ザ・レビュー'99
『ザ・レビュー'99』(ザ・レビュー きゅうじゅうきゅう)は宝塚歌劇団の舞台作品。宙組公演における形式名は「グランド・レビュー[1][2]」、花組は「住友VISAシアター グランド・レビュー[3][2]」。24場[1][3][2]。
構成・演出は岡田敬二[1][3][2]。併演作品は宙組が『激情-ホセとカルメン-[1][2]』、花組が『タンゴ・アルゼンチーノ[1][2]』。
解説
編集※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[4]参考。
『ザ・レビュー』は1977年に『モン・パリ』50周年を記念して上演され、その年の芸術祭優秀賞に輝いた作品である。22年ぶりに再演されたこの公演では、初演の『ザ・レビュー』より、ロケットの場面と"夢人"の場面を再現したほか、プロローグなどで初演時の主題歌を使い、タカラヅカ・レビュー本来の「豪華・華麗・美しさ」をベースに、初演の持つエスプリを大切にした超大型グランド・レビューに仕立てている。花組では一部、新場面を取り入れている。
公演期間と公演場所
編集宙組
編集- 1999年6月25日 - 8月9日 宝塚大劇場[1]
- 1999年10月2日 - 11月14日 TAKARAZUKA1000days劇場(東京公演)[2]
花組
編集スタッフ
編集※担当名の後ろに「宙組[1][2]」「花組[3][2]」、氏名の後ろに「宝塚[1][3]」「東京[2]」の文字がなければ全公演共通。
- 作曲・編曲:吉崎憲治/高橋城/寺田瀧雄/甲斐正人
- 作曲(花組):エリック・ウールフソン
- 編曲:宮原透
- 音楽指揮(宙組):清川知己、
- 音楽指揮(花組):御﨑惠
- 振付:羽山紀代美/大谷盛雄/室町あかね/御織ゆみ乃/司このみ
- 振付(花組):若央りさ
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- ヘアー・デザイン:和田好弘
- 照明:勝柴次朗
- 音響:加門清邦
- 小道具:万波一重
- 効果:木多美生
- 訳詞:平野恵子
- 演出助手:藤井大介/小柳奈穂子
- 振付助手:名月かなで
- 振付助手(宙組):若央りさ
- 装置補:新宮有紀
- 衣装補:河底美由紀
- 舞台進行(宙組):森田智広
- 舞台進行(花組):恵見和弘
- 舞台監督:藤村信一(東京)/福尾晋吾(東京)
- 舞台監督(宙組):木村信也(東京)/中村兆成(東京)
- 舞台監督(花組):宮脇学(東京)/林田勇吾(東京)
- 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
- 演奏:宝塚管弦楽団(宝塚)
- 録音演奏:宝塚管弦楽団(東京)
- 衣装生地提供(宙組):ミカレディ株式会社
- 制作:木場健之/木村康久
- 協賛(花組):住友クレジットサービス
- 特別協賛(花組):VISAジャパングループ
主な配役
編集宙組
編集※下記のデータは宝塚・東京[2]共通
- レビューの歌手S1、タンゴの男S、フランソワ、フレッド、夢人、フェニックスの男S、イリュージョンの男、パレードの歌手男S1 - 姿月あさと[1]
- レビューの歌手女S、タンゴの女S、レビューの歌手女S、マルグリット、リンダ、白い鳥、フェニックスの女S、イリュージョンの女、パレードの歌手女S - 花總まり[1]
- レビューの歌手S2、歌手S、クリス、イーグルA、ジゴロS、パレードの歌手S2 - 和央ようか[1]
- シャルマンS、ゴールド・ディガーズS、歌う青年、歌う幻の鳥、パレードの歌手男S3 - 湖月わたる[1]
花組
編集※下記のデータは宝塚・東京[2]共通
脚注
編集参考文献
編集- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。