ブーケ
ブーケ(ブケ、ボケ、フランス語: bouquet 発音例)は、「生花や造花の花束」「種々の花の匂いを混合した香水」「ワインの芳香」を意味する。
日本でブーケが広まったのは第二次世界大戦後であり、結婚式の洋式化に伴い用いるようになった。日本では習慣的に、花瓶に差すまでの一時の包装手段を花束(はなたば)、結婚式で花嫁が持つ花束ウェディングブーケをブーケと言うことが多い。
任天堂株式会社が、カタカナ「ブーケ」で、テレビゲーム関連や、指定商品第26類で商標登録(第5050450号)している。指定商品第26類には、造花が含まれる。
種類
編集様々なバリエーションがあるが、似たものもある。Google画像検索に名称を入力することで、作品を見ることができる。
花束に見える形
編集- ラウンドブーケ
- 半球。茎は花から数cmのところで切り、茎の先端にはテープを使い吸水性スポンジを固定する。茎部分が短いこうした花パーツは、ワイヤーを使い束ねて、密集させる。地味な作業であり、模型製作に近い感覚。
- ティアドロップブーケ
- ラウンドブーケに尻尾をつける小型キャスケードブーケ。
- オーバルブーケ
- ラウンドブーケを完全な楕円形にする。涙形に仕上がれば、ティアドロップブーケ。
- キャスケードブーケ
- 大型ラウンドブーケに、ワイヤーを使い逆三角形パーツを固定する。
- シャワーブーケ
- ラウンドブーケ等を中心にして、その周囲に細長い茎、細長い蔓、細長い葉を配置して、シャワーのように見せる。
- リースブーケ / リングブーケ
- ドーナッツ。
- クレッセントブーケ
- 横幅がある三日月。
- クラッチブーケ
- 小〜中型。茎がついている花を束ねる。ラウンドブーケのように仕上げることもできる。吸水性スポンジは使わず、ブーケ・トスのような扱いにも耐える。
- アームブーケ
- 大型。太くて長い直線的な茎がある花を束ねる。シンプル。茎部分に別の花を配置すれば華やかになる。吸水性スポンジは使わない。
花束に見えない形
編集- ボールブーケ
- 持ち手がある球。かわいい雰囲気。
- バッグブーケ
- 持ち手があるハンドバッグ。鞄としての機能はない。バックブーケという呼び方は、間違い。
- カゴブーケ / 籠ブーケ / 篭ブーケ / バスケットブーケ
- 持ち手がある籠の中にスポンジを入れて、花を活ける。または、ラウンドブーケやオーバルブーケを籠に入れる。
- リストブーケ
- 腕輪。
その他
編集- 和装ブーケ
- 上記各ブーケを和装用にアレンジ。