斉藤学のソースを表示

{{otheruses|元プロ野球選手|その他「斎藤学」などと表記される人物|斎藤学}}
{{表記揺れ案内|表記1=斎藤学|表記2=齋藤学|text=この人物の表記には、主に以下のような表記揺れがあります。}}
{{Infobox baseball player
| 選手名 = 斉藤 学
| 所属球団 = 
| 役職 = 
| 背番号 = 
| 国籍 = {{JPN}}
| 出身地 = [[茨城県]][[下館市]]（現在の[[筑西市]]）
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1963|8|12}}
| 没年月日 = 
| 身長 = 176
| 体重 = 81
| 利き腕 = 右
| 打席 = 右
| 守備位置 = [[投手]]
| プロ入り年度 = {{NPBドラフト|1985}}
| ドラフト順位 = ドラフト1位
| 初出場 = 1986年4月18日
| 最終出場 = 1996年9月26日
| 経歴 = 
* [[茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校|茨城県立下妻第一高等学校]]
* [[青山学院大学硬式野球部|青山学院大学]]
* [[中日ドラゴンズ]] (1986 - 1990)
* [[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]] (1990 - 1997)
| 経歴補足題 = コーチ歴
| 経歴補足 = 
* 福岡ダイエーホークス<br />福岡ソフトバンクホークス (2001 - 2006, 2008 - 2023)
}}
'''斉藤 学'''（さいとう まなぶ、[[1963年]][[8月12日]] - ）は、[[茨城県]][[下館市]]（現在の[[筑西市]]）出身<ref name=jinmei>プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、238ページ</ref>の元[[プロ野球選手]]（[[投手]]）、[[プロ野球コーチ|コーチ]]。右投右打。

2019年以降の登録名は'''齋藤 学'''（読み同じ）<ref name="HP選手名鑑" />。姓については一部報道で「斎藤」と表記されることもある<ref name="スポニチ2023" />。

== 来歴・人物 ==
=== プロ入り前 ===
[[茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校|下妻一高]]では1年夏からアンダースローの投手になる<ref name=jinmei />。2年夏にエースで県大会準優勝、3年夏はノーヒットノーランも達成してベスト4<ref>'94スポニチプロ野球手帳 スポーツニッポン新聞社</ref>。[[1982年]]、[[青山学院大学硬式野球部|青山学院大学]]に進む。[[東都大学野球連盟|東都大学リーグ]]では3年生の[[1984年]]春に2部リーグでMVP、最優秀投手となり、1年上の[[小川博]]投手とチームの1部昇格に貢献<ref name=jinmei />。4年次の[[1985年]]春季1部リーグ戦では8勝3敗で最優秀投手とベストナインに選出された。1部リーグ通算29試合登板15勝10敗、防御率1.69、147奪三振。[[スライダー (球種)|スライダー]]や[[シンカー・スクリューボール|シンカー]]が武器。

1985年の[[1985年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|プロ野球ドラフト会議]]で[[中日ドラゴンズ]]から1位指名を受け入団<ref name=jinmei />。[[清原和博]]の外れ1位だった。

=== 現役時代 ===
実績のある[[アンダースロー]]投手のため即戦力として期待された。

{{By|1986年}}4月18日にプロ初登板を果たした。しかし、初登板から2日後の4月20日の[[阪神タイガース]]戦で[[掛布雅之]]に[[死球]]を与え、掛布は手首を[[骨折]]。後日、そのことに責任を感じ、掛布に花束を持って見舞いに行った。この骨折が2年後の掛布引退のきっかけになったと言われている。

{{By|1987年}}にウエスタン・リーグで1位となる防御率1.87を記録。

{{By|1988年}}は10勝6敗でウエスタンの最多勝となる<ref name="jinmei" />。

{{By|1990年}}に[[山中潔]]とのトレードで[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]に移籍した<ref name="jinmei" />。

{{By|1991年}}には開幕当初抑えを務めるなど、プロ初勝利を含めて3勝3[[セーブ]]を挙げる<ref name="jinmei" />。しかし、その後は一軍と二軍の往復生活が続いた。

{{By|1993年}}はウエスタンで13勝を挙げ2度目の最多勝となる<ref name="jinmei" />。

{{By|1995年}}には自己最多の46試合に登板<ref name="jinmei" />し好成績を残したが、翌年からは再び二軍暮らしとなった。

{{By|1997年}}限りで現役を引退<ref name="jinmei" />。

=== 現役引退後 ===
引退後は、[[打撃投手]]、球団広報を経て、{{By|2001年}}にダイエーの二軍投手コーチに就任<ref name=jinmei />し{{By|2003年}}から{{By|2006年}}は一軍投手コーチ（ブルペン）。

{{By|2008年}}は育成担当コーチ、{{By|2009年}}から{{By|2010年}}は二軍投手コーチを担当。

{{By|2011年}}から{{By|2012年}}は一軍投手コーチ（ブルペン）を務め[[森福允彦]]の才能を開花させた<ref>[[週刊ベースボール]]2012年2月24日号、2012プロ野球全選手カラー写真名鑑、6頁</ref>。

その後、{{By|2013年}}は三軍リハビリ担当兼ファーム巡回コーチ<ref>{{Cite web |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/9251.html |title=2013年 コーチングスタッフについて |website=福岡ソフトバンクホークス |date=2012-10-29 |accessdate=2023-12-22}}</ref>、{{by|2014年}}は三軍リハビリ担当兼巡回コーチ<ref>{{Cite web |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/10272.html |title=2014年 コーチングスタッフについて |website=福岡ソフトバンクホークス |date=2013-10-28 |accessdate=2023-12-22}}</ref>、{{by|2015年}}は三軍リハビリ担当コーチ<ref>{{Cite web |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/11562.html |title=2015年 コーチングスタッフについて |website=福岡ソフトバンクホークス |date=2014-12-12 |accessdate=2023-12-22}}</ref>、{{By|2016年}}は三軍投手コーチ兼リハビリ担当コーチ<ref>[http://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/12803.html コーチ担当変更のお知らせ] 福岡ソフトバンクホークス公式サイト 2015年12月25日配信</ref>、{{By|2017年}}からは再び三軍リハビリ担当コーチ<ref>{{Cite web|和書|date=2016-12-21|url=http://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/13882.html |title=2016/12/21 プレスリリース 2017年　コーチングスタッフについて |publisher=福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト |accessdate=2017-05-09}}</ref>、{{by|2022年}}・{{by|2023年}}は一軍投手コーチを務め<ref>{{Cite web |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/00004824.html |title=2022年 コーチングスタッフについて |website=福岡ソフトバンクホークス |date=2021-11-01 |accessdate=2023-12-22}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/00006092.html |title=2023年コーチングスタッフについて（2022年11月28日現在） |website=福岡ソフトバンクホークス |date=2022-11-28 |accessdate=2023-12-22}}</ref>、2023年限りで退任した。なお、2019年以降は[[登録名]]を「斉」の字を変更した'''齋藤 学'''としていた<ref name="HP選手名鑑">福岡ソフトバンクホークス公式サイト「選手名鑑」より。[https://www.softbankhawks.co.jp/team/player/list/manager/2018 2018年版]・[https://www.softbankhawks.co.jp/team/player/list/manager/2019 2019年版]を各参照。</ref>。

{{by|2024年}}からはファーム担当広報を務める<ref name="スポニチ2023">{{Cite news |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/12/22/kiji/20231222s00001173661000c.html |title=ソフトバンク　今季限りで引退の高橋純平氏が野球振興部スタッフに　椎野新氏は3軍打撃投手兼スタッフ |newspaper=スポーツニッポン |date=2023-12-22 |accessdate=2023-12-22}}</ref>。

== 詳細情報 ==
=== 年度別投手成績 ===
{| {{投手成績|リーグ=日本野球機構}}
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1986}}
|rowspan="4" style="text-align:center;"|[[中日ドラゴンズ|中日]]
|6||0||0||0||0||0||1||0||--||.000||48||9.0||21||4||1||0||1||7||0||0||16||16||16.00||2.44
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1987}}
|7||0||0||0||0||0||0||0||--||----||35||9.0||8||0||1||0||0||8||0||0||2||2||2.00||1.00
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1988}}
|3||0||0||0||0||0||0||0||--||----||22||4.0||8||1||0||0||1||4||0||0||6||3||6.75||2.00
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1989}}
|8||0||0||0||0||0||0||0||--||----||52||11.1||13||2||6||0||1||12||0||0||8||7||5.56||1.15
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1990}}
|rowspan="7" style="text-align:center; white-space: nowrap;"|[[福岡ソフトバンクホークス|ダイエー]]
|8||0||0||0||0||0||0||0||--||----||72||12.1||26||0||12||1||1||8||0||0||18||16||11.68||3.08
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1991}}
|26||0||0||0||0||3||5||3||--||.375||180||39.2||56||7||9||1||2||23||0||0||30||26||5.90||1.64
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1992}}
|11||0||0||0||0||1||0||0||--||1.000||64||14.2||17||2||3||0||1||4||0||0||10||10||6.14||1.36
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1993}}
|8||0||0||0||0||0||1||0||--||.000||62||13.1||20||2||4||1||1||4||0||0||10||7||4.73||1.80
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1994}}
|3||0||0||0||0||0||0||0||--||----||31||7.0||9||1||0||0||0||5||0||0||4||3||3.86||1.29
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1995}}
|46||0||0||0||0||3||3||0||--||.500||196||48.2||44||3||11||2||0||26||0||0||17||14||2.59||1.13
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|1996}}
|9||0||0||0||0||0||0||0||--||----||25||5.0||7||1||3||0||0||3||0||0||3||3||5.40||2.00
|-
!colspan="2"|通算：11年
|135||0||0||0||0||7||10||3||--||.412||787||174||229||23||50||5||8||104||0||0||124||107||5.53||1.60
|}

=== 記録 ===
; 初記録
* 初登板：1986年4月18日、対[[阪神タイガース]]1回戦（[[ナゴヤ球場]]）、4回表に2番手で救援登板、2回無失点
* 初奪三振：同上、4回表に[[リッチ・ゲイル]]から
* 初勝利：1991年4月16日、対[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテオリオンズ]]1回戦（[[平和台野球場]]）、10回表無死に3番手で救援登板・完了、1回無失点
* 初セーブ：1991年4月21日、対[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]3回戦（東京ドーム）、8回裏に2番手で救援登板・完了、2回1失点

=== 背番号 ===
* '''12'''（1986年 - 1988年）
* '''43'''（1989年）
* '''27'''（1990年）
* '''33'''（1991年 - 1997年）
* '''77'''（2001年 - 2002年）
* '''83'''（2003年 - 2006年）
* '''98'''（2008年）
* '''73'''（2009年 - 2023年）

=== 登録名 ===
* '''斉藤 学'''（さいとう まなぶ、1986年 - 1997年、2001年 - 2006年、2008年 - 2018年）
* '''齋藤 学'''（さいとう まなぶ、2019年 - 2023年）

== 脚注 ==
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[茨城県出身の人物一覧]]
* [[青山学院大学の人物一覧]]
* [[中日ドラゴンズの選手一覧]]
* [[福岡ソフトバンクホークスの選手一覧]]

== 外部リンク ==
{{NPB|91593862}}
{{BASEBALLstats |brjpn=saito-000man}}

{{1985年日米大学野球選手権大会日本代表}}
{{中日ドラゴンズ1985年ドラフト指名選手}}

{{デフォルトソート:さいとう まなふ}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:中日ドラゴンズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:福岡ソフトバンクホークス及びその前身球団の選手]]
[[Category:日本の打撃投手]]
[[Category:日本の野球指導者]]
[[Category:茨城県立下妻第一高等学校出身の人物]]
[[Category:青山学院大学硬式野球部の選手]]
[[Category:日米大学野球選手権大会日本代表選手]]
[[Category:茨城県出身の人物]]
[[Category:1963年生]]
[[Category:存命人物]]