ムガムチュウ[1]日本競走馬および種牡馬。おもな勝ち鞍に2001年ダービーグランプリ2000年北海道3歳優駿

ムガムチュウ
欧字表記 Mugamuchu[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1998年2月26日[1]
死没 2011年5月??日(13歳没)[2]
抹消日 2004年1月16日[3]
ティンバーカントリー[1]
チョコレートケーキ[1]
母の父 マルゼンスキー[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 下河辺牧場[1]
馬主 寺田寿男[1]
調教師 清水出美栗東[1]
競走成績
生涯成績 中央競馬11戦2勝
地方競馬9戦2勝
[1]
獲得賞金 1億2607万8000円[1]
勝ち鞍
GI ダービーグランプリ 2001年
GIII 北海道3歳優駿 2000年
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戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]

2000年7月8日、函館競馬場での3歳新馬戦でデビューし、11着。2戦目と3戦目も二桁着順に終わるが、4戦目のダートの未勝利戦で初勝利を挙げる。芝の1戦を挟み、11月京都競馬場のもちの木賞で2勝目を挙げ、門別競馬場に遠征しての北海道3歳優駿では2着フレアリングマズルに3馬身差をつけ勝利した。続く全日本3歳優駿では単勝1番人気に支持されたものの、トーシンブリザードの5着に終わった。

2001年初戦、芝の若駒ステークスで9頭立ての7着に終わり、ダートでのヒヤシンスステークス、伏竜ステークスでともに9着と勝てないレースが続く。グランシャリオカップでは3着と好走するが、エルムステークスでは初めて古馬と走り9着。続くダービーグランプリは9番人気とJRA所属馬のなかでは最低人気ながら、2着カチドキリュウに9馬身差をつけて初めてG1競走を制した[3]。父・ティンバーカントリーにとっても、産駒初のG1競走制覇となった[3]。その後の6戦は彩の国浦和記念3着が最高成績で、2002年12月の東京大賞典12着が最後のレースとなり、それから1年少し経った2004年1月16日付で競走馬登録を抹消された[3]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[4]およびnetkeiba.com[5]地方競馬全国協会[6]

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
2000.07.08 函館 3歳新馬 芝1000m(良) 14 3 3 56.4(11人) 11着 1:00.7 (36.2) -1.7 藤田伸二 53 タカラサイレンス
0000.07.23 函館 3歳新馬 芝1200m(稍) 12 1 1 76.10(8人) 11着 1:15.2 (39.0) -2.6 藤田伸二 53 コスモリーディング
0000.09.17 阪神 3歳未勝利 芝1400m(良) 16 4 8 81.0(10人) 14着 1:25.0 (39.0) -2.9 藤田伸二 53 ディープインサイド
0000.09.30 福島 3歳未勝利 ダ1000m(良) 12 3 3 67.1(10人) 1着 1:00.6 (36.5) -0.5 野元昭嘉 53 (イサミオリュー)
0000.10.22 福島 きんもくせい特別 500 芝1700m(良) 13 2 2 21.50(8人) 9着 1:48.0 (39.2) -2.3 野元昭嘉 53 ヒマラヤンブルー
0000.11.04 京都 もちの木賞 500 ダ1400m(良) 16 8 15 49.6(11人) 1着 1:25.8 (38.0) -0.0 藤田伸二 54 ホーマンミヤビ
0000.11.23 門別 北海道3歳優駿 GIII ダ1800m(良) 14 5 8 00.00(2人) 1着 1:54.5 (00.0) -0.6 藤田伸二 55 (フレアリングマズル)
0000.12.13 川崎 全日本3歳優駿 GI ダ1600m(良) 13 8 12 00.00(1人) 5着 1:43.5 (39.6) -0.9 藤田伸二 54 トーシンブリザード
2001.01.22 京都 若駒S OP 芝2000m(良) 9 8 9 43.90(8人) 7着 2:03.5 (36.1) -0.9 藤田伸二 56 アグネスゴールド
0000.02.18 東京 ヒヤシンスS OP ダ1600m(良) 16 8 16 05.90(3人) 9着 1:39.3 (38.3) -1.4 蛯名正義 56 ミカダンディー
0000.04.01 中山 伏竜S OP ダ1800m(重) 15 7 13 14.30(5人) 9着 1:53.2 (38.3) -2.2 藤田伸二 56 タガノフォーティ
0000.07.25 旭川 グランシャリオC GIII ダ1600m(稍) 14 3 3 00.00(5人) 3着 1:39.5 (00.0) -0.7 藤田伸二 55 イシヤクマッハ
0000.09.01 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 13 1 1 53.4(10人) 9着 1:45.1 (38.7) -1.7 藤田伸二 53 エンゲルグレーセ
0000.09.24 盛岡 ダービーグランプリ GI ダ2000m(良) 14 7 11 00.00(9人) 1着 2:07.0 (00.0) -1.4 藤田伸二 56 (カチドキリュウ)
0000.10.31 大井 JBCクラシック GI ダ2000m(稍) 15 8 14 00.00(6人) 12着 2:08.2 (40.1) -3.0 藤田伸二 56 レギュラーメンバー
0000.12.05 浦和 彩の国浦和記念 GII ダ2000m(稍) 9 2 2 00.00(3人) 3着 2:07.2 (39.3) -0.6 藤田伸二 54 レイズスズラン
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 16 5 10 00.00(6人) 5着 2:05.9 (38.2) -0.7 藤田伸二 55 トーホウエンペラー
2002.01.30 川崎 川崎記念 GI ダ2100m(稍) 10 8 11 00.00(4人) 7着 2:17.3 (39.3) -1.1 藤田伸二 55 リージェントブラフ
0000.12.07 中山 師走S OP ダ1800m(稍) 13 7 11 38.40(9人) 10着 1:56.4 (41.0) -2.7 藤田伸二 57 マルタカサイレンス
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 16 5 9 00.00(8人) 12着 2:07.7 (39.2) -2.1 藤田伸二 57 ゴールドアリュール

引退後

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引退後は、当初は生まれ故郷の下河辺牧場日高支場で乗馬になると報じられたが[3]種牡馬登録された。総種付頭数は3頭、生産頭数、血統登録頭数および競走馬登録頭数はそのうちの2頭で[7]、2005年産のテラノカントリーがJRAで4戦0勝[8]、2006年産のゴリムチュウが地方競馬で20戦1勝[9]。この2頭が産駒の全てであった。2009年10月に種牡馬を引退[10]し、にいかっぷホロシリ乗馬クラブ乗馬となった[11]が、2011年5月に死亡した[2]

血統表

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ムガムチュウ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

*ティンバーカントリー
Timber Country
1992 栗毛
父の父
Woodman
1983 栗毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
*プレイメイト Buckpasser
Intriguing
父の母
Fall Aspen
1976 栗毛
Pretense Endeavour
Imitation
Change Water Swaps
Portage

チョコレートケーキ
1991 鹿毛
マルゼンスキー
1974 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
*シル Buckpasser
Quill
母の母
*ダムドウムーラン
Dame du Moulin
1977 鹿毛
Mill Reef Never Bend
Milan Mill
Dauntu Grey Dawn
Bantu F-No.14-f
母系(F-No.) ダムドウムーラン系(FN:14-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Buckpasser 4×4=12.50%、Swaps 5×4=9.38%、Princequillo 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [12]
  2. ^ [13]
  3. ^ [12]
  4. ^ [12][13]


脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ムガムチュウ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  2. ^ a b 馬・牧場・施設検索 ムガムチュウ”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会. 2013年1月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e ムガムチュウ引退、乗馬に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年1月16日). 2021年5月2日閲覧。
  4. ^ a b ムガムチュウ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  5. ^ ムガムチュウの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年10月2日閲覧。
  6. ^ ムガムチュウ 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2019年10月2日閲覧。
  7. ^ ムガムチュウ 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  8. ^ テラノカントリー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  9. ^ ゴリムチュウ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  10. ^ 2009年供用停止種牡馬一覧” (PDF). ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2011年7月25日閲覧。
  11. ^ 名馬を訪ねて「ムガムチュウを訪ねて」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2010年3月3日). 2011年7月25日閲覧。
  12. ^ a b c ムガムチュウ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月2日閲覧。
  13. ^ a b ムガムチュウの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年10月2日閲覧。

外部リンク

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