ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(European Le Mans Series、通称:ELMS)は、フランス西部自動車クラブ(ACO)が主催し、ヨーロッパを中心に世界各国を転戦して行われるスポーツカーレースのシリーズ。
カテゴリ | |
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国・地域 | ヨーロッパ |
開始年 | 2004年 |
ドライバー |
LMP2: ルイ・デレトラズ フェルディナント・ハプスブルク LMP2 Pro-Am: チャーリー・イーストウッド サリー・ヨルク LMP3: マイク・ベンハム マルテ・ヤコブセン モーリス・スミス LM-GTE: ジャンマリア・ブルーニ ロレンツォ・フェラーリ クリスチャン・リード |
チーム |
LMP2: プレマ・レーシング LMP2 Pro-Am: レーシング・チーム・ターキー LMP3: クール・レーシング LM-GTE: プロトン・コンペティション |
タイヤ サプライヤー | |
公式サイト | European Le Mans Series |
現在のシーズン |
概要
編集2004年にル・マン耐久シリーズ(LMES)としてスタートし、2006年からル・マン・シリーズ(LMS)と改称。2012年に現在の名称に改められた[1]。なお、ELMSのシリーズ名は2001年に1年間だけ開催されたレースにて先に用いられていたが、エントリーが少なく1年で消滅している。2003年にル・マン1000kmが単独イベントとして開催され、これがLMESの先駆けとなった。
ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)のレギュレーションに従って争われる。各クラスのシリーズ上位車にはル・マン24時間レースへの出場権が与えられることもあり、毎レース40台以上を集める盛況なシリーズに発展した。2010年にはインターコンチネンタル・ル・マン・カップ開始へと繋がり、これがFIA 世界耐久選手権(WEC)復活の足がかりとなった。2012年シリーズはトップカデゴリーのWECへの移行と経済低迷に伴いエントラントが減少し、シーズン途中で中止となったものの[2]、その後は世界経済回復と共にエントラントを取り戻している。
発足当初はLMP1、LMP2、LM-GT1、LM-GT2の4クラス制で、WEC発足後の2012年からはLMP2、LMPC、LM-GTE Pro、LM-GTE Am、GTCの5クラス制となったが、統廃合が進み2024年シーズンからはLMP2、LMP3、LMGT3の3クラス制となっている。このうち、LMP3は安価なプロトタイプとして2015年に、LMGT3は2023年限りで廃止されたLMGTEの後継として2024年からそれぞれ導入されたものとなる[3]。
日本勢の参戦は、2016年にLMP2クラスのティリエ・バイ・TDS、2017年にはG-ドライブ・レーシングから平川亮がそれぞれ参戦し、計3勝を挙げている。また2023年にはユナイテッド・オートスポーツから佐藤万璃音が、2024年にはクール・レーシングから宮田莉朋が参戦している。
歴代チャンピオン
編集脚注
編集- ^ A new logo for a new start - ELMS・2011年12月12日
- ^ ELMS、今季残りのレース開催をキャンセルへ - オートスポーツ・2012年7月21日
- ^ エントラントの減少により2016年から前座レースである「ミシュラン・ル・マン・カップ」へと独立していたGTCクラスがGT3車両を用いていたため、LMGT3クラスは実質「帰ってきた」ことになる。