シータ波
シータ波、θ波(シータは、英: theta wave)は、脳波計 (EEG) によって計測される。頭皮に取り付けられた電極から記録された脳波で周波数4Hzから8Hzの周波数の事をシータ波と呼ぶ。
研究
編集海馬では、8Hzぐらいの周波数の強い脳波である「シータ波」が観測されることが知られる。この脳波は、神経細胞の集団が同期活動をすることによって生成される[1]。
学習の際に特徴的に現れる脳回路活動(シータ波)によって、記憶形成を担う海馬新生ニューロンの分化が促進されることが判明した[2]。
海馬にシータ波が伝わるとニューロン前駆細胞が刺激され、ニューロンへの分化が促進されることを発見した。この際、最終的には新生ニューロンの数が増加することも証明した[2]。
脚注
編集- ^ “出来事の順序を記憶する仕組みの発見 | 理化学研究所”. www.riken.jp. 2020年6月16日閲覧。
- ^ a b “研究成果「学ぶほど頭がよくなる仕組みがわかった 」”. 東京大学. 2020年6月16日閲覧。