九条通(くじょうどおり[1])は、京都市の主要な東西の通りの一つ。平安京の南端の九条大路にあたる。東は鴨川の九条跨線橋東詰の東福寺交差点でそのまま東大路通につながり、西は葛野大路通に突き当たる。千本通から西でやや南へ、西大路通からはさらに大きく南に振れていて、平安時代のものとは大きくずれている。

九条通
京阪国道口交差点。写真奥-右方向が国道1号。奥に東寺の五重塔が見える

現在の千本通との交差点あたりに羅城門があった。その羅城門は980年天元3年)に暴風雨で倒壊した後には再建されず、現在は碑が立っているのみとなっている。

1926年昭和初年)に道路拡幅された。

1939年(昭和14年)京都市電九条線が東大路から西大路まで全通するが、市電は1978年(昭和53年)に廃止となった。

油小路通から壬生川通京阪国道口)までは国道1号、壬生川通から葛野大路通にかけては国道171号となっている。

沿道の主な施設

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交差する道路など

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  • 交差する道路の特記がないものは市道
交差する道路など
北←<九条通り>→南
交差する場所 路線番号 起点から
(km)
府道143号四ノ宮四ツ塚線<東大路通>東山五条・東山七条方面 東↑
∧九条通∨
↓西
<伏見街道本町通> 東山区 九条跨線橋 府道143号 -
京阪本線
奈良線
琵琶湖疏水
<師団街道>
<川端通>
鴨川
南区 九条跨線橋
高瀬川
<須原通>
国道24号
<河原町通>
九条河原町 -
<高倉通> -
府道115号伏見港京都停車場線
<竹田街道>
大石橋 -
<烏丸通> 九条烏丸 -
<室町通> -
<新町通> 九条新町 -
<西洞院通> 九条西洞院 -
国道1号
<油小路通>
堀川五条方面
<油小路通>
第二京阪方面
九条油小路 -
国道1号 498.9
近鉄京都線 東寺駅
<猪熊通>
府道114号七条大宮四ツ塚線
<大宮通>
<大宮通> 九条大宮 499.3
<壬生通> 国道1号
<京阪国道>
大阪方面
京阪国道口 499.5
国道171号 0.0
<千本通> 九条旧千本
<新千本通> 九条新千本
<七本松通> 九条七本松
<御前通> 九条御前
市道181号京都環状線
<西大路通>
西大路九条 1.2
西高瀬川 九条橋
<西小路通> 国道西小路
市道184号宇多野吉祥院線
<葛野大路通>
国道171号
<葛野大路通>
葛野大路九条 1.9

脚注

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  1. ^ 京都市内の通りの名称は「通」となっていて「り」を送らない。例外として道路標識では「通り」として送る表記を採用しているが、印刷資料で送るものは極めて珍しい。(→「京都市内の通り#表記の差異」参照)[]

外部リンク

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関連項目

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京都市内の東西の通り
西は
葛野大路通
まで
北隣の通り:東寺通 東は
東大路通
まで
九条通
南隣の通り:札辻通