吉野ケ里公園駅
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田にある九州旅客鉄道の駅
吉野ケ里公園駅(よしのがりこうえんえき)は、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。駅番号はJH05。
吉野ケ里公園駅* | |
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駅舎(2007年7月) | |
よしのがりこうえん Yoshinogari-kōen | |
◄JH04 中原 (4.6 km) (2.6 km) 神埼 JH06► | |
所在地 | 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田251-2 |
駅番号 | JH 05 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■長崎本線 |
キロ程 | 13.1 km(鳥栖起点) |
電報略号 | ヨリ←ミタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,090人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1942年(昭和17年)9月30日[2] |
備考 | 業務委託駅 |
概要
編集旧三田川町及び吉野ヶ里町の中心駅で、駅名も開設当初は「三田川駅」(みたがわえき)を名乗っていたが、1980年代後半以降発掘が進んだ吉野ヶ里遺跡(吉野ヶ里歴史公園)の最寄駅となったことから、1993年に現駅名へ改称された[1]。
普通列車のみ停車する駅であったが、2011年3月12日ダイヤ改正より特急「みどり・ハウステンボス」が吉野ヶ里歴史公園観光を目的に1往復停車するようになった。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタや有田陶器市の開催期間中には快速列車が停車する。
歴史
編集- 1942年(昭和17年)9月30日:鉄道省の三田川信号場として開設[2]。
- 1943年(昭和18年)12月1日:三田川駅として旅客取扱開始[2]。
- 1974年(昭和49年)3月5日:業務委託駅化[3][4]。
- 1976年(昭和51年)2月19日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)1月20日:一旦無人駅となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR九州に移管[2]。
- 1993年(平成5年)10月1日:吉野ケ里公園駅に改称[2]。
- 2000年(平成12年)3月1日:橋上駅舎化[6]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカードSUGOCAの利用開始[7]。
- 2022年(令和4年)3月11日:きっぷうりばの営業を終了[8]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅で橋上駅舎を備える[1]。ホームは817系電車に対応して2両分が嵩上げされており、段差無しで乗降可能。エレベータは改札内1基(島式ホームに連絡)、改札外に北口・南口各1基、計3基設置されている。単式ホームには設置されていないが、自動ドアが設置されており、身体障害者はインターホンで駅員を呼び出すことによりホームとホーム外を行き来可能。
JR九州サービスサポートが駅業務を受託する業務委託駅で、自動券売機が設置されている。SUGOCAの利用が可能であるが、カード販売は行わずチャージのみ取扱う。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 長崎本線 | 下り | 佐賀・江北・諫早・長崎・佐世保・ハウステンボス方面 通常は1番のりばを使用(一部2番のりばを使用) |
2 | (待避線) | ||
3 | 上り | 鳥栖方面 通常は3番のりばを使用(一部2番のりばを使用) |
-
構内(2009年11月)
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駅名標(2011年5月)
利用状況
編集2019年度の1日平均乗車人員は1,298人である[9]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 1,119 |
2001年 | 1,084 |
2002年 | 1,065 |
2003年 | 1,063 |
2004年 | 1,065 |
2005年 | 1,075 |
2006年 | 1,096 |
2007年 | 1,096 |
2008年 | 1,130 |
2009年 | 1,172 |
2010年 | 1,192 |
2011年 | 1,204 |
2017年 | 1,329 |
2018年 | 1,325 |
2019年 | 1,298 |
2020年 | 1,037 |
2021年 | 1,090 |
駅周辺
編集住宅が多いが、駅付近には商店が点在する。
- 吉野ヶ里歴史公園(吉野ヶ里遺跡・東ゲート)
- 吉野ヶ里町三田川庁舎
- 吉野ヶ里公園駅前簡易郵便局
- 陸上自衛隊目達原駐屯地
- ゴルフガーデン三田川 - ゴルフ練習場。
- 国道34号
- 国道385号
- 佐賀県道334号吉野ヶ里公園線
- 長崎街道
バス路線
編集- 吉野ヶ里町コミュニティバス
- 吉野ヶ里公園駅北口 - 北口ロータリー内
- 三田川庁舎方面
- 東脊振庁舎・きらら館・山茶花の湯・永山方面
- 吉野ヶ里公園駅南口 - 南口ロータリー内
- 三田川庁舎方面
- 目達原郵便局・川原団地・松葉・東脊振庁舎・きらら館方面
- 吉野ヶ里公園駅北口 - 北口ロータリー内
- 西鉄バス
- 三田川 - 南口より約200 m、国道34号線上
- 神埼・佐賀方面
- 目達原・久留米方面
- 鳥栖方面
- 三田川 - 南口より約200 m、国道34号線上
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、19頁。
- ^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、712-713頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “第五次「営近」交渉まとまる 門鉄、国鉄門司地本と”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年2月21日)
- ^ “きょうから第五次営近実施へ 門鉄”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年3月5日)
- ^ “通報”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1985年1月17日)
- ^ “JR九州吉野ヶ里公園駅 橋上化完成で開業式”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2000年3月3日)
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ “駅体制の見直しについて”. 九州旅客鉄道株式会社. 2021年12月23日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月26日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 吉野ケ里公園駅(駅情報) - 九州旅客鉄道