コリエンテス州
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コリエンテス州 (コリエンテスしゅう、スペイン語:Provincia de Corrientes、グアラニー語:Tetãvore Taragui)は、アルゼンチン共和国の州。アルゼンチンの東部メソポタミア地方に位置する。州都はコリエンテス。西をサンタフェ州とチャコ州、北をパラグアイ、北東をミシオネス州、東をブラジルとウルグアイ、南をエントレ・リオス州と接している。
コリエンテス州 Provincia de Corrientes Tetãvore Taragui | |||
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コリエンテス州の位置 | |||
国 | アルゼンチン | ||
州都 | コリエンテス | ||
面積 | |||
• 合計 | 88,199 km2 | ||
人口 (2022年)[1] | |||
• 合計 | 1,197,553人 | ||
• 密度 | 14人/km2 | ||
等時帯 | UTC-3 (ART) | ||
ISO 3166コード | AR-W | ||
ウェブサイト | corrientes.gov.ar |
精神的にはブエノスアイレスよりもウルグアイのモンテビデオに近く、数度に渡ってアルゼンチン(というよりもブエノスアイレス)から独立しようとしたことがある。また、パラグアイとのつながりも深く、戦争があればどちらに着くかわからないとも言われている。エントレ・リオス州、サンタフェ州と併せてリトラル地方をなす。
歴史
編集先住民としては主にグアラニー族が住んでいた。州都のコリエンテスはアスンシオンとブエノスアイレスの中間地点として、1588年4月3日にフアン・トーレス・ベラ・イ・アラゴンによって建設された。イエズス会が州の北部にイエズス会伝道所を作り、彼らはそこからグアラニー族への布教を拡大した。
スペインからの独立戦争に際してコリエンテス州はホセ・アルティーガスの連邦同盟に加わった。連邦同盟に属していたエントレ・リオス州のフランシスコ・ラミレス将軍は、統領のアルティガス将軍がポルトガルに敗北し、パラグアイに亡命した後も連邦同盟の将軍としてブエノスアイレスと戦い勝利したので、1820年から一年間、今のコリエンテス州とエントレ・リオス州とミシオネス州を合わせてエントレ・リオス共和国を樹立した。
1830年、コリエンテス州の軍隊がミシオネス州を征服するが、ミシオネス州は1838年にパラグアイの領土になる。
大戦争中の1842年ブエノスアイレス州知事フアン・マヌエル・デ・ロサスの独裁に対し、サンタフェ州と共に独立を宣言した。これにはパラグアイによる支援があったといわれている。両州を併合するためにウルグアイからフルクトゥオソ・リベラの雇ったジュゼッペ・ガリバルディが侵攻してくるが、これは打ち破られた。 1850年にエントレ・リオス州のウルキーサに占領され、三国同盟戦争ではパラグアイ軍の侵攻に遭った。
経済
編集地理と気候
編集西をパラナ川、東をウルグアイ川に囲まれている。北部は亜熱帯に属し重い雨が降る。南部はパンパ気候である。多くの国立公園や、イエズス会伝道所跡が残る。
芸術・文化
編集フォルクローレのチャマメの発祥地として有名である。コリエンテス州は、アルゼンチンでは唯一かなりの数の黒人が住んでおり、黒人文化の影響が見て取れる。ラスギド・ドブレはチャマメをよりリズミカルにしたものである。黒人はカンバ(グアラニー語で黒を表す)と呼ばれ、彼ら独自の地域を持っている。
黒人の影響はカルナバルに表れ、アルゼンチン全土でもコリエンテスのカルナバルの祝典は最もカラフルである。
隣接州
編集下位行政区画
編集- ベジャ・ビスタ・デパルタメント
- ベロン・デ・アストラーダ・デパルタメント
- カピタル・デパルタメント (コリエンテス州)
- コンセプシオン・デパルタメント
- クルス・クアティア・デパルタメント
- エンペドラード・デパルタメント
- エスキーナ・デパルタメント
- ヘネラル・アルベアール・デパルタメント (コリエンテス州)
- ヘネラル・パス・デパルタメント
- ゴジャ・デパルタメント
- イタリ・デパルタメント
- イトゥサインゴ・デパルタメント
- ラバージェ・デパルタメント (コリエンテス州)
- ムブルクジャ・デパルタメント
- メルセデス・デパルタメント
- モンテ・カセロス・デパルタメント
- パソ・デ・ロス・リブレス・デパルタメント
- サラダス・デパルタメント
- サン・コスメ・デパルタメント
- サン・ルイス・デル・パルマール・デパルタメント
- サン・マルティン・デパルタメント (コリエンテス州)
- サン・ミゲル・デパルタメント
- サン・ロケ・デパルタメント
- サント・トメ・デパルタメント
- スアセ・デパルタメント
脚注
編集出典
編集- ^ “Distribución de la población por jurisdicción. Total del país. Año 2022”. 2 de febrero de 2023閲覧。[リンク切れ]