北本駅
埼玉県北本市北本にある東日本旅客鉄道の駅
北本駅(きたもとえき)は、埼玉県北本市北本一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線の駅である。
北本駅* | |
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東口(2012年8月) | |
きたもと Kitamoto | |
◄桶川 (4.6 km) (3.6 km) 鴻巣► | |
所在地 | 埼玉県北本市北本一丁目12番地 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■高崎線 |
キロ程 |
16.4 km(大宮起点) 東京から尾久経由で46.9 km |
電報略号 | キモ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
16,213人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)8月1日[2][3] |
備考 | 業務委託駅 |
* 1961年に北本宿駅から改称。 |
上野駅発着系統と、新宿駅経由で東海道線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
歴史
編集- 1918年(大正7年)8月16日:本宿信号所が開設される[3]。信号所の場所は現在の駅がある場所とは異なり、現在の埼玉県道312号下石戸上菖蒲線(通称・南大通り線)の跨線橋付近に位置していた[4]。
- 1922年(大正11年)4月1日:本宿信号所が本宿信号場になる[3]。
- 1923年(大正12年)9月12日:関東大震災の被災者を満載した列車が、信号場構内で脱線転覆事故を起こす[4]。
- 1928年(昭和3年)8月1日:本宿信号場が駅に昇格し、北本宿駅(きたもとじゅくえき)として開業する[2]。
- 1943年(昭和18年)2月11日:北本宿駅所在地の中丸村と隣接する石戸村が合併し、駅名から北本宿村となる。
- 1961年(昭和36年)3月20日:北本宿村が1959年の町制施行の際に名称を北本町に変更したため、駅名を町名に合わせて北本駅に改称する[2]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物の取扱いを廃止[3]。
- 1977年(昭和52年)10月:橋上駅完成[5]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)12月28日:みどりの窓口開設[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 1995年(平成7年)3月16日:自動改札機を設置し、供用開始[7]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2002年(平成14年)4月4日:北本駅西口ビルが開業[8]。
- 2016年(平成28年)3月10日:早朝無人化[9]。
- 2018年(平成30年)9月1日:業務委託化。
- 2022年(令和4年)12月15日:この日をもってみどりの窓口の営業を終了[10]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する[1]地上駅で、橋上駅舎を有している。
高崎支社所属熊谷統括センター管轄鴻巣駅管理で、JR東日本ステーションサービスへ委託している業務委託駅。自動改札機、指定席券売機が設置されている。2016年3月10日より、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働する[9]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■ 高崎線 | 上り | 大宮・東京・新宿・横浜方面 | 2番線は一部列車 |
■ 湘南新宿ライン | ||||
■ 上野東京ライン | ||||
2・3 | ■ 高崎線 | 下り | 熊谷・高崎・前橋方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は一部列車が発着する。定期旅客列車は、上りが毎日日中1本が、平日夜2本、土休日朝2本入線する。下り列車は、平日夜1本、土休日朝1本のみ。なお、平日上り夜2本は通勤快速の通過待避、土休日朝の下りは特別快速の緩急接続、それ以外は特急の通過待避である。
- 当駅には高崎線普通列車と湘南新宿ライン快速(大宮駅まで普通)・特別快速、特急「あかぎ」が停車する。湘南新宿ラインの列車は新宿駅を経由して大船駅から東海道線へ直通する。上野東京ラインの列車は上野駅を経由して東京駅から東海道線へ直通する。かつては一部の快速「アーバン」(日中の上野発着の一部と池袋発着)も停車していたが、2004年10月16日改正で日中の快速「アーバン」は全て湘南新宿ラインの特別快速にシフトされ、快速「アーバン」は全列車通過となった。また、旧・「スワローあかぎ」(現・「あかぎ」平日列車)登場前は、「ホームライナー鴻巣」も停車した。
-
改札口(2021年10月)
-
ホーム(2021年10月)
駅構内の施設
編集全て改札外に設置されている。
- NewDays
- 銀座コージーコーナー JR北本店
- BECK'S COFFEE SHOP 北本店
- 駅西口ビル
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は16,213人である[JR 1]。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)20,932 | |
1991年(平成 | 3年)21,675 | |
1992年(平成 | 4年)22,043 | |
1993年(平成 | 5年)22,599 | |
1994年(平成 | 6年)22,829 | |
1995年(平成 | 7年)22,767 | |
1996年(平成 | 8年)22,724 | |
1997年(平成 | 9年)22,004 | |
1998年(平成10年) | 21,718 | |
1999年(平成11年) | 21,312 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 2]21,083 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 3]20,854 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 4]20,793 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 5]20,753 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 6]20,831 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 7]20,852 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 8]20,856 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 9]20,929 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 10]20,867 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 11]20,332 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 12]19,986 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 13]19,563 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 14]19,528 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 15]19,659 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 16]19,331 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 17]19,492 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 18]19,167 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 19]19,136 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 20]18,957 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 21]18,491 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]14,084 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]14,657 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]15,588 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]16,213 |
駅周辺
編集駅の西側は鴻巣市との市境が近接しており、高崎線西側の市境は当駅から北に進んだ最初の踏切である東間踏切である。
西口
編集東口
編集- サンクス広場(北本ラーメン、美容室等あり)
- デイリーヤマザキ 北本駅東口店
- 北本東間郵便局
- 埼玉りそな銀行 北本支店
- 埼玉縣信用金庫 北本支店
- 埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線(旧中山道)
- 国道17号
- ザ・セレクトン北本駅前(ビジネスホテル)
バス路線
編集川越観光バスではPASMOやSuicaが利用可能である。東口・西口共に全路線がロータリーに乗り入れており、路線によってバス停の位置が異なる[13]。
西口発着
編集「北本駅西口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。
東口発着
編集「北本駅東口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。A・B・Cは、北本市による案内上の区分けであり、現地バス停に記号は記載されていない。
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集出典
編集- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、19頁。
- ^ a b c “JR北本駅開業70周年 一日駅長など古希祝う”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年8月13日)
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、447頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『目で見る上尾・桶川・北本・鴻巣の100年』郷土出版社、2002年12月16日、33頁。ISBN 978-4-876635955。
- ^ “北本市勢要覧2011(北本のあゆみ)” (PDF). 北本市役所. p. 33 (2011年11月). 2018年9月16日閲覧。
- ^ 『高鉄局、管内7駅にみどりの窓口新設』昭和61年12月24日日本経済新聞地方経済面北関東
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-116-3。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ a b “一部時間帯のインターホン対応についてのお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2020年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
- ^ “駅の情報(北本駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月1日閲覧。
- ^ 『目で見る上尾・桶川・北本・鴻巣の100年』郷土出版社、2002年12月16日、81頁。ISBN 978-4-876635955。
- ^ 『写真アルバム 上尾・桶川・北本・鴻巣・伊奈の昭和』いき出版、2017年10月19日、130頁。ISBN 978-4-86672-004-3。
- ^ “路線バス案内|北本市”. www.city.kitamoto.lg.jp. 2024年10月5日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
編集- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
利用状況
編集- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
編集- 日本の鉄道駅一覧
- 埼玉県道135号北本停車場線 - 駅前通り
外部リンク
編集- 駅の情報(北本駅):JR東日本