チャン・フン

韓国の映画監督

チャン・フン : 장 훈1975年5月4日 - )は大韓民国映画監督

チャン・フン
生誕 (1975-05-04) 1975年5月4日(49歳)[1]
大韓民国の旗 韓国
出身校 ソウル大学校[2]
職業 映画監督脚本家
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チャン・フン
各種表記
ハングル
漢字
RR式 Jang Hun
MR式 Chang Hun
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映画は映画だ』(2008年)、 『義兄弟 SECRET REUNION』(2010年)、 『高地戦』(2011年)、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017年) などの作品を手がけた。

経歴

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チャンは、チャン・チョルス英語版チョン・ジェホン英語版とともに、キム・ギドク監督のもと助監督として監督としてのスキルを磨いた。チャンの監督デビュー作は2008年の『映画は映画だ』であり、脚本も手がけた。俳優志望のギャングと自身をギャング並に強靭であると信じて疑わない俳優が共に描かれている。この作品はキムの作品と比較するとむしろ商業主義的であった。低予算のインディーズ・フィルムにもかかわらず、2人の主演俳優ソ・ジソブカン・ジファンの力により、100万人以上を動員し予算の10倍の利益を上げた[3][4]

チャンの監督2作目『義兄弟 SECRET REUNION』(2010年)は監督の大衆的感覚のおかげでより一層成功したといえる[5]。 韓国と北朝鮮の諜報員 (ソン・ガンホとカン・ドンウォンが演じた) がスパイ活動のため互いに接近するものの、思いもよらず友情を築いてしまう様を描く。 550万枚を超えるチケットを販売し、その年の韓国映画としては2番目の興行成績を上げた[4]

3作目の『高地戦』は2011年の大作シーズンに封切りされた大規模な戦争映画である[6][7]コ・スシン・ハギュンが主演を演じ、朝鮮戦争60周年を記念して製作された多数の映画やTVドラマの中で、最も好評を博した。一見するとミステリーもののようにも見えるが、物語は名も無き丘を攻略しようと無意味な犠牲を払う南北朝鮮の兵士たちを中心に進行していく[8][9][10][4]。  第84回アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表作に選出されたが[11]、最終選考で落選した[12]

かつてのメンターであるキム・ギドク監督が2011年にセルフ・ドキュメンタリー作品『アリラン』を公開すると、チャンは論争の的となった。『アリラン』は第64回カンヌ国際映画祭である視点賞を受賞したのだが、その作中でチャンがショーボックス・メディアプレックスと契約を結んだことについて「裏切り者」として明確に批判していたのだ[13]。 これに関連してチャンは次のようにコメントした。「キム監督がアリランという作品を通して慰めが得られることを願うばかりだ。監督は偉大な先達であり、私は今も彼を非常に尊敬している。弟子としてただただ残念に思う。」[6]

2012年には、チャンはカン・ヒョンチョルイ・ジェヨン英語版らとともに、Samsung Galaxy Noteプロダクトプレイスメント用にハ・ジョンウ主演の短編映画『Cine Note』を製作した[14]

2017年公開の光州事件を描いた作品『タクシー運転手 約束は海を越えて』は、韓国国内で1200万人を動員する大ヒットとなった[15]

作品

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脚注

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  1. ^ Jang Hoon (장훈, Korean production department, adaptation/dramatization, assistant director, editing department, making of, editor, director, scriptwriter) @ HanCinema :: The Korean Movie and Drama Database”. HanCinema. 2017年11月25日閲覧。
  2. ^ 現代外国人名録2012『チャン フン』 - コトバンク - 2017年11月25日閲覧
  3. ^ The Rising Power of Chungmuro - Rookie Directors”. KBS World (22 October 2008). 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。13 September 2016閲覧。
  4. ^ a b c d e f g CHANG Hun”. Korean Film Council. 2012年12月18日閲覧。
  5. ^ Lee, Ji-hye (16 March 2010). “Director Jang Hun's Movie Picks”. 10Asia. 2012年12月18日閲覧。
  6. ^ a b Park, Sung-hee (16 June 2011). “The Front Line spotlights the Forgotten War”. The Korea Times. オリジナルの28 October 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121028093550/http://www.koreatimes.co.kr/www/news/art/2011/06/135_89035.html 2012年12月18日閲覧。 
  7. ^ Ki, Sun-min (22 July 2011). “Battlefield film begins at war’s end”. Korea JoongAng Daily. 2012年12月18日閲覧。
  8. ^ Director Jang Hun - The Front Line”. Asiance Magazine (21 January 2012). 2012年12月18日閲覧。
  9. ^ Heskins, Andrew (15 March 2012). “On The Front Line: an interview with Jang Hun”. Eastern Kicks. 2012年12月18日閲覧。
  10. ^ Conran, Pierce. “Interview: 'The Front Line' Director Jang Hoon”. Modern Korean Cinema. 19 March 2012閲覧。
  11. ^ Noh, Jean (2011年8月24日). “South Korea submits The Front Line for Oscar race”. Screen International. 2012年12月18日閲覧。
  12. ^ 9 Foreign Language Films Vie for Oscar”. Oscars.org. 2012年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月19日閲覧。
  13. ^ Lee, Hyo-won (22 May 2011). “Cannes hears out filmmakers angst”. The Korea Times. 22 February 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月18日閲覧。
  14. ^ Lee, Claire (20 January 2012). “Smartphones help directors look at films from new angles”. The Korea Herald. 2012年12月18日閲覧。
  15. ^ ソン・ガンホ主演「タクシー運転手」公開、実在した人物をモデルに光州事件描く”. 映画ナタリー (2011年11月10日). 2017年11月25日閲覧。
  16. ^ Jang Hun”. KMDb. 2017年11月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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