パンジシール紛争
アフガニスタン国内の内戦
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パンジシール紛争(英:Panjshir conflict)とは、アフガニスタン紛争中に2021年のタリバン攻勢によって国土の大部分がタリバンに支配された[1]ことによりアフガニスタン・イスラム共和国の残存勢力である民族抵抗戦線が、パンジシール州などで新政府に抵抗[2]を行い、同様に反タリバン勢力のISKPなども各地のテロ行為で抵抗を行った[3]ことによる反タリバン勢力と政府軍の戦闘である。
アフガニスタン紛争 | |
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民族抵抗戦線の活動範囲 ターリバーン暫定政権の統制範囲
軍閥の活動範囲 ISKPの活動範囲
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戦争:アフガニスタン紛争/新冷戦 | |
年月日:2021年8月17日-現在 | |
場所:アフガニスタン(主にパンジシール州) | |
結果:旧政府勢力の衰退、新政府とISKPの抗争激化 | |
交戦勢力 | |
タリバン系勢力 | 旧アフガニスタン・イスラム共和国勢力
北部同盟 支援 アメリカ(疑惑) IS勢力 ISKP ISIL その他反タリバン勢力(軍閥など) |
指導者・指揮官 | |
ハイバトゥラー・アクンザダ ムハンマド・ヤクーブ カーリ・ファシフディン サイフ・アル=アデル |
アムルラ・サレー(亡命) アフマド・マスード(亡命) ビスミッラー・ハーン・モハンマディ(亡命)) シャハブ・アル・ムハジル |
前史
編集アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)後半にアフガニスタン・イスラム共和国(以下旧政府)は不利な状況になっており、ドーハ合意によりアメリカが2021年5月に撤退を開始するとタリバンによる攻勢が始まり、8月15日に首都カーブルが陥落(詳しくはカーブル陥落参照)。旧政府は崩壊し大統領アシュラフ・ガニーは国外逃亡した。しかし8月17日、旧政府副大統領アムルッラー・サーレハは暫定大統領に就任すると宣言。彼ら旧政府残党は民族抵抗戦線を組織してパンジシール州を同日占領し、同州でタリバンに抵抗を開始した。
脚注
編集- ^ 日本放送協会 (2021年9月6日). “ぽきっと折れた アメリカの理想~アフガニスタン撤退で世界は? | NHK | WEB特集”. NHKニュース. 2024年6月4日閲覧。
- ^ “タリバン、アフガンの抵抗勢力「最後の拠点」の掌握宣言 「戦争の泥沼」から脱却と”. https://www.reuters.com/.+2024年6月4日閲覧。
- ^ “日本人が知らないアフガニスタンを蝕む憎悪”. 東洋経済オンライン (2018年2月20日). 2024年6月4日閲覧。