四条通(しじょうどおり[1])は京都市の主要な東西の通りの一つ。平安京の四条大路にあたる。

四条通
しじょうどおり
四条河原町交差点
(2016年3月13日撮影)
地図
1.四条通東端、2.四条通西端
四条通の位置(京都市内)
四条通東端
四条通東端
四条通西端
四条通西端
四条通 (京都市)
別名京都市道186号嵐山祇園線
所在地京都市東山区中京区下京区右京区西京区
座標北緯35度00分14秒 東経135度46分38秒 / 北緯35.003825度 東経135.777222度 / 35.003825; 135.777222座標: 北緯35度00分14秒 東経135度46分38秒 / 北緯35.003825度 東経135.777222度 / 35.003825; 135.777222
東端八坂神社東大路通
主な交差点祇園, 四条大橋, 四条河原町, 四条烏丸, 四条大宮, 西大路四条, 葛野大路四条, 天神川四条, 梅津段町, 松尾大社
西端松尾大社府道29号
四条通

  • 大通り(4車線以上), 通り(2車線)
  • 狭い通り/一方通行(白矢印は一方通行の方向), 路地
  • 主要通り名は太字, "◯◯" 交差点名, 一方通行の方向
  • 地下鉄駅, 地下鉄路線
  • 名所・神社仏閣, 鉄道駅アイコン

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八坂神社
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"祇園" 東大路通 (府道143号)
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花見小路通
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大和大路通
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南座
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祇園四条駅
"四条大橋" 川端通
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鴨川
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先斗町通/西石垣通
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木屋町通
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高瀬川
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京都河原町駅
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"四条河原町" 河原町通 (府道32号)
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新京極通
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寺町通
御幸町通
麩屋町通
富小路通
柳馬場通
堺町通
高倉通
東洞院通
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烏丸駅 四条駅
"四条烏丸" 烏丸通
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室町通
新町通
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"四条西洞院" 西洞院通
油小路通
醒ヶ井通
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"四条堀川" 堀川通 (府道38号)
岩上通
猪熊通
黒門通
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大宮駅
RP4q
"四条大宮" 大宮通
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LOGO Paris-transilien
後院通 四条大宮駅
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"壬生川通四条" 壬生川通
RD1q
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BUILDING
壬生坊城第2団地
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坊城通
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千本通
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umKRZh
西日本旅客鉄道山陰本線
WORKS
NISSHA本社工場
七本松通
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"御前通四条" 御前通
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西院駅
西土居通 (土居ノ内通) (四条より南)
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西土居通 (土居ノ内通) (四条より北)
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西院駅
RP4q
RP4q
"西大路四条" 西大路通 市道181号京都環状線
佐井東通
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"四条春日(佐井)" 佐井通
RP4xRP1
佐井西通
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"西小路四条" 西小路通
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ARCH
京都市立四条中学校
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養老田川
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"葛野大路四条" 葛野大路通
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京都外国語大学
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葛野中通
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"天神川四条" 天神川通
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WORKS RP4eRP1 RP1q
三菱自動車工業京都工場
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"葛野西通四条" 葛野西通
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日新電機本社工場
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leer RP2enRP2 RP1K+r
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"梅津段町" 梅津街道 (府道132号)
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有栖川
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府道133号
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サンコール本社工場
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RP1q RP2xRP1
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"罧原堤四条" 罧原堤 (府道29号)
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桂川
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桂川サイクリングロード (府道801号)
uSTRq
松尾大社駅
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"松尾大社" 嵯峨街道 (府道29号)
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松尾大社

東は祇園東大路通八坂神社石段下から、西は松尾大社までである。

概要

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祇園から松尾大社までの全区間が、主要地方道である京都市道186号嵐山祇園線となっている。四条通東端の祇園石段下から右京区の三菱自動車京都工場付近(梅津段町交差点の東側数十mまで)は4車線道路となっており、そこから西側は2車線道路になる。

祇園から四条烏丸まで、四条河原町交差点を中心に京都最大の繁華街を形成している。四条室町が鉾の辻と呼ばれて下京の中心と見なされるなど、古くから主要な通りとして京都の東西の中心軸である。通行量が多いため、度々渋滞が発生する。なお山鉾巡行が行なわれる四条烏丸交差点 - 四条河原町交差点間の信号機は、山鉾の接触を防ぐために容易に折り曲げが出来る構造となっている[2]

四条通の多くの場所からは、通りの先の東に東山、反対方向の西に松尾山と、両端に緑の山が見えどこにいても盆地を感じさせる京都らしい風景を見ることができる。

四条河原町から西大路四条にかけては地下を阪急京都本線が走る。(烏丸駅 - 京都河原町駅間には地下道も通っている。)

歴史

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明治末期から大正初期にかけての京都市三大事業によって東大路通から大宮通まで、その後の大正 - 昭和初期の都市計画事業(京都市区改正設計)によって西は西大路通までが拡幅され、京都市電四条線)が敷設された。

2007年に京都市は、川端通から烏丸通間においてマイカーを禁止し、公共交通機関だけが走れる「トランジットモール」とする構想を発表した。実際の規制を試す社会実験が同年10月中旬に行われた。

東大路通から烏丸通までは路上喫煙等禁止区域である。

歩道拡幅事業

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2012年、市の都市計画審議会で川端通から烏丸通間は歩道を拡張し、車道を片側2車線から1車線に減少させることを決定した。これは四条繁栄会商店街振興組合(以下「四条繁栄会」)が京都市に要望し、京都市がこの案に賛成した形である。市ではこの四条通の車線減少を中心とした「歩くまち京都」事業を推進しており、29億円の総事業費を計上している。

この取り組みは、既にある車道幅を狭めることで歩道の快適さを生み出そうという、大都市の中心部では異例の試みとして注目された[3]

なお、今回の車線減少の恩恵を受けない四条繁栄会以外の周辺地域からは反対意見が出されたほか、昭和時代に阪急が大宮から河原町駅まで延伸工事を行った際、四条繁栄会が烏丸 - 河原町間の地下商店街設置に対して反対していた(地下には商業施設の無い通路が設置された)一方で、後になって地上の人通りが多くなったことを理由に歩道の拡幅を市に働きかけるのはマッチポンプではないかとの意見もある[4][5]

2014年の暮れから1車線化への縮小工事が始まり、2015年10月に完了した。当初、京都市の予想が外れ大きな渋滞が度々発生するようになり、市営バスの利用者や市民らから市に苦情が寄せられた[6][7]

2019年時点で、工事前と比較すると通行車両の総数がおよそ4割減少、周辺道路でも1 - 2割減少した。結果的に「車で四条通に近づかないほうがいい」という印象をドライバーに与えたことも交通量減少の要因に挙げられている。市は同時に、パークアンドライド駐車場を整備するなどの取り組みを行っている[8]。結果的に、四条通の毎月の歩行者数は拡張前より2割程度アップ、沿道の商店での消費額も増加、地価も上昇した[9]

沿道の主な施設・名所

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沿道の鉄道駅

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脚注

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  1. ^ 京都市内の通りの名称は「通」となっていて「り」を送らない。例外として道路標識では「通り」として送る表記を採用しているが、印刷資料で送るものは極めて珍しい。(→「京都市内の通り#表記の差異」参照)[]
  2. ^ KBS京都「祇園祭」
  3. ^ 京都・四条通、人に優しく 関西は今”. 日本経済新聞 (2014年3月8日). 2021年7月24日閲覧。
  4. ^ どないする?京都(1)四条通1車線化:朝日新聞デジタル
  5. ^ 毎日放送Voice2011/12/19放送
  6. ^ 京都・四条通、道路工事で渋滞慢性化 観光客「歩いた方が早い」:京都新聞2015年4月2日
  7. ^ 京都・四条通:「まいった」予想外れ大渋滞:毎日新聞2015年5月1日
  8. ^ 広がる「車線削減・歩道拡大」の流れ 効果あったのか? 先駆者「京都」の結果と狙いは”. 乗りものニュース. 2021年6月26日閲覧。
  9. ^ 藤井聡 (2017年12月28日). “クルマを捨ててこそ地方は甦る”. 日刊ゲンダイデジタル. 2024年3月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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京都市内の東西の通り
西は
松尾大社
まで
北隣の通り:錦小路通蛸薬師通 東は
東大路通
まで
四条通
南隣の通り:綾小路通