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DVD-Videoの[[Content Scramble System]] (CSS) が破られ違法コピーが蔓延していることから、CSSに代わる新たな著作権保護機構としてより強固なAACSが採用されている。このAACSは再生専用メディアに限らず、記録型メディアにも対応している。
 
HD DVDでは'''HDi'''とよばれる対話型操作機能が必須機能となっており、すべてのHD DVDプレーヤーで利用可能る。このHDiはマイクロソフトが中心となって開発されXMLや[[ECMAScript]]、SMILといったWWW関連技術からなるものであった。HDiはHD DVDにおいて必須機能でありすべてのHD DVDプレイヤーで利用できる。また全てのプレーヤーにネットワーク端子の搭載が必須となりのため、インターネットを通じた対応ソフトの追加コンテンツの配信が可能である(対応ソフトのみ)
 
なお、映画会社などから[[リージョンコード]]導入に対する要望により導入に向けて検討が行われていたものの、最後までHD DVD-Videoではリージョンコードによる制御は行われていなかった。
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=== HD DVD-VR ===
HD DVDにおいてDVDでの[[DVD-Video]]に対する[[DVD-VR]]に相当する規格。映像コーデック、音声コーデック、インタラクティブ機能、著作権保護機構、リージョンコードについては前述の[[#HD DVD-Video|HD DVD-Video]]に準拠している。その他の特徴は以下の通り
 
* HD DVDではDVDでのビデオ用アプリケーションであるDVD-Videoフォーマットの後日の策定されたDVD-VRフォーマットがDVD-Video用プレーヤーと再生互換が無かったことの反省としてHD DVD-VideoとHD DVD-VRのフォーマット構造を多くの部分で共通化し、HD DVD-VRフォーマットのディスクもHD DVD-Videoプレーヤでは問題なく再生可能なような工夫がされていた<ref>[http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2005/07/60_07pdf/a0202.pdf 次世代光ディスクHD DVD]</ref>。この事により、DVDの様に市販レコーダーにHD DVD-Videoフォーマットの記録機能とHD DVD-VRの記録機能を併載する必要が無くなっていた。
 
* エンコード録画用(DVD-VRに相当)のVideo Object (VOB) モードと放送ストリーム(TS信号)をそのまま記録するStream Object (SOB) モードの2種類がある。
** VOBモード:[[MPEG2-PS]]システムを採用し、MPEG2のほかMPEG4 AVC ([[H.264]]) や[[VC-1]] (WMV) などの各映像コーデックに対応していた。またVOB (VR VOB) モードで録画したものはHD DVD-ROMの[[フォーマット (ストレージ)#アプリケーションフォーマット|アプリケーションフォーマット]]であるHD DVD-VideoのVOB (standard VOB) と[[サブセット]]扱いとなるため、同モードで記録したディスクは通常のHD DVDプレーヤーでも再生可能である。
** SOBモード:[[デジタル放送]]の[[MPEG2-TS]]をそのまま記録するためのモード([[MPEG2-TS]]システムを採用)。SOBモード録画の映像はHD DVD-Video専用プレーヤーでは再生が出来ない。
 
このHD DVD-VRを利用して、記録型DVDにHD DVDと同様の形式でデジタルハイビジョン放送を記録できる規格として[[HD Rec]]が存在する。DVD-R/RW/RAMメディアにMPEG-4 AVCなどのコーデックでSDとHDやSDの映像を記録する。BD以上にメディア単価が高い場合のあるHD DVDメディアと比べて記録型DVDメディアの価格が大幅に安いため、HD DVDメディアの価格が下がるまではユーザーに重宝されていくと考えられており、レコーダーやカムコーダーでの使用を見込んでいた。
 
BDレコーダーに搭載されている[[AVCREC]]との最大の違いとして、DVDへ(HDDにTS録画した際と同様)無劣化のMPEG-2形式での記録が(1層で30 - 40分、2層で1時間30分程度ではあるが)可能な点がある。15 - 30分程度の番組を録画する時などであっても、DVDへの記録時に必ずH.264圧縮を受けなければならず最高画質のモードでも多少の劣化を受けるAVCRECよりも自由度が高かった。