エーツー
株式会社エーツーは、静岡市駿河区に本社を置く総合ホビーショップ及び書店の運営を主な業務とする企業である。
駿河屋ビル(本社) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒421-0111 静岡県静岡市駿河区丸子新田317-1 |
設立 | 1997年(平成9年)1月28日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 3080001000831 |
事業内容 |
メディアリユースショップの直営事業 メディアリユースショップのFC事業 インターネット通販でのメディアリユース事業 卸売り・データ販売業務 |
代表者 | 杉山綱重(代表取締役社長) |
資本金 | 4,500万円 |
売上高 |
391億858万2千円 (2023年8月31日決算)[1] |
純利益 |
3億1290万6千円 (2022年08月31日時点)[2] |
総資産 |
117億8938万5千円 (2022年08月31日時点)[2] |
従業員数 | 1,852名(正社員:641人、パート従業員:1,211人、2022年8月31日現在)[1] |
決算期 | 8月末日 |
外部リンク | 株式会社エーツー |
概要
編集1990年代から事業を拡大しCD、ゲーム等を扱うリサイクルショップチェーン化した古書店・太田書店と、1998年に創業のインターネット通販を主体としたベンチャー企業「有限会社ジーエックス」が前身である。
ホビーショップ「駿河屋」、ゲームを主体にした「エーツー」、書籍を主体にした「ブックマーケット」を展開する。「通信販売・インターネット部門」としてネットショップの「駿河屋.jp」を運営し、2022年8月現在、各ブランドをあわせて直営店は37店舗、FC店は82店舗である。
2016年シーズンから清水エスパルスのクラブスポンサーに登録。
リフォーム産業新聞が発行する「リサイクル通信 - 中古売上ランキング2021」では、総合部門全国7位、ホビー部門とインターネット通販部門で全国1位を記録した[3]。
沿革
編集株式会社ジーエックス
編集- 1998年
- 4月 - 杉山綱重がインターネット通販サイト「駿河屋.jp」を開始。
- 9月 - 有限会社ジーエックスを設立。有限会社イケダ企画よりゲームショップ「ぱる焼津店」を買取
- 12月 - 静岡市池ヶ谷にゲームショップ「GX池谷店」を開店
- 2000年8月 - ゲームショップ「ぱる焼津店」を、株式会社太田書店に売却
- 2002年12月 - 有限会社ジーエックスが株式会社ジーエックスに組織変更。
- 2003年3月 - 株式交換により株式会社太田書店を完全子会社化[4]。
- 2005年9月 - 株式会社エーツーを存続会社として株式会社エーツーと合併[5]。
株式会社エーツー
編集- 1948年 - 静岡県静岡市馬場町で古書店として「太田書店」を開業。
- 1995年 - 「太田書店曲金店」(静岡県静岡市)を開店、ゲームソフト・CDの取り扱いを開始、長野県佐久市のショッピングセンター内に店舗を開店
- 1997年1月28日 - 有限会社太田書店を設立。
- 1998年
- 5月 - 商品事業部を設立し、マンガ喫茶や古書店への商品卸売業を開始
- 9月 - 長野県佐久市のショッピングセンター閉店による店舗移転と同時に、店舗名を「エーツー佐久店」に変更
- 1999年
- 1月 - インターネット通信販売の開始に伴い「エーツー池ヶ谷店」(静岡県静岡市)を開店
- 6月 - 大規模店「エーツー馬渕店」(静岡県静岡市)を開店
- 8月 - 静岡市馬場町から静岡市馬渕へ本部事務所移転
- 2000年
- 3月 - 通信販売の「エーツー池ヶ谷店」と店頭販売の「エーツー馬渕店」を統合
- 5月 - 有限会社太田書店が株式会社太田書店に組織変更[6]
- 2003年
- 3月 - 株式交換により株式会社ジーエックスが完全親会社となる[4]。
- 8月 - 静岡県静岡市新川に本社移転
- 2005年
- 2月 - 株式会社太田書店を株式会社エーツーへ社名変更。
- 4月 - 静岡県静岡市駿河区丸子新田に本社移転
- 8月 - 株式会社フォー・ユーよりブックマーケット本部の営業譲渡を受け、株式会社フォー・ユーと資本提携
- 9月 - 株式会社エーツーを存続会社として株式会社ジーエックスと合併。
- 10月 - 通販部門「エーツー目録部」と「ネットショップ駿河屋」の両ホームページを統合
- 2006年8月 - 株式会社エコア(宮城県仙台市)を子会社化。
- 2009年6月 - 株式会社エコアを吸収合併。
- 2011年1月 - 株式会社ランシステムから「ファミコンショップ桃太郎」事業を買収[7]。
- 2013年7月 - スマートフォン向けアプリ「駿河屋」をリリース
- 2015年
- 2017年
駿河屋
編集同社のインターネット通販事業。2015年に初の実店舗として大阪府で高槻店を、2016年に秋葉原店と、静岡市葵区で静岡本店を出店[22][23]し、2018年は、4月に新宿店、6月に池袋店、8月に札幌店を出店した。2019年は、5月に駿河屋日本橋オタロード乙女館を新規開店し、11月に横浜店を出店した。横浜店は2020年4月と2021年7月に売り場を拡張してリニューアルした。2021年4月に実店舗として最大規模の大宮店を埼玉県で出店して40万点の商品を取り扱う。同年4月に「エンターキング 千葉中央店 Supported by 駿河屋」を増床して千葉中央店へ改称した。 2022年5月に山口県初進出となる山口大学前店を出店、同年7月に東京・多摩地域初進出となる立川北口店を出店。2023年5月に佐賀県初進出となる「佐賀上峰店」、同年6月に熊本県初進出となる近見店を出店。同年4月には、初の海外店舗となる台湾への進出が決定。
エーツー日本橋店は駿河屋大阪日本橋本館としてリニューアル。駿河屋大阪日本橋オタロード店は駿河屋オタロードアニメ・ボビー館にリニューアルオープンした。静岡市駿河区のエーツー馬淵店を駿河屋馬淵店に、神戸市の本の森兵庫店と知恵蔵書店を駿河屋兵庫店に、それぞれリニューアルした。
脚注
編集- ^ a b 株式会社エーツー会社概要
- ^ a b “「駿河屋」のエーツー、2022年8月期決算は売上高15%増の332億円、最終利益467%増の3億円と増収・大幅増益”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年12月25日閲覧。
- ^ リサイクル通信 - 中古売上らキング2021「部門別」
- ^ a b 株式交換につき株券提出公告、平成15年(2003年)2月24日付 『官報』(本紙第3551号)29頁
- ^ 合併公告、平成17年(2005年)7月29日付『官報』(本紙第4145号)26頁
- ^ 組織変更公告、平成12年(2000年)5月24日付『官報』(本紙第2875号)26頁
- ^ “ランシステム、桃太郎事業の一部を2億1500万円で譲渡 自遊空間事業に経営資源を集中”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年12月25日閲覧。
- ^ ファミコンショップ桃太郎全店閉店のお知らせ2015年9月9日
- ^ “12月17日「駿河屋リアルショップ高槻店オープン」”. ちんどん通信社 (2015年12月20日). 2022年12月25日閲覧。
- ^ “テイツーとエーツー、資本業務提携へ”. リサイクル通信. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “新サービス“駿河屋マーケットプレイス”の試験運用を駿河屋静岡本店にて開始しました!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “丸井グループ/「駿河屋」と資本業務提携/リアルとネットで”こと消費”強化”. 日流ウェブ. 2022年12月25日閲覧。
- ^ エーツー 内定取り消しの学生を募集,中部経済新聞,2021年3月21日
- ^ “【駿河屋の新サービス】通販で買った商品の店舗受取が可能に!”. PR TIMES. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “「駿河屋」運営のエーツー、ラジコン老舗の京商を買収…京商製品の販促支援、「KYOSHO」ブランド活用で海外展開も”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年12月25日閲覧。
- ^ 3/14(土)ワットマンホビーサクラス戸塚店オープン!|株式会社 エーツーのプレスリリース
- ^ 多田屋 鴻巣吹上店 Supported by 駿河屋グランドオープン!
- ^ “駿河屋(株式会社エーツー)が日販グループホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結”. PR TIMES. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “NICリテールズ株式会社 株式会社エーツーと「駿河屋」ブランドの店舗開発・店舗運営支援を行う合弁会社を設立”. PR TIMES. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “駿河屋(株式会社エーツー)が鉄道模型メーカーの株式会社カツミを子会社化”. PR TIMES. 2023年4月4日閲覧。
- ^ 駿河屋が旧静岡丸井ビルを取得しました
- ^ 「駿河屋2実店舗 葵区にオープン エーツー」『静岡新聞』平成28年(2016年)5月8日付朝刊19面。
- ^ 「駿河屋が実店舗 ネット通販 静岡に「旗艦店」」『静岡新聞』平成28年(2016年)5月7日付朝刊8面。