三暗刻
麻雀の上がり役のひとつ
三暗刻(サンアンコウ)とは、麻雀における役のひとつ。2翻。暗刻を3つ作って和了した時に成立する。暗槓が含まれていてもよい。
概要
編集暗刻が3つあることのみが条件であるため、残りの1面子は順子でもよく、副露してもよい。食い下がりはなく常に2翻である。出アガリでの対々和との複合がよく見られる他、リーヅモ三暗刻の形も多い(いわゆるツモり三暗刻の形、牌姿例の4番目)。他の2翻役と比較して難易度が高い上に、成立したとしても門前の場合は役満である四暗刻への移行を狙う場合もあるため、翻数が低い割に出づらい役である。ちなみに三暗刻の場合の符は最低でも40符以上が確定する[1]。
牌姿の例
編集(例)確定三暗刻の単騎待ち
(例)一手変わりで四暗刻になるリャンメン待ち
(例)ツモり四暗刻のシャンポン待ち
(例)ツモり三暗刻のシャンポン待ち
- これはいわゆる「ツモり三暗刻」という牌姿で、 か のどちらかを自力でツモってこないと三暗刻が成立しない。ロン和了の場合は3つ目の刻子が明刻扱いとなるため、三暗刻にならないからである。この牌姿では、立直や河底が付かない状況でのロン和了では役がないためチョンボとなる。
(例)注意を要する単騎待ち
(例)暗槓による面子の確定
(例)仮り聴の三暗刻
関連項目
編集脚注
編集- ^ 3つの暗刻全てが中張牌(4符)だったとしてもこれだけで12符あるので副底の20符と合わせて32符となり、切り上げて40符となるため。