ホープフルステークス (中央競馬)

日本の中央競馬の重賞競走

ホープフルステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である[4][3]

ホープフルステークス
Hopeful Stakes[1]
第35回ホープフルステークス
(2018年12月28日)
優勝馬:サートゥルナーリア
鞍上:ミルコ・デムーロ
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1984年12月9日
2024年の情報
距離 芝2000m
格付け GI
賞金 1着賞金7000万円
出走条件 サラ系2歳牡馬・牝馬(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡56kg、牝55kg)
出典 [2][3]
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競走名の「ホープフル (Hopeful)」は、英語で「希望に満ちた」「望みを持つ」という意味[5]

正賞は日本馬主協会連合会会長賞[2][3]

概要

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1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(ラジオたんぱはいさんさいひんばステークス)」を前身としている[6]。競走名はその後1991年より「ラジオたんぱ杯3歳ステークス(ラジオたんぱはいさんさいステークス)」、2001年より「ラジオたんぱ杯2歳ステークス(ラジオたんぱはいにさいステークス)」、2006年より「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(ラジオにっけいはいにさいステークス)」と変遷を経てきた[6](後述)。本記事では同名で実施されていたオープン特別競走についても述べる。

近年の日本競馬においては2歳馬競走の開始時期の早期化に加え競走距離が多様化しており、特に中距離競走の充実ぶりが顕著になっている[7]ことから、2013年まで阪神競馬場の芝2000mで施行していたGIIIのラジオNIKKEI杯2歳ステークスを2014年より中山競馬場の芝2000mに変更のうえ、2歳中距離路線の頂点となる競走に位置づけてGIIに昇格した[7]

2017年1月、前年より日本グレード格付け管理委員会、並びにアジアパターン委員会へ行っていた格付昇格の申請が承認され、同年度よりGIとして施行されることになった[4]。従前よりJRAにおける2歳馬限定のGI競走は12月に2レース施行されていたが、これによりJRAの2歳GI戦は芝コースでの競走が12月に3レース集中する格好となった[注 1]

発走時刻の関係[注 2]で、2022年までの本競走は15時25分発走と第三場(中京)開催のチャンピオンズカップ(15時30分)より早い時間に発走していた。中山競馬場の馬場照明設備の増設に伴い、2023年からは一般的な主場でのGI競走と同等の15時40分発走に繰り下げられる[注 3]

競走条件

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以下の内容は、2024年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系2歳牡馬・牝馬(出走可能頭数:最大18頭)

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡56kg、牝55kg)

地方競馬所属馬の出走権

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地方競馬所属馬は、同年に行われる下表の競走のいずれかで2着以内に入着すると、本競走の優先出走権が与えられる[8]

競走名 競馬場 距離
東京スポーツ杯2歳ステークス GII  東京競馬場 芝1800m
京都2歳ステークス GIII  京都競馬場 芝2000m

上記以外の中央競馬で施行する芝の2歳重賞で1着となった地方競馬所属馬も出走申込ができ、2021年以前は他の中央競馬所属馬と同じ条件で選出、2022年以降は優先出走権が与えられる[9][10]

賞金

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2024年の1着賞金は7000万円で、以下2着2800万円、3着1800万円、4着1100万円、5着700万円[2]

歴史

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東西の「3歳牝馬ステークス」

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1984年に、「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」の名称で創設[6]桜花賞と同じく、阪神競馬場の芝1600mで行われていた[6]

当時は3歳(現2歳)馬の重賞で最高格のGI競走として、関東に「朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)」、関西に「阪神3歳ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)」があり、3歳馬は概ねその所属に応じて関東・関西に分かれて頂点を争っていた。この両競走は牡馬・牝馬の区別なく出走できたが、牝馬がこれに勝つというのはそう多いことではなかった[注 4]

1984年にグレード制が導入されるのにあわせて、3歳牝馬限定の重賞が関東と関西に整備された。関東に創設されたのが「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(現・フェアリーステークス)」、関西に創設されたのが「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」である[6][注 5]。当時、両競走はしばしばスポンサー冠を省略して「3歳牝馬ステークス」と呼ばれていたが、どちらも同じ名称になるため、「3歳牝馬ステークス(東)」「3歳牝馬ステークス(西)」のように表記されていた[12][注 6]

1991年の再編・牡馬戦化と距離延長

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1991年に3歳重賞路線の大きな変更が行われ、従来の東西別のチャンピオン路線をやめ、牡馬と牝馬の路線の区別化が図られることになった[6]

これにより、朝日杯3歳ステークスは牡馬・騸馬のチャンピオン決定戦、阪神3歳ステークスは「阪神3歳牝馬ステークス」と改称し、牝馬のチャンピオン決定戦として位置づけられた。

本競走も従来の牝馬限定戦から大転換し、牡馬・騸馬限定戦に変更。距離も延長されて2000mになり、競走名は「ラジオたんぱ杯3歳ステークス」に改められた[6]

レース名の変遷

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2001年から馬齢表記の国際基準への変更により従来の3歳馬は2歳馬となったため、競走名も「ラジオたんぱ杯2歳ステークス」と改められた。

寄贈賞を提供してきた日本短波放送が、2004年に愛称「ラジオたんぱ」を「ラジオNIKKEI」に変更したことを受け、レース名も2006年から「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」に変更した。

2014年の2歳戦改革

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2014年から2歳戦の中距離路線の拡充が行われることになり、本重賞は中山競馬場に移転するとともに名称が「ホープフルステークス」に改められることになった。同時に、それまで中山競馬場で施行されていた朝日杯フューチュリティステークス阪神競馬場に移設された。この時JRA本部競走部では、本競走がGIに昇格した暁には、2歳牡馬が出走可能なGI競走が東西で一つずつ行われるようになるという将来を見据えていた。

この変更が発表された当初は、従来の「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」の格付を継承したGIIIとされていたが、のちにGII格付を得たことが発表された[13][14]

なお、日経ラジオ社の寄贈杯は、同時に重賞に昇格した11月京都開催の『ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス』に振り替えられることとなった[15]

出走条件の変遷

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上述のように、当初牝馬限定戦で行われていたが、1991年以降は牡馬・騸馬の限定戦となって出走条件が一変している。その後2000年からは牝馬も出走可能となり、「ホープフルステークス」に改称された2014年からは騸馬の出走ができなくなった。

そのほかの変更では、1993年からは混合競走(外国産馬の出走が可能)、1996年から特別指定交流競走JRAに認定された地方競馬所属馬の出走が可能)、2010年からは国際競走外国調教馬の出走が可能)となった。

GIに昇格

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優勝馬服とレイを着用したコントレイル
(2019年12月28日、中山競馬場)

2017年にGIに昇格[4]以降は、12月28日[注 7]に開催されることが多く「年内最後に行われる中央競馬のGI競走」となっている。ただし、開催日程により有馬記念が開催最終日となる年(具体的には12月29日、年度によっては12月28日が月曜日=即ちは12月28日、または12月27日が日曜日となる場合で、2020年は12月28日が月曜日だったことから12月26日の土曜日のダブルメインレース((2025年は12月27日が土曜日である))同日は中山大障害=J・GIも並列開催)として開催された(2025年・2026年も同様の予定))もあり、固定化はされていない。なお、日本の地方競馬では唯一国際格付け認定(国際GI)を受けている東京大賞典が12月29日に行われるため、日本のGI競走としてはこちらが年内最後となる。

年表

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  • 1984年 - 3歳牝馬限定の重賞(GIII[注 8])「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」の名称で創設、阪神競馬場の芝1600mで施行。
  • 1991年
    • 競走条件を「3歳牡馬・騸馬」に変更。
    • 名称を「ラジオたんぱ杯3歳ステークス」に変更。
    • 施行距離を芝2000mに変更。
  • 1993年 - 混合競走に指定。
  • 1996年 - 中央競馬特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能となる[16]
  • 2000年 - 競走条件を「3歳」に変更。
  • 2001年
    • 馬齢表記を国際基準へ変更したことに伴い、競走条件を「2歳」に変更。
    • 名称を「ラジオたんぱ杯2歳ステークス」に変更。
  • 2002年 - 地方競馬所属馬の出走枠が3頭に拡大[16]
  • 2006年 - 名称を「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」に変更。
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更。
  • 2010年
    • 国際競走に指定され、外国調教馬が出走可能となる。
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更。
  • 2014年
    • 名称を「ホープフルステークス」に変更。
    • 施行場を中山競馬場に変更。
    • GIIに昇格。
    • 競走条件を「2歳牡馬・牝馬」に変更。
  • 2017年 - GIに昇格[4][17]
  • 2025年 - 施行時期を1週間早め、中山大障害と同日に組み込まれる。

歴代優勝馬

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コース種別の表記がない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第1回から第7回まで「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」、第8回から第17回まで「ラジオたんぱ杯3歳ステークス」、第18回から第22回まで「ラジオたんぱ杯2歳ステークス」、第23回から第30回まで「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」[7]。第34回以降はGI。

回数 年月日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 騎手 管理調教師 馬主 単勝オッズ 単勝人気 1着本賞金
第1回 1984年12月9日 阪神 1600m ニホンピロビッキー 牝2 JRA 1:35.9 河内洋 田中耕太郎 小林百太郎 2.3[18] 1 2300万円
第2回 1985年12月8日 阪神 1600m ダイナカンパリー 牝2 JRA 1:37.1 樋口弘 浜田光正 (有)社台レースホース 12.5 4
第3回 1986年12月7日 阪神 1600m ドウカンジョー 牝2 JRA 1:35.5 田島信行 池江泰郎 新井興業(株) 9.2[19] 4
第4回 1987年12月13日 阪神 1600m プリンセススキー 牝2 JRA 1:36.6 田島良保 田中耕太郎 奥村清晴 46.0 10 2400万円
第5回 1988年12月11日 阪神 1600m タニノターゲット 牝2 JRA 1:36.1 小島貞博 戸山為夫 谷水雄三 6.5 3 2600万円
第6回 1989年12月10日 阪神 1600m レガシーワイス 牝2 JRA 1:35.8 武豊 坂口正大 (株)ホースタジマ 3.6 1 2800万円
第7回 1990年12月22日 京都 1600m イソノルーブル 牝2 JRA 1:35.0 五十嵐忠男 清水久雄 磯野俊雄 19.1 8 2900万円
第8回 1991年12月21日 阪神 2000m ノーザンコンダクト 牡2 JRA 2:05.9 藤田伸二 伊藤修司 (有)社台レースホース 2.0[20] 1 3000万円
第9回 1992年12月26日 阪神 2000m ナリタタイシン 牡2 JRA 2:05.8 清水英次 大久保正陽 山路秀則 16.3 5 3200万円
第10回 1993年12月25日 阪神 2000m ナムラコクオー 牡2 JRA 2:05.7 上村洋行 野村彰彦 奈村信重 18.8 6
第11回 1994年12月24日 阪神 2000m タヤスツヨシ 牡2 JRA 2:03.4 小島貞博 鶴留明雄 横瀬寛一 2.7 2
第12回 1995年12月23日 阪神 2000m ロイヤルタッチ 牡2 JRA 2:02.7 O.ペリエ 伊藤雄二 太田美實 9.4 4
第13回 1996年12月21日 阪神 2000m メジロブライト 牡2 JRA 2:03.1 松永幹夫 浅見国一 (有)メジロ牧場 3.9 2
第14回 1997年12月20日 阪神 2000m ロードアックス 牡2 JRA 2:03.8 岡部幸雄 藤沢和雄 (株)ロードホースクラブ 3.5 2
第15回 1998年12月26日 阪神 2000m アドマイヤベガ 牡2 JRA 2:04.1 武豊 橋田満 近藤利一 2.1 1
第16回 1999年12月25日 阪神 2000m ラガーレグルス 牡2 JRA 2:03.7 佐藤哲三 大久保正陽 奥村啓二 4.2 2
第17回 2000年12月23日 阪神 2000m アグネスタキオン 牡2 JRA 2:00.8 河内洋 長浜博之 渡辺孝男 4.5 2
第18回 2001年12月22日 阪神 2000m メガスターダム 牡2 JRA 2:03.4 渡辺薫彦 山本正司 (有)ノースヒルズマネジメント 50.3[21] 6
第19回 2002年12月21日 阪神 2000m ザッツザプレンティ 牡2 JRA 2:04.5 河内洋 橋口弘次郎 (有)社台レースホース 5.2 2
第20回 2003年12月27日 阪神 2000m コスモバルク 牡2 北海道[22] 2:01.6 五十嵐冬樹 田部和則 岡田美佐子 9.0 4
第21回 2004年12月25日 阪神 2000m ヴァーミリアン 牡2 JRA 2:03.5 武豊 石坂正 (有)サンデーレーシング 4.5 2
第22回 2005年12月24日 阪神 2000m サクラメガワンダー 牡2 JRA 2:01.9 安藤勝己 友道康夫 (株)さくらコマース 3.7 2
第23回 2006年12月23日 阪神 2000m フサイチホウオー 牡2 JRA 2:02.1 安藤勝己 松田国英 関口房朗 1.8[23] 1
第24回 2007年12月22日 阪神 2000m サブジェクト 牡2 JRA 2:07.0 O.ペリエ 池江泰郎 (有)ノースヒルズマネジメント 7.3 4
第25回 2008年12月27日 阪神 2000m ロジユニヴァース 牡2 JRA 2:01.7 横山典弘 萩原清 久米田正明 5.8 2
第26回 2009年12月26日 阪神 2000m ヴィクトワールピサ 牡2 JRA 2:01.3 武豊 角居勝彦 市川義美 1.6 1
第27回 2010年12月25日 阪神 2000m ダノンバラード 牡2 JRA 2:02.2 武豊 池江泰郎 (株)ダノックス 6.9 4
第28回 2011年12月24日 阪神 2000m アダムスピーク 牡2 JRA 2:02.4 C.ルメール 石坂正 (有)キャロットファーム 10.0 4
第29回 2012年12月22日 阪神 2000m エピファネイア 牡2 JRA 2:05.4 福永祐一 角居勝彦 (有)キャロットファーム 1.9 1
第30回 2013年12月21日 阪神 2000m ワンアンドオンリー 牡2 JRA 2:04.3 C.ルメール 橋口弘次郎 前田幸治 13.7 7
第31回 2014年12月28日 中山 2000m シャイニングレイ 牡2 JRA 2:01.9 川田将雅 高野友和 (有)キャロットファーム 4.5[24] 2 6500万円
第32回 2015年12月27日 中山 2000m ハートレー 牡2 JRA 2:01.8 H.ボウマン 手塚貴久 (有)サンデーレーシング 7.4 3
第33回 2016年12月25日 中山 2000m レイデオロ 牡2 JRA 2:01.3 C.ルメール 藤沢和雄 (有)キャロットファーム 1.5 1 6700万円
第34回 2017年12月28日 中山 2000m タイムフライヤー 牡2 JRA 2:01.4 C.デムーロ 松田国英 (有)サンデーレーシング 4.2 1 7000万円
第35回 2018年12月28日 中山 2000m サートゥルナーリア 牡2 JRA 2:01.6 M.デムーロ 中竹和也 (有)キャロットファーム 1.8 1
第36回 2019年12月28日 中山 2000m コントレイル 牡2 JRA 2:01.4 福永祐一 矢作芳人 前田晋二 2.0 1
第37回 2020年12月26日 中山 2000m ダノンザキッド 牡2 JRA 2:02.8 川田将雅 安田隆行 (株)ダノックス 2.1 1
第38回 2021年12月28日 中山 2000m キラーアビリティ 牡2 JRA 2:00.6 横山武史 斉藤崇史 (有)キャロットファーム 3.1 2
第39回 2022年12月28日 中山 2000m ドゥラエレーデ 牡2 JRA 2:01.5 B.ムルザバエフ 池添学 (株)スリーエイチレーシング 90.6 14
第40回 2023年12月28日 中山 2000m レガレイラ 牝2 JRA 2:00.2 C.ルメール 木村哲也 (有)サンデーレーシング 3.1 1

当レースの記録

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  • レースレコード - 2:00.2(第40回優勝馬レガレイラ)
    • 優勝タイム最遅記録 - 2:07.0(第24回優勝馬サブジェクト)[25]
  • 最多優勝騎手 - 5勝
    • 武豊(第6回・第15回・第21回・第26回・第27回)[26]
  • 最多優勝調教師 - 3勝
    • 池江泰郎(第3回・第24回・第27回)
  • 最多優勝馬主 - 6勝
    • (有)キャロットファーム(第28回・第29回・第31回・第33回・第35回・第38回)[27]
  • 最多勝利種牡馬 - 6勝
  • 兄弟制覇
    • エピファネイア・サートゥルナーリア(シーザリオ産駒)

[29]

同名の競走

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中山競馬場では1988年から2013年まで、2歳(旧3歳)オープンの特別競走として同名の競走が行われていた。ただし、JRAではこれを前身としていない(中央競馬のオープン特別競走も参照)。

優勝馬

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コース種別の表記がない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、現行表記に揃えている。

施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 騎手 管理調教師 馬主
1988年12月25日 中山 2000m ワンダーナルビー 牡2 2:04.4 南井克巳 久恒久夫 小畑安雄
1989年12月24日 中山 2000m プリミエール 牡2 2:03.8 杉浦宏昭 二本柳俊夫 佐伯一郎次
1990年12月23日 中山 2000m サクラヤマトオー 牡2 2:02.7 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
1991年12月22日 中山 2000m タケデンジュニア 牡2 2:04.1 蛯沢誠治 秋山史郎 武市進吾
1992年12月27日 中山 2000m ウイニングチケット 牡2 2:02.3 柴田政人 伊藤雄二 太田美實
1993年12月26日 中山 2000m エアチャリオット 牡2 2:02.1 横山典弘 伊藤正徳 吉原貞敏
1994年12月25日 中山 2000m マイネルブリッジ 牡2 2:02.3 田中勝春 伊藤正徳 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
1995年12月24日 中山 2000m メイショウヤエガキ 牝2 2:03.6 岡部幸雄 伊藤雄二 松本好雄
1996年12月22日 中山 2000m エアガッツ 牡2 2:04.9 横山典弘 栗田博憲 吉原毎文
1997年12月21日 中山 2000m ショウナンハピネス 牝2 2:04.5 吉田豊 大久保洋吉 国本哲秀
1998年12月27日 中山 2000m トウカイダンディー 牡2 2:03.4 後藤浩輝 後藤由之 内村正則
1999年12月26日 中山 2000m エアシャカール 牡2 2:05.9 武豊 森秀行 (株)ラッキーフィールド
2000年12月24日 中山 2000m スイートゥンビター 牡2 2:04.2 後藤浩輝 松山康久 臼田浩義
2001年12月23日 中山 2000m タイガーカフェ 牡2 2:01.7 M.デムーロ 小島太 西川清
2002年12月22日 中山 2000m マイネヌーヴェル 牝2 2:04.6 横山典弘 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
2003年12月28日 中山 2000m エアシェイディ 牡2 2:02.1 O.ペリエ 伊藤正徳 (株)ラッキーフィールド
2004年12月26日 中山 2000m エキゾーストノート 牡2 2:02.6 安藤勝己 角居勝彦 (有)キャロットファーム
2005年12月25日 中山 2000m ニシノアンサー 牡2 2:03.6 横山典弘 奥平真治 西山茂行
2006年12月24日 中山 2000m ニュービギニング 牡2 2:01.1 武豊 池江泰郎 金子真人ホールディングス(株)
2007年12月23日 中山 2000m マイネルチャールズ 牡2 2:03.9 松岡正海 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
2008年12月28日 中山 2000m トーセンジョーダン 牡2 2:00.4 O.ペリエ 池江泰寿 島川隆哉
2009年12月27日 中山 2000m アリゼオ 牡2 2:02.2 C.ルメール 堀宣行 (有)社台レースホース
2010年12月26日 中山 2000m ベルシャザール 牡2 2:00.4 C.ルメール 松田国英 (有)社台レースホース
2011年12月25日 中山 2000m アドマイヤブルー 牡2 2:01.4 I.メンディザバル 橋田満 近藤利一
2012年12月23日 中山 2000m サトノネプチューン 牡2 2:01.6 R.ムーア 堀宣行 里見治
2013年12月22日 中山 2000m エアアンセム 牡2 2:02.0 C.ルメール 伊藤正徳 (株)ラッキーフィールド

出典:netkeiba.com

脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年現在、JRAでは2歳馬限定のダート重賞競走はGIはおろかGII・GIIIも施行しておらず、JRA所属の2歳馬が出走可能な日本国内のダート重賞は地方競馬でしか施行されいない(エーデルワイス賞JBC2歳優駿兵庫ジュニアグランプリ全日本2歳優駿)。ダートグレード競走も参照。
  2. ^ 特に東日本は日没の時間が早いため、11月 - 1月はメイン・最終は関東主場→ローカル→関西主場の順番を原則として発走する。
  3. ^ これに伴い、長らく阪神競馬場で施行されていたファイナルステークスも発走順に併せて中山開催に変更される。
  4. ^ 両競走を通じて、1949年から1991年の全84回中、牝馬の優勝は14回。
  5. ^ 「3歳牝馬ステークス」という名称のオープン特別競走はそれ以前からあり、関東では12月の中山競馬場1600メートルで行われていた。1982年の勝ち馬ダイナカールの成績表などに残っている。[11]
  6. ^ 同様のケースとしては、「金杯(現:中山金杯京都金杯)」や「4歳牝馬特別(現:フィリーズレビューフローラステークス)」などがある。
  7. ^ 2015年(平成27年)9月24日 農林水産省令第73号の競馬法施行規則改正により12月28日が平日でも中央競馬を開催できる日になる。中山馬主協会によって12月28日に有馬記念を固定する提案があったが、ホープフルステークス開催に落ち着いたとされる。有馬記念「キタサンまつり」後も祭りがあった”. 東洋経済オンライン (2018年1月11日). 2022年11月19日閲覧。
  8. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

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  1. ^ IFHA(国際競馬統括機関連盟) Hopeful S 2015年12月21日閲覧。
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)”. 日本中央競馬会. p. 46. 2023年9月11日閲覧。
  3. ^ a b c d 令和5年第5回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
  4. ^ a b c d 平成29年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年12月25日閲覧。
  5. ^ 2022年度第5回中山競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 4. 2023年9月11日閲覧。
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  13. ^ 2014年度重賞競走の格付けを取得”. 日本中央競馬会 (2014年1月20日). 2014年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月25日閲覧。
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  25. ^ 中山移転後は2:02.8(第37回優勝馬ダノンザキッド)
  26. ^ 連覇としては他に安藤勝己(第22回・第23回)が記録
  27. ^ (有)サンデーレーシング(第34回・第40回)と(有)キャロットファーム(第35回・第38回)の2勝
  28. ^ GⅠ昇格後はディープインパクト(第36回・第38回)の2勝
  29. ^ 騎手ではM.デムーロ・C.デムーロも達成している

各回競走結果の出典

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関連項目

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外部リンク

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