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ウィキプロジェクト 言語学は、言語学に関する記事を書く際に、その大まかなガイドラインを提示することを目的としています。決してここに述べられている書式、基準を強要するためのものではありませんが、言語学に関する記事の書式がある程度共通していれば読み手にとって読みやすいのは確かでしょう。言語学関連の記事を書いたり読んだりする皆さんが参加してくださることが望まれます。よいガイドラインを作っていきましょう!

参加者

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参加してくださる方は以下にご記名願います。

範囲

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このウィキプロジェクトの基本的な目的は、言語学関連の記事を編集する際の指針・書式を提案・策定することです。以下のようなものが考えられます。

  • 記事名の付け方に関する指針。
  • 術語の外国語併記に関する指針。
  • 例文に関する指針。

将来的には言語学に関係するもの、あるいは付随するものとして、以下のようなものが目的となる可能性があります。

  • 日本語学記事・英語学記事など、各個別言語学に関する記事。
    • 記事のフォーマットや内容をテンプレート策定。

上位プロジェクト

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  • 今のところありません。

下位プロジェクト

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  • 今のところありませんが、将来的な目的としてあげた内容が独立した下位プロジェクトとなる可能性があります。

類似のウィキプロジェクト

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入手しておく情報など

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『文部科学省学術用語集 言語学編』(日本学術振興会、1999年。ISBN 4-8181-9506-5)があると良いかもしれません。

現在討議されている議題

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議論はノートで行いましょう。この記事のノートで議論になっている内容は以下のとおりです。新たにノートで議論を始める場合は、箇条書きで議題を追加してください。

方針の提案A

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以下の方針はプロジェクト作成者の素案です。この案に反する別の方針をお考えの方は、新たに節(方針の提案B, C…)を追加し既存の案との差異を明確にしたものを記述してください。

記事名について

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  • 外国語に由来しない、もともと日本語として使われていた用語についての項目は、Wikipedia:記事名の付け方の一般的な指針を考慮して記事名を付けます。
  • 外国語に由来する用語で、『文部科学省学術用語集 言語学編』に記載されているものについての項目は、同書の訳語に準拠して記事名を付けます。Wikipedia:記事名の付け方#漢字を適切に使うことの方針に照らして不適当な漢字表記は、直します。
    • ただし、同書に記載されている訳語よりも広く使用されている訳語がある場合、そちらを記事名としても構いません。この場合は、その記事の参照のセクションにその訳語が実際に使われている書籍や論文を挙げます。
  • 外国語に由来する用語で、上記の用語集に記載されていないものについての項目は、実際に書籍や論文で使用されている訳語を記事名にします。その記事の参照のセクションにその訳語が実際に使われている書籍や論文を挙げます。

用語の外国語併記

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  • 外国語に由来する用語で、言語学の分野全般で広く使われるものについての記事では、導入部第1文の読み仮名の括弧のなかに英語での用語を併記します。
    • その際、(よみがな、:yomigana)のように記します。
  • 外国語に由来する用語で、ある個別言語の研究に限って使われているものについての記事では、導入部第1文の読み仮名の括弧のなかにその個別言語での用語を併記します。書き方は上に準じます。
  • 日本語に従来存在した用語を外国語の訳語に当てたものについての記事(例えば活用)では……

例文について

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  • 例文を挙げるときは典拠を記します。
  • 日本語以外の言語の例文を挙げるときは和訳を付けます。必要に応じてグロスを日本語で付けます。例文がラテン文字以外の文字で書かれている場合は、ラテン文字化し、それにグロスを付けます。
  • 必要に応じて例文番号をふります。
  • テンプレートがあります。
{{例文
|label=(1)
|original=太郎は花子(のために/*に)ケーキを焼いた
|ref=<ref>三宅知宏 (2011)『日本語研究のインターフェース』くろしお出版, p.183.</ref>
}}
(1)    太郎は花子(のために/*に)ケーキを焼いた[1]
{{例文
|label=(2)
|original=For the first time ever in my life, I had someone threaten to kill me tonight.
|translation=私は生まれて初めて、今晩殺すぞと脅された。
|ref=<ref>久野暲・高見健一 (2005)『謎解きの英文法:文の意味』くろしお出版, p.129.</ref>
}}
(2)    For the first time ever in my life, I had someone threaten to kill me tonight.
私は生まれて初めて、今晩殺すぞと脅された。 [2]
{{例文
|label=(3)
|ref=<ref>北原「樺太アイヌ語の世界」</ref>
|original=クアㇵチヒ カウレン イタㇵ ナー ヌチャ イタㇵ ナー ポンノ ワンテ マヌ。
|ex1=ku=ahcihi
|ex2=kawren 
|ex3=itah
|ex4=naa
|ex5=nuca
|ex6=itah
|ex7=naa
|ex8=ponno
|ex9=wante
|ex10=manu
|gloss1=私=の祖母
|gloss2=朝鮮
|gloss3=言葉
|gloss4=も
|gloss5=ロシア人
|gloss6=言葉
|gloss7=も
|gloss8=少し
|gloss9=分かる
|gloss10=したそうだ
|translation=「私の祖母は朝鮮語もロシア語もちょっとわかったそうだよ」
}}
(3)    クアㇵチヒ カウレン イタㇵ ナー ヌチャ イタㇵ ナー ポンノ ワンテ マヌ。
ku=ahcihi  kawren  itah  naa  nuca  itah  naa  ponno  wante  manu 
私=の祖母  朝鮮  言葉  も  ロシア人  言葉  も  少し  分かる  したそうだ 
「私の祖母は朝鮮語もロシア語もちょっとわかったそうだよ」 [3]

右横書きで記される言語の例文

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アラビア語など右横書きで記される言語の例文を挙げるときでも、ラテン文字転写のあとにグロスを左横書きで付けます。

    خرج الشيوخ من المسجد ۔
kharaja  s-shuyūkhu  mina  l-masjidi 
出る.3SG.PRF  長老.PL  から  ART-モスク 
その長老たちはモスクから出て来た。 [4]

グロスの付け方

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グロスの付け方はマックス・プランク研究所のひとつ、MPI for Evolutionary Anthropology にある Department of Linguistics[5]が提供している、The Leipzig Glossing Rules[6]に準拠します。

確定した方針

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プロジェクトとしての確定した方針は今のところありません。参加者の提案と議論を期待します。

脚注

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  1. ^ 三宅知宏 (2011)『日本語研究のインターフェース』くろしお出版, p.183.
  2. ^ 久野暲・高見健一 (2005)『謎解きの英文法:文の意味』くろしお出版, p.129.
  3. ^ 北原「樺太アイヌ語の世界」
  4. ^ 本田 (2001) p.154
  5. ^ MPI for Evolutionary Anthropology, Department of Linguistics
  6. ^ The Leipzig Glossing Rules (PDF)

参考文献

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  • Comrie, Bernard (1981) Language Universals and Linguistic Typology. Chicago: The University of Chicago Press.
  • 北原次郎太 (2013)「樺太アイヌ語の世界」 中川裕 監修『日本語の隣人たちII』白水社。ISBN 9784560086162
  • 本田孝一 (2001)『アラビア語の入門』白水社。