「長野吉彰」の版間の差分

'''長野 吉彰'''（ながの よしあき、{{和暦|[[1925}}年]]（[[大正]]14年）[[7月3日]] - [[2016年]]（[[平成]]28年）[[8月31日]]<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ944RSDJ94TLVB005.html 長野吉彰さん死去　元肥後銀行頭取　10月にお別れの会] - 朝日新聞 2016年9月5日</ref>）は、日本の[[銀行|銀行家]]。[[肥後銀行]]常任[[顧問]]。頭取、熊本経済同友会名誉代表幹事、九州山口経済連合会副会長等を歴任した。[[1988年]][[褒章#藍綬褒章|藍綬褒章]]{{和暦|1988}}。

[[熊本県]][[玉名郡]]弥富村（現：[[玉名市]]）生、[[熊本市]]出身<ref> [http://kyouiku.higo.ed.jp/page/pub/default.phtml?p_id=2316 くまもとの偉人 &gt;長野 吉彰（ながの よしあき）] [[熊本県教育委員会]]ウェブサイト 2011年12月18日閲覧</ref>。

[[九州大学経済学部]]卒業後、肥後銀行入行。各部長等を歴任後、{{和暦|[[1984}}年]]には同行初のプロパーとして、頭取に就任した<ref>日本経済新聞 1984年6月15日</ref>。

9年間の頭取在任時は、{{和暦|[[1985}}年]]9月には[[東京証券取引所|東証]]、[[大阪証券取引所|大証]]1部への上場。新事務センターを建設し第三次[[オンラインシステム]]稼動を実現させた。また、業容の拡大にもと取りく組み{{和暦|、[[1990}}年]]には預金残高2兆円、融資残高1兆5000億円の達成も成し遂げた。さらに、国際化と金融の自由化への対応をはかるため[[シンガポール]]駐在員事務所も開設した。そこのほか流通経済を中心に調査を行う[[財団法人]]地域流通経済研究所を設立や肥後の水資源愛護賞を創設もした<ref>肥後銀行総合企画部80年史編纂担当編『肥後銀行八十年史』 肥後銀行、2006年。</ref>。

{{和暦|[[1987}}年]]には、自身の後継者として金融の国際化、資金証券に強い人材として[[富士銀行]]常務であった[[稲垣精一]]を自らスカウト。後継者として頭取職を委ね会長に退いた<ref>日本経済新聞 1990年8月17日</ref>。

{{和暦|[[2009}}年]]に肥後銀行頭取に就任した[[甲斐隆博]]は娘婿にあたる。

* 旧制熊本県立熊本中学校（現 ：[[熊本県立熊本高等学校]]）卒業。

* [[第五高等学校 (旧制)|旧制第五高等学校]]卒業。

* {{[[1951年]]（昭和暦|1951}} 26年）- [[九州大学]][[経済学部]]卒業後、[[肥後銀行]]入行。

** 以降、企画課長、[[長崎市|長崎]]支店長、業務推進部長等を歴任する。

* {{[[1970年]]（昭和暦|1970}} 45年）- 取締役業務推進部長委嘱。

* {{[[1975年]]（昭和暦|1975}} 50年）- 常務取締役業務推進部長委嘱。

* {{[[1978年]]（昭和暦|1978}} 53年）- 専務取締役業務推進部長委嘱。

* {{[[1980年]]（昭和暦|1980}} 55年）- 副頭取。

* {{[[1984年]]（昭和暦|1984}} 59年）- 頭取。

* {{和暦|[[1993}}年]]（平成5年） - 会長。

* {{和暦|[[2001}} 年]]（平成13年）- 常任顧問。

* 『銀行業務の変化に対応する行動基準「渉外活動効率化必携」』 新実業出版社 、[[1979年]]。

* 『生涯稽古 (シリーズ・私を語る) 』 熊本日日新聞社 1995、[[1994年]]。ISBN 978-4905884507。

* [http://kyouiku.higo.ed.jp/page/pub/default.phtml?p_id=2316 くまもとの偉人 &gt;長野 吉彰（ながの よしあき）] - 熊本県教育委員会

* [http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/kuma/detail.asp?PageID=21&id=157&word=&k_id=2 熊本のトップ群像] - クローズアップ熊本　2005]

[[Category:存命人物2016年没]]