上田泰(うえだ ゆたか)は、日本の経済学・経営学者、成蹊大学教授。日本経営協会経営科学文献賞受賞。

埼玉県生まれ。1983年学習院大学経済学部卒業。1988年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。指導教官は宮川公男[1]。1997年「集団意思決定研究 集団の世界観相互異質性効果に対する実証可能性の検討」で東北大学博士(経済学)。1997年日本経営協会経営科学文献賞受賞。明治大学商学部助教授、名古屋大学経済学部助教授を経て1998年より成蹊大学経済学部教授。2006-2008年インディアナ大学客員研究員。2015年-2017年成蹊大学図書館長[2][3]。2019年-2020年成蹊大学経済学部長。2020年-成蹊大学経営学部長。2019年-成蹊大学大学院経済経営研究科長。2016年、2022年成蹊大学ティーチングアウォード(教育活動顕彰)。2016年-2020年日本情報経営学会副会長、2020年-2024年同学会会長、2024年-同学会常任理事。2016年-2023年経営関連学会協議会評議員、2021年-2023年同協議会副理事長。2023年-2024年オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会副会長。2024年-同学会会長。

著書

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  • 『文科系のためのビジネス数学読本』同友館 1994
  • 『組織の人間行動』中央経済社 シリーズ/高度情報化社会の経営学 1995
  • 『集団意思決定研究 集団の世界観相互異質性効果に対する実証可能性の検討』文真堂 明治大学社会科学研究所叢書 1996
  • 『個人と集団の意思決定 人間の情報処理と判断ヒューリスティックス』文眞堂 1997
  • 『なんでアタシだけ叱るのよ! 会社のフシギな人間行動学』同友館 2001
  • 『文科系のための意思決定分析入門』日科技連出版社 2002
  • 『組織行動研究の展開』白桃書房 2003

共編著

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  • 『文科系のやさしいデータ分析 ロータス1-2-3SASを使って』富樫光隆共著 有斐閣 1994
  • 『経営学再入門 再チャレンジ!-基礎から最新の理論まで』手塚公登,小山明宏共編著 同友館 2002
  • 『会社入門』時岡規夫共著 多賀出版 経済経営セメスターシリーズ 2004
  • 『企業経営入門』相原修共編著 多賀出版 経済経営セメスターシリーズ 2004
    • 『企業経営入門 第2版』時岡規夫, 山崎由香里,井上淳子共編著 多賀出版 2015
  • 『組織のセルフマネジメント 概念・事例・実証分析』義村敦子,横田絵理共著 白桃書房 2005
  • 『現代経営学再入門 経営学を学び直すための基礎~最新理論』手塚公登, 小山明宏,米山茂美共編著 同友館 2010
  • 『経営情報システム 第4版』宮川公男共編著 中央経済社 2014
  • 『従業員と顧客の自発的貢献行動』編著 多賀出版 成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書 2015

翻訳

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  • デス・デアラブ『エグゼクティブのための意思決定入門 論理・直観・経験をビジネスに活かせ』宮川公男監訳 上田訳 東洋経済新報社 2000
  • デニス・オーガン,フィリップ・ポザコフ, スコット・マッケンジー『組織市民行動』白桃書房 2007

脚注

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  1. ^ 「1988年度博士課程単位修得論文・修士論文題目」一橋研究
  2. ^ 『会社入門 第3版』著者紹介
  3. ^ researchmap

外部リンク

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先代
村田潔
日本情報経営学会会長
2020年 - 2024年
次代
古賀広志
先代
太田雅晴
オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会会長
2024年-
次代