下京区
京都府京都市の行政区
下京区(しもぎょうく)は、京都市を構成する11区のひとつである。北辺を通る四条通の四条烏丸(烏丸通)から四条河原町(河原町通)までは京都府、京都市有数の繁華街となっている。
しもぎょうく 下京区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 京都府 |
市 | 京都市 |
市町村コード | 26106-8 |
面積 |
6.78km2 |
総人口 |
83,766人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) |
人口密度 | 12,355人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 京都市(右京区、南区、中京区、東山区) |
下京区役所 | |
所在地 |
〒600-8588 京都府京都市下京区西洞院通塩小路上る東塩小路町608番地8 北緯34度59分15秒 東経135度45分20秒 / 北緯34.98750度 東経135.75556度座標: 北緯34度59分15秒 東経135度45分20秒 / 北緯34.98750度 東経135.75556度 |
外部リンク | 京都市下京区役所 |
ウィキプロジェクト |
概要
同区内に立地する京都駅は、京都市周辺部のターミナルであり、周辺には京都タワー・京都駅ビルなどを中心に商業施設が集まっている。中京区・上京区とともに京都市の都心を形成している。
高度成長期に業務地化が進み人口が急減し、1980年代には高層マンションが増えたが人口は減り続けた。1995年以降都心回帰現象により人口が増加傾向に転じている。この時期には建物高さ規制を厳しくし、居住性を高めている。2005年に行われた国勢調査においても、隣接する中京区や南区などと並び人口増加区のひとつとなった。
地理
地形
河川
- 主な川
地域
- 区を構成する町:京都市下京区の町名を参照。
人口
下京区の人口の推移 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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総務省統計局 国勢調査より |
隣接行政区
歴史
中世
これが中世にそれぞれ下京、上京となった。 下京と上京の境界はおおむね二条通であった[注 1]。 上京には京都御所があって富裕者が集まっていたのに対し、下京は商業街区であり、民衆の町であった[1][2]。
近代
- 明治時代
- 1868年 - 1869年(明治元年11月) 下京を下大組(しもおおぐみ)、上京を上大組(かみおおぐみ)とする[2][3]。
- 1869年(明治2年) 下大組と上大組の境界を二条通から三条通に変更、下京に32番組(現在の元学区)が成立する[2][3]。
- 1879年(明治12年)4月10日 郡区町村編制法により、京都府に下京区が設置される。
- 1889年(明治22年)4月1日 上京区と下京区を市域とする市制施行により、京都市が発足。上京区と下京区はともに京都市の行政区となる。
- 昭和
現代
- 昭和
施設
警察
- 交番
- 新京極交番(下京区四条通寺町東入)
- 仏光寺交番(下京区仏光寺通高倉西入)
- 元両替町交番(下京区室町通松原下る)
- 高辻交番(下京区高辻通河原町西入)
- 東洞院六条交番(下京区東洞院通花屋町下ル)
- 中堂寺交番(下京区中堂寺命婦町)
- 七条堀川交番(下京区七条通堀川西入)
- 七条新千本交番(下京区朱雀内畑町)
- 西八条交番(下京区七条御所ノ内南町)
- 花屋町交番(下京区西七条石ケ坪町)
- 塩小路交番(下京区上之町)
- 京都駅北交番(下京区烏丸通塩小路下ル) ※京都駅ビルの1Fに入居している。
消防
- 京都市下京消防署
- 塩小路出張所(下京区上之町13番地)
- 中堂寺出張所(下京区中堂寺北町71)
医療
- 主な病院
郵便局
図書館
- 主な図書館
交流施設
対外関係
外国公館
領事館
- 名誉領事館
- 在京都ラオス人民民主共和国名誉領事館
- 在京都マルタ共和国名誉領事館
経済
京都市の都心を形成する行政区の1つでもあるため、多くの金融機関、企業の本社や支店が拠点を置いている。
第一次産業
- 市場
第三次産業
商業
- 地下街
- 主な商業施設
- 京都住友ビル(京都河原町ガーデン)
- 京都ヨドバシ
- GOOD NATURE STATION
- COCON KARASUMA
- コトクロス阪急河原町
- ディズニーストア京都四条河原町店
- SUINA室町(京都経済センター)
- 高島屋京都店
- 藤井大丸
-
京都河原町ガーデン
-
コトクロス阪急河原町
-
高島屋京都店
-
藤井大丸
情報・通信
マスメディア
放送局
- ケーブルテレビ
- ラジオ
- エフエム京都(α-STATION)
出版社
生活基盤
ライフライン
電力
ガス
上下水道
電信
教育・研究機関
大学
- 国立·公立
- 私立
- 龍谷大学 大宮学舎
短期大学
- 私立
専門学校
- 私立
- 京都公務員&IT会計専門学校
- 学校法人大原学園
- 大原簿記ビジネス公務員専門学校 京都校
- 京都歯科衛生学院専門学校[5]
高等学校
- 市立
- 私立
中学校
- 市立
- 京都市立下京中学校
- 京都市立七条中学校
- 京都市立洛友中学校
- 私立
小学校
- 市立
研究所
交通
鉄道
中心となる駅:京都駅
新幹線
- 東海旅客鉄道(JR東海)
鉄道路線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 東海道本線(琵琶湖線・JR京都線):(至米原駅) ← 京都駅 → (至大阪駅)
- 奈良線:京都駅 → (至木津駅)
- 山陰本線(嵯峨野線):京都駅 - 梅小路京都西駅 - 丹波口駅 → (至園部駅)
- 近畿日本鉄道(近鉄)
- 阪急電鉄(阪急)
地下鉄
軌道
- 京福電気鉄道(嵐電)
道路
国道
主な通り
観光
名所・旧跡
- 主な寺院
- 興正寺
- 金光寺(市屋道場)
- 金光寺(七条道場)
- 西蓮寺
- 勝光寺
- 荘厳寺
- 上徳寺(世継地蔵)
- 常楽寺
- 瑞雲院 - 血天井で有名
- 長圓寺 - 洛陽三十三所観音霊場
- 長講堂
- 西本願寺(本願寺) - 世界文化遺産
- 東本願寺(真宗本廟)
- 平等寺 - 洛陽三十三所観音霊場
- 佛光寺
- 不動堂明王院
- 蓮久寺
- 主な神社
- 主な史跡
観光スポット
文化・名物
祭事・催事
祭事
催事
団体・組織
出身関連著名人
出身著名人
- 上村松園 - 日本画家
- 梅原龍三郎 - 洋画家
- 幸野楳嶺 - 日本画家
- 巨勢小石 - 日本画家
- 野村文挙 - 日本画家
- 金森萬象 - 映画監督
- 大野克夫 - 作曲家
- 上原茂行 - プロ野球・元東京ヤクルトスワローズ2軍バッテリーコーチ
- 遠藤太津朗 - 俳優
- 三田寛子 - タレント
- 目川重治 - 探偵
- 清水直行 - 元プロ野球選手(投手)
- 西脇隆俊 - 政治家、元官僚
- 清水照子 - 日本統治時代の台湾の慈善家
マスコット
脚注
注釈
出典
- ^ “上京と下京 都市史13”. フィールド・ミュージアム京都. 京都市 (2008年). 2016年6月3日閲覧。
- ^ a b c “上京区について”. 上京区の紹介. 京都市上京区 (2013年5月21日). 2016年6月3日閲覧。
- ^ a b “町組改正と小学校 都市史26”. フィールド・ミュージアム京都. 京都市 (2008年). 2016年6月3日閲覧。
- ^ 京都でも多数が校舎の下敷きに『大阪毎日新聞』昭和9年9月21日号外(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p228 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 2020年4月、大原スポーツ&メディカル専門学校 京都校より改称。
- ^ “京都に任天堂DNA息づくホテル「丸福樓」 レトロな空間、随所にトランプ柄”. 京都新聞 (2022年3月29日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “一度泊まれば一生自慢できるぞ! 旧任天堂本社に泊まれるホテル「丸福樓」がついに開業、一足早く内部をレポート”. ねとらぼ. ITmedia (2022年3月31日). 2022年5月16日閲覧。
外部リンク
- 下京区役所 - 京都市情報館(公式サイト)