏線と交差する「高塚十字路」を越えると沿道には梨園が多くなり、市川市区間(大町地区)においては「大町梨街道」の愛称が付与されている。
鎌ケ谷市「くぬぎ山」交差点から「鎌ケ谷消防署前」までは事実上東西に分断(経路上は千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線と千葉県道8号船橋我孫子線との重複区間)となっており、新鎌ケ谷地区の開発もあって鎌ケ谷市内では混雑しやすい。
なお、松戸方面から成田方面へ向かうには本線通り走行することが可能であるが、「初富」交差点(鎌ケ谷市、県道57号・県道8号交点)は南北方向からの右折が禁止されているため、成田方面から松戸方面へ車両により本線通りに向かうことはできない[注釈 4]。現在、このすべての問題を解決すべく粟野バイパスの建設を計画。
鎌ケ谷市「鎌ケ谷消防署」付近からは北千葉道路に指定された区間が整備されており、片側2車線の一般部が整備されている。この先、千葉ニュータウンエリア迄は、北総線の線路を挟むかたちで上下線が方向別の一方通行となっている。また、印西市内の千葉ニュータウン中央地区 - 印西牧の原地区は、ジョイフル本田、イオンモール千葉ニュータウン、カインズスーパーセンターやコストコなど、大型商業施設が相次ぎ開業したことによる渋滞対策として、千葉ニュータウン中央地区 - 印旛日本医大地区が北千葉道路専用部が先行整備されており、一般部と併せ片側4車線により供用されている。北千葉道路専用部に当たる区間は2012年5月より順次開通している。
2017年2月19日に、印西市の若萩交差点から、成田市の北須賀交差点までの新道(成田スカイアクセス線と並行・4.2キロメートル・吉高交差点から北須賀交差点までの区間は暫定2車線の対面通行)が開通した。これに伴い、印西市の鎌苅交差点から瀬戸交差点(千葉県道65号佐倉印西線との重複区間)・瀬戸交差点から境田交差点(千葉県道12号鎌ケ谷本埜線との重複区間)・境田交差点から北須賀交差点(千葉県道291号印西印旛線との重複区間)の3区間(旧道)が国道の指定を外れている(瀬戸交差点から吉高交差点までの区間は、県道の指定も同時に外れている)。その一方で、2019年3月3日に北須賀交差点から押畑インター交差点まで新道が開通した際には北須賀交差点から現道の終点である不動橋交差点までの国道の指定は解除されなかった。
通称・道路名
編集- ヨンロクヨン(全体)
- 大町梨街道(市川市)2003年4月、公募により決定
- 宗吾街道(成田市)
- 100メートル道路(西白井駅付近 - 千葉ニュータウン中央駅付近) - 県道時代の通称。
- 船橋我孫子線(初富 - 鎌ケ谷消防署前)
- 千葉鎌ケ谷松戸線(初富 - くぬぎ山)
- 鎌ケ谷本埜線(鎌ケ谷消防署前 - 境田交差点)
バイパス
編集道路施設
編集橋梁
編集地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集- 国道6号(松戸市松戸「松戸隧道」)
- 千葉県道180号松戸原木線(松戸市松戸「西美野」(約100m市道経由))
- 千葉県道51号市川柏線(松戸市高塚新田「高塚十字路」)
- 千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線(鎌ケ谷市初富「くぬぎ山」〜中央「初富」 重複区間)
- 千葉県道8号船橋我孫子線(鎌ケ谷市中央「初富」〜新鎌ケ谷「鎌ケ谷消防署前」 重複区間)
- 千葉県道191号西白井停車場線(白井市根「西白井駅」)
- 千葉県道189号千葉ニュータウン北環状線(白井市根「白井市根」)
- 千葉県道59号市川印西線(白井市根「白井大橋」)
- 千葉県道192号白井停車場線(白井市堀込「白井駅」)
- 国道16号(船橋市小室町(西行きとの接続は市道経由))
- 千葉県道61号船橋印西線(印西市大塚、泉野 多田羅田IC)
- 千葉県道・茨城県道4号千葉竜ヶ崎線(印西市草深)
- 千葉県道64号千葉臼井印西線(印西市草深「北総浄水場」〜造谷「竜腹寺」 重複区間)
- 千葉県道65号佐倉印西線(印西市鎌苅「鎌苅北」)
- 千葉県道12号鎌ケ谷本埜線(鎌ケ谷市新鎌ケ谷「鎌ケ谷消防署前」〜印西市吉高「吉高交差点」 重複区間)
- 千葉県道291号印西印旛線(成田市北須賀「北須賀交差点」)
- 千葉県道137号宗吾酒々井線(成田市宗吾「宗吾霊堂前」)
- 国道408号(成田市押畑「押畑インター」)
- 国道51号(成田市並木町「不動橋」)
脚注
編集注釈
編集- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
- ^ ただし、北千葉道路の成田市北須賀 - 押畑は国直轄施工区間。
- ^ 同様に初富交差点では県道8号の船橋市方面から県道57号の八千代市方面への右折は路線バスを除いて禁止されている。また、大型等(大型自動車・特定中型自動車)は県道8号の船橋市方面から松戸方面への左折、松戸方面から県道8号の船橋市方面への右折および成田方面・県道8号の我孫子市方面への左折も禁止されている。2023年(令和5年)現在、これらを回避するには県道8号のバイパス道路(鎌ケ谷市東道野辺 - 同市新鎌ケ谷間)に迂回する必要がある。
- ^ 柏市域(国道昇格当時は東葛飾郡沼南町)を通過するのは、藤ヶ谷地区の飛び地であるわずかな区間であり、柏市内において接続道路はなし。
出典
編集- ^ “関東の無料「ハイスペック一般道」5選 高速並み大幹線、交通量日本一も 千葉、未完のスゴイ道路”. 乗りものニュース (2019年10月7日). 2020年10月15日閲覧。
- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。